「author(権威)」+「-ize(〜化する)」+「-ation(〜すること)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「公式な権限や許可を与えること」がコアイメージで、“authorization“=「許可、公認、承認」「委任、権限付与」の意味を持ちますよ!
”authorization”の意味と使い方 コアイメージは「公式なお墨付きを与えること」
”authorization(発音:ɔ̀ːθərizéiʃən/オーサリゼイシャン【名詞】)”は「許可、公認、承認」「委任、権限付与」の意味を持つ単語です。
パーツを分解すると、「author(権威・生み出す人)」+「-ize(〜化する)」+「-ation(〜すること)」となり、「権威ある状態にする(=公式なお墨付きを与える)こと」がコアイメージになります。
つまり、ただの「いいよ」という個人的で軽い許可ではなく、法律や組織などのルールに基づいた「公式な許可・承認」や「権限の付与」を指すわけですね!

”authorization”は、ビジネス、ITセキュリティ、行政手続きなど「オフィシャルで正式な手続き」が必要なシーンで非常によく使われます。
しっかりと押さえよう!“authorization”の語法・文法解説
ここで、実際の英語学習や資格試験(TOEICなど)でも役立つ、語法と文法の重要なポイントを解説します!
・不可算名詞(数えられない名詞):「(抽象的な意味での)許可、承認、権限付与」そのものを指す場合。
・可算名詞(数えられる名詞):「認可書、委任状、承認書」といった、具体的な「書類や証明」を指す場合(複数形は authorizations)。
② 頻出の定番フレーズ(コロケーション)
・without authorization:無断で、権限なしに(セキュリティ関連の長文で超頻出!)
・prior authorization:事前の許可、事前承認
・written authorization:書面による許可(委任状)
・obtain authorization:許可を得る
「authorization」を使った実践例文
・You need prior authorization to enter this restricted area.
(この制限区域に立ち入るには、事前の許可[承認]が必要です。)・The project was undertaken with the official authorization of the government.
(そのプロジェクトは政府の公式な認可[公認]を得て着手された。)・They accessed the company’s database without authorization.
(彼らは無断で(権限なしに)会社のデータベースにアクセスした。)・Please submit a written authorization signed by your manager.
(マネージャーの署名が入った書面による承認書(委任状)を提出してください。)※一部例文引用:ジーニアス英和辞典 第5版(大修館書店)
”authorization”の関連語①:「許可・承認」を意味する単語”permission/approval”との違い
それぞれのコアイメージの差はこんな感じです!
authorization ⇒「公式な権限」=法や組織のルールに基づく正式なお墨付き(客観的な判断)
permission ⇒「個人の許し」=権威のある人や親が「ダメと言わずに許す」こと(主観的な判断)
approval ⇒「良いと認める」=内容への賛同や高評価を伴う賛成・承認(評価を伴う)
●authorization to access data
「データアクセスの権限」
⇒ セキュリティ規定やシステム上の設定に基づいた「公式な権限」のイメージ。
●ask for parents’ permission
「親の許可を求める」
⇒ 親という個人が「〜してもいいよ」と個人的に許してくれるイメージ。※permissionは原則として不可算名詞。
●win the boss’s approval
「上司の承認(決裁)を得る」
⇒ 提出した企画書などに対して、上司が「これはいいね、進めよう」と内容を肯定して認めるイメージ。
”authorization”の関連語②:「権限を与える」を意味する動詞”authorize/empower/entitle”
動詞のニュアンスの違いはこちら!
authorize ⇒「公的に認める」=法律や規則で正式に許可・決定する
empower ⇒「力を与える」=自立して行動できるように、能力や裁量(パワー)を与える
entitle ⇒「権利を認める」=条件や身分に基づいて「当然の権利(資格)」を与える
●The board authorized the budget for the new project.
「取締役会は新プロジェクトの予算を正式に承認した」
⇒ 組織のルールに則って公的な決定を下すイメージ。
●The manager empowered employees to make decisions.
「マネージャーは従業員に意思決定の権限(裁量)を与えた」
⇒ 現場のメンバーを信頼し、自立を促すためにパワー(裁量)を分け与える(エンパワーする)イメージ。
●Full-time employees are entitled to paid vacation.
「正社員は有給休暇を取得する権利がある」
⇒ 「正社員」という資格や身分、法律に基づいて、当然の権利が備わっている(be entitled to 〜 の形でよく使う)イメージ。
”authorization”の語源はラテン語「auctōrizāre」 意味は「公認する、権威を与える」

