「suc-(下に、次に、続いて)」+「cess-(行く、進む)」+「-ive(〜の性質を持つ)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「次々と続いて行く、あとに続く」がコアイメージで、“successive“=「連続する、引き続いての」「相次ぐ」の意味を持ちますよ!
”successive”の意味と使い方 コアイメージは「次々と続いて行く、あとに続く」
”successive(発音:səksésiv / サクセシヴ)”は「連続する、引き続いての」「相次ぐ」の意味を持つ形容詞です。
「suc-(次に)」+「cess-(行く)」+「-ive(性質)」のパーツで構成されている単語で、「次々と続いて行く、あとに続く」がコアイメージです。
前のものが通り過ぎたら、すぐその後に続いて次のものが現れる。この途切れずに後ろから後ろへと「次々とあとに続く」性質を持っているから、時間や順番が途切れなく続く=”successive”になるわけですね!
① 原則として名詞の前で使う(限定用法)
”successive”は「successive years(連続する数年)」のように、必ず名詞の前に置いて修飾します。「The events were successive.」のように補語(C)の位置(be動詞の後ろなど)には原則として使えないので注意しましょう!
② 後ろには「複数名詞」が来ることが多い
「次々とあとに続く」という性質上、基本的には2つ以上の複数のものを修飾します(例:successive generations / successive defeats)。単数名詞を修飾したい場合は、「a successive series of 〜(一連の〜)」といったフレーズをよく使います。
③ ビジネスや日常で使える頻出フレーズ
・for 〇 successive years [days / months] :〇年[日/か月]連続で
・successive governments:歴代の政府(次々と政権を引き継いだ政府群)
例文
・They won the championship for three successive years.
(彼らは3年連続で選手権に優勝した。)自由英作文・日常会話でそのまま使える表現です!「for three years in a row」と言い換えることもできますよ。
・The region was hit by successive disasters.
(その地域は相次ぐ災害に見舞われた。)・He made three successive errors in the baseball game.
(彼はその野球の試合で3回連続のエラーをした。)・The company suffered successive financial losses this year.
(その会社は今年、相次ぐ財政赤字に苦しんだ。)※参考・一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”successive”の関連語①:「連続する」を意味する単語”continuous/consecutive”
英語で「連続する」を表す単語には、”continuous”や”consecutive”などもありますよ!
⇒「連続する」の意味を持つ単語”continuous/consecutive”
それぞれのコアイメージとニュアンスの違いはこんな感じです!
● successive ⇒ 「次々とあとに続く」 = (順番・歴史が)連続する
● consecutive ⇒ 「間をあけずに完全に連続している」 = (数字・日程が)連続の
● continuous ⇒ 「途切れなくずーっと一本で繋がっている」 = (状態が)絶え間ない
特に「5日連続」のように、カレンダー上で1日も欠かさずピッタリ連続している数値を強調したい時は、consecutiveが最も好まれます!
● successive generations
「(親から子、子から孫へと次々にあとに続く)歴代の世代」
⇒ 一つ一つが順番に歴史のバトンを繋いでいくイメージです。
● five consecutive days
「(月・火・水・木・金と1日も空けずに)5日間連続」
⇒ カレンダーのマス目が隙間なくピッタリと埋まっている、数字の連続のイメージです。
● continuous rain
「(1日中や数日間にわたって)絶え間なく降り続く雨」
⇒ 途中で一瞬も止むことなく、ずーーっと一本の線のように途切れなく続いている状態のイメージです。
”successive”の関連語②:「succeed」から派生した単語”successful”
形がそっくりな形容詞”successful”との違いを、ここでスッキリ整理しておきましょう!
⇒「成功した」の意味を持つ単語”successful”
実は、元になる動詞「succeed」には『①あとに続く、受け継ぐ』と『②成功する』という2つの全く異なる意味があるんです。
この2つの意味から、それぞれ別々に枝分かれして生まれた形容詞がこちらです!
● successive ⇒ 『あとに続く』から派生 = 連続する、引き続いての
● successful ⇒ 『成功する』から派生 = 成功した、上々の
「あとに続く」というコアイメージさえ持っておけば、successiveを「成功した」と勘違いしてしまうミスは完全に防げますよ!
