【語源も分かる】英単語 allow の意味・使い方・文法を徹底解説!allow A to do や類義語との違い

 
コダック
今日の英語表現は”allow”

一見すると「低い」を意味する low が入っているように見えますが、実は「al-(〜へ)」+「low(場所を置く・割り当てる)」という2つのパーツからできている単語なんです。

「特定の場所や枠をあてがう」というのがコアイメージで、ここから“allow”=「許可する」「認める」「(時間やお金を)割り当てる」といった意味が生まれているんですよ!

 

”allow”の意味とコアイメージ「特定の場所・枠をあてがう」

 

”allow(発音:əláu/アラウ【動詞】)”は主に「許可する」「認める」「(時間やお金・余白を)割り当てる」という意味を持つ重要単語です。

単語の構成を見ると「al-(〜へ)」+「low(場所を置く・割り当てる)」となっており、「対象のために特定の場所(枠)を確保してあげる」というのが本質的なイメージ(コアイメージ)になります。

 

 
コダック
相手に対して「ここに入っていいよ」「この枠の範囲内なら自由に使っていいよ」と、場所や権利を差し出すようなイメージですね。

そこから、相手の行動をあえて禁止せずに「許可する」ことや、事実を枠内に受け入れて「認める」、さらには予算やスケジュールの中に特定の枠を「割り当てる」という意味に発展していったわけです!

 

”allow”の持つ「消極的な許可(禁止しない)」のニュアンス

”allow”が持つ「許可する」には、**「ダメとは言わずに、そのスペースを通らせてあげる」「反対や禁止をせずに見守る」という消極的な許可**のニュアンスが強くあります。

 

 
消極的な許可って、具体的にはどういうこと??
 
コダック
例えば、「私の両親は私が一人旅をするのを許してくれた(My parents allowed me to travel alone.)」という文で考えてみましょう。
これは両親が「大賛成!どんどん行きなさい!」とノリノリで背中を押したというよりは、「心配だし危ないかもしれないけれど、反対はしないから、君の行動のための『枠(自由)』をあてがってあげよう」という、禁止せずに容認するようなイメージなんです。

 

このように、”ある事態や行動に対して、反対や禁止をせずに受け入れる”という意味合いから、日常のルール、法律やシステムによる制限の解除、さらにはビジネスにおける予算や時間の割り当てにいたるまで幅広く使用されます。

「許可・容認」の基本例文

・Pets are not allowed in this building.
(この建物内へのペットの立ち入りは許可されていません[禁止されています]。)
・Smoking is allowed only in the designated areas.
(喫煙は指定されたエリアでのみ許可されています。)
・The budget allows no room for error.
(その予算は、いかなるミスの余地も認めない[ミスの余地がない]。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”allow”の重要文法・語法!絶対に外せない3つの頻出パターン

 

”allow”を使う上で、大学受験や資格試験(TOEICなど)、ビジネスシーンでも絶対に落とせない必須の文法・語法ルールが3点あります。

 

1. 最重要構文! ”allow A to do” の仕組みと無生物主語

”allow”は後ろに「人・モノ(A)」と「to不定詞」を伴って、”allow A to do(Aが〜するのを許可する・可能にする)” という形(第5文型:V+O+C)で非常によく使われます。

主語が「人」の時は「Aが〜するのを許す」ですが、主語が「モノや事柄(無生物主語)」になると、**「主語のおかげでAは〜できる」**という、英語らしくて非常にスマートな表現になります。

【例文】
・This ticket allows you to enter the park.
(このチケットがあれば、あなたは公園に入場できます。)
⇒ チケットという「モノ」が、あなたが入場するための「場所・権利」をあてがってくれるイメージです。

・Online shopping allows us to buy products from all over the world.
(オンラインショッピングのおかげで、私たちは世界中の商品を買うことができる。)

 