”authorization”の語源についても、深く確認していきましょう。
”authorization”をパーツに分解すると「authorize(権限を与える)」+「-ation(〜すること)」になります。
この「authorize」をさらに遡っていくと、中世ラテン語の「auctōrizāre(権威を与える、公認する)」という言葉にたどり着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”authorization”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1600–10; authorize + -ation
Origin of authorize
1350–1400; earlier auctorize < Medieval Latin auctōrizāre; replacing Middle English autorisen < Middle French autoriser < Medieval Latin See author, -ize日本語訳:
authorizationの起源:1600〜10年に初めて記録。authorize + -ation。
authorizeの起源:1350〜1400年。中世ラテン語のauctōrizāreに由来する古い形auctorizeから。中期英語のautorisen、中期フランス語のautoriserに取って代わった。中世ラテン語のauthor、-izeを参照。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載の最後にあるように、“authorization”は「author」という単語と根っこを同じくしています。
この根本にあるのが、ラテン語の「auctor(生み出す人、創始者)」という言葉です。
●ラテン語「auctor(生み出す人、創始者、保証人)」
↓
●中世ラテン語「auctōrizāre(権威を与える、公認する)」
↓
●中期フランス語「autoriser」 / 中期英語「autorisen」
↓
●英語「authorize(権限を与える)」 + 「-ation(名詞化パーツ)」
↓
●現代英語「authorization(公認・許可)」
現代で「author」と言うと「著者」や「作家」を思い浮かべますが、語源であるラテン語の「auctor」は「物事を生み出す人」「創始者」といった意味を持っていました。
何かをゼロから「生み出した人(創始者)」は、その物事に対して一番詳しくて強い力を持っていますよね?
そこから「権威を持つ人・保証人」という意味合いが生まれました。
そして、その「権威を持つ人」が正式にお墨付きを与える(=-izeする)からこそ、「公認する(authorize)」となり、その名詞形である「公認(authorization)」へと繋がっていったわけです!
ちなみに、このラテン語「auctor」をさらに遡ると「augere(増やす・成長させる)」という言葉に行き着きます。
金額をどんどん「増やして(吊り上げて)」いく「auction(オークション・競売)」も、実は同じ語源から生まれた単語なんですよ!
一緒に結びつけて覚えてしまいましょう!
構成パーツで覚える”authorization”:「author」+「-ize」+「-ation」

ここからは構成パーツ(語根・接尾辞)の面から、”authorization”についてさらに深く覚えていきましょう!
”authorization”は、「author(生み出す人・権威)」+「-ize(〜化する)」+「-ation(〜すること)」の3つのパーツが合体してできた単語です。それぞれのパーツの役割を理解すると、単語のイメージがより鮮明に、忘れにくくなりますよ。
① “author” は「生み出す人・権威」を意味するベース(語根)
”author”は、現代英語では「著者」や「作家」という意味でおなじみですが、もともとの語源(ラテン語)では「物事を生み出す人」「創設者」という意味を持っています。
「何かを新しく生み出した人(張本人)」は、その物事に対して一番詳しく、それをコントロールする強い発言権や権利を持っていますよね。そこから転じて、「権威」や「公式な力」という意味に発展しました。
つまり、このパーツが含まれる単語には、「公式な力・正しいパワー」というニュアンスが含まれるようになります。
権威がある状態、そこから転じて「権威、職権、当局」という意味を表すようになりますよ!
その他にも、”authorize”(権限を与える)や、”authoritative”(権威ある、信頼できる)なども、この”author”をベースに持つ単語です。
② ”-ize” は「〜化する、〜にする」を意味する動詞化パーツ(接尾辞)
”-ize”は、名詞や形容詞の後ろにくっついて、「〜の状態にする」「〜化する」という動詞を作る働きを持つパーツ(接尾辞)です。
今回の ”authorize” の場合、ベースとなる ”author(権威・公式な力)” の後ろに ”-ize(〜化する)” がつくことで、「権威がある状態にする」⇒「公式に権限を与える、公認する」という動詞になります。
これは「global(地球規模の)」+「-ize(〜化する)」の組み合わせで、地球規模にすること、つまり「国際化する」という意味になります!
その他の”-ize”を使用するおなじみの単語についても、下記でいくつか紹介しますね。
③ ”-ation” は「〜すること、〜された状態」を意味する名詞化パーツ(接尾辞)
”-ation”は、動詞の後ろにくっついて、「〜すること(動作)」や「〜された状態・結果」を表す名詞に変えるパーツ(接尾辞)です。
特に ”-ize(〜化する)” で終わる動詞と非常に相性が良く、合体して ”-ization(〜化すること・〜化されたもの)” という形をよく作ります。
今回の ”authorization” も、”authorize(権限を与える)” + ”-ation(〜すること)” で、「権限を与えること」⇒「許可、公認、権限付与、承認」という名詞になっているわけです!
バラバラなものを組織化した状態、そこから「組織、団体」を表す単語になります!
その他に、”globalization”(グローバル化・国際化)や、”realization”(現実化⇒実現、理解)なども、この ”-ation” を使って名詞化された代表的な単語です。
”authorization”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”authorization”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「権威ある状態にすること(公認すること)」
⇒”authorization”=「許可、公認、承認」「委任、権限付与」の意味を持つ
●語法・文法のポイント ⇒公式・正式な手続きやルールによる許可・権限を表す名詞。動詞形は authorize(〜に権限を与える)。
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