● successive attempts
「(1回目、2回目、3回目と)相次ぐ試み、連続した挑戦」
⇒ 挑戦が何度も「あとに続いている」ことを表します(成功したかどうかは問いません)。
● a successful attempt
「(見事にやり遂げた)成功した試み」
⇒ 挑戦した結果、見事に「成功を収めた」ことを表します。
”successive”の語源は中世ラテン語「successīvus」 意味は「あとに続く」

”successive”の語源について、歴史をさかのぼって詳しく確認していきましょう。
”successive”の語源は中世ラテン語(Medieval Latin)の”successīvus”に由来します。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”successive”の起源について、下記の記載があります。
Origin of successive
1400–50; late Middle English < Medieval Latin successīvus, equivalent to success ( us ), past participle of succēdere to succeed + -īvus -ive日本語訳:1400〜50年;後期中英語 < 中世ラテン語 successīvus。succeed(次ぐ・成功する)の過去分詞である successus に、-īvus(-ive:〜の性質の)が結合したもの。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”successive”は15世紀前半(1400〜1450年頃)の中英語の時代に、ラテン語の「あとに続く(succēdere)」という動詞から派生して生まれたことが分かります。
① 古代ラテン語:succēdere(スクケードゥレ)
⇒「suc-(後ろから・次に)」+「cēdere(行く・進む)」=「すぐ後ろに続いて進む、あとに続く」
↓
② ラテン語過去分詞:successus(スクケッスス)
⇒「あとに続いたもの・こと」
↓
③ 中世ラテン語:successīvus(スクケッシヴス)
⇒「successus」+「-īvus(〜の性質の)」=「あとに続く性質を持った、連続する」
↓
④ 後期中英語から現代へ:successive
⇒ 15世紀に英語へ取り入れられ、現在の「連続する、相次ぐ」という意味に!
ちなみに、動詞の「succeed」が「成功する」だけでなく「後を継ぐ(あとに続く)」という2つの意味を持つのも、このラテン語「succēdere」がルーツだからなんです。
「前の人のすぐ後ろに続いて進む」という根っこのイメージから、「王位を継承する(あとに続く)」という意味になり、さらに「(目標に向かって)上手くあとに続く、上り詰める」ということから「成功する」という意味に発展していったんですよ!
構成パーツで覚える”successive” 「suc-」+「cess-」+「-ive」

ここからは構成パーツ(語源パーツ)の面から、”successive”の仕組みをさらに深掘りしていきましょう!
”successive”は、「suc-(下に、次に)」+「cess-(行く、進む)」+「-ive(〜の性質を持つ)」という3つのパーツが合体してできた単語です。
それぞれのパーツがどんな役割を持っているのか、詳しく紐解いていきますね!
① 接頭辞:”suc-” は「下に、次に、続いて」を意味するパーツ
”suc-” は、もともと「〜の下に」を意味する接頭辞 ”sub-” が変化したものです。
後ろに続く文字(今回は cess の c)に引っ張られて、発音しやすいように ”suc-” という形に変化しています(これを同化作用と言います)。
「下」という意味から、「(前の人の)すぐ後ろに控える」「直後に続く」「次に」 というニュアンスに発展しました。
例えば、”succeed” という単語は「suc-(次に)」+「ceed(行く)」で構成されていて、前の人の『次の位置に行く』から「後を継ぐ、相続する」という意味になります。その流れがうまくいくことで『成功する』という意味にもなったんですよ!
その他に、”suc-” (sub-)を使用した重要単語には以下のようなものがあります。
・succumb(屈服する) ⇒ suc-(下へ)+ cumb(伏せる) = 下にうつ伏せになる・ひれ伏す
・succor(援助、救済) ⇒ suc-(下に)+ cor(走る) = 困っている人の下に走って駆けつける
② 語根:”cess-” は「行く、進む」を意味するパーツ
”cess-” は、ラテン語の *cedere*(行く、進む、譲る)という動詞の過去分詞語幹から生まれたパーツです。
形としては ”ceed” や ”cede”、そして今回の ”cess-” などいくつかのバリエーションがありますが、すべて「移動する、行く」という共通のコアイメージを持っています。
例えば、みんなもよく知っている ”process(過程、プロセス)” は、「pro-(前に)」+「cess-(行く)」の組み合わせ。『前へ進んでいくこと・手順』そのものを表しているわけですね!
”cess-” を使用する、カタカナ語としても馴染み深い単語を下記でセットで覚えてしまいましょう!
・recess(休憩、奥まった場所) ⇒ re-(後ろへ)+ cess-(行く) = 一歩後ろへ退いて休むこと
・excess(超過、過剰) ⇒ ex-(外へ)+ cess-(行く) = 基準の枠から外へはみ出して行くこと
③ 接尾辞:”-ive” は「〜の性質を持つ、〜の傾向がある」を意味するパーツ
”-ive” は、動詞の後ろにくっついて「〜の性質を持った」「〜しがちな」 という形容詞を作るパーツ(接尾辞)です。
これまでに見てきた「suc-(次に)」+「cess-(行く)」という動きをひとまとめにして、「次々とあとに続いて行く、そういう性質を持っている状態だよ!」 と表す役割を持っています。
同じように、”-ive” で終わる形容詞には以下のような超重要単語がありますよ。
どれも「〜の性質・傾向がある」というイメージで繋がっています。
・active(活発な、能動的な) ⇒ act(動く) + -ive(性質) = よく動く性質の
・passive(受動的な、消極的な) ⇒ pass(耐える、苦しむ) + -ive(性質) = 耐え忍ぶ性質の
・creative(創造的な) ⇒ create(作り出す) + -ive(性質) = 新しいものを生み出す性質の
”successive”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”successive”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「次々と続いて行く、あとに続く」
⇒”successive”=「連続する、引き続いての」「相次ぐ」の意味
●語法・文法のポイント ⇒紛らわしい形容詞 “successful(成功した)” との意味の違いに要注意!