2. 頻出の群動詞(熟語) ”allow for …” の意味とコアイメージ

”allow”の後に前置詞 for を伴って、”allow for …(〜を考慮に入れる、〜を見込む)” という熟語を作ります。
これもコアイメージである「特定の場所・枠をあてがう」から考えると簡単です。あらかじめスケジュールや計画の中に、トラブルや遅れのための**「枠(余白・スペース)をあてがっておく」**という意味から派生しています。

【例文】
・You must allow for some delay when traveling during peak hours.
(混雑する時間帯に移動する際は、多少の遅れを考慮に入れなければならない。)

・We should allow for a margin of error in our calculations.
(計算の中に、ある程度の誤差の許容範囲を見込んでおくべきだ。)

 

3. 受動態表現 ”be allowed to do”

「〜することを許されている」と受け身の形にする場合、**”be allowed to do”** という形をとります。日常会話でも「〜していいですか?」とルールを確認する際によく使われます。

【例文】
・Are we allowed to take photos inside the museum?
(美術館の内部で写真を撮ることは許可されていますか?)

 

類義語「allow / permit / let」のニュアンスの違いと使い分け

 
コダック
せっかく”allow”のコアイメージを覚えるのであれば、同じように「許可する」という意味を持つ似た単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

代表的な類義語である ”permit” や ”let” との違いを比較してみます。

 

”allow”の類義語
⇒「許可する」の意味を持つ単語”permit / let”との違い

 

 
なるほど!それぞれどんな違いがあるのかな?

 

 
コダック

それぞれの「許可のニュアンス」と「使われる場面」の違いは以下の通りです!

allow ⇒「禁止しない」=反対せずに大目に見る許可(一般的・やや堅い)
permit ⇒「正式に認める」=法律や規則による公式な許可(非常に堅い・オフィシャル)
let ⇒「やりたいようにさせる」=本人の意志を妨げない許可(カジュアル・日常会話)

”allow”が「大目に見る」という少し受動的な枠組みなのに対して、”permit”は公的なルールでの許可、”let”はフランクに「〜させてあげる」という違いがあります。

 

例文で見る!”allow / permit / let”のイメージの違い

● Smoking is not **allowed** here.
「ここでは喫煙は認められていません」
⇒ 一般的なルールやマナーとして「大目に見ることはできない(禁止である)」というイメージ。

● Photography is **permitted** in this museum.
「当美術館内での写真撮影は公式に許可されています」
⇒ 施設や条例などのオフィシャルな規則によって、正式にライセンス(許可)されているイメージ。

● **Let** me know your plan.
「あなたの予定を(私に知りたいように)知らせてください」
⇒ 日常会話で「〜させてあげる」「〜させる」と、相手の行動を阻まずフランクに許可するイメージ。※letの後ろは `let A do`(原形不定詞)になる文法特性もあります。

 

allow の派生語で語彙力を広げる(allowance / allowable)

 

”allow”のコアイメージ「特定の場所や枠を割り当てる」を理解していれば、派生した単語の意味も驚くほどすんなり頭に入ってきますよ!

 

名詞形 ”allowance” は「割り当てられたもの」から「お小遣い」へ!

”allow”の名詞形は ”allowance(アロワンス)” です。
「特定の枠を割り当てる」という意味から派生して、毎月一定の枠(金額)を決めて渡される**「お小遣い(主に子供へのもの)」**という意味で使われます。また、ビジネスシーンでは出張などの際に一定額割り当てられる**「手当(扶養手当・住宅手当・出張手当など)」**や、飛行機の**「(荷物の)許容量」**という意味でも頻出します。

【例文】
・My parents give me a monthly allowance.
(両親は私に毎月のお小遣いをくれる。)

・What is the baggage allowance for this flight?
(このフライトの手荷物許容量はどれくらいですか?)

 

形容詞形 ”allowable” は「許容できる」

”allow”に「〜できる(-able)」がくっついた形容詞形が ”allowable(アロウアブル)” です。「ルールや枠の範囲内で認められる、許容できる」という意味になります。

【例文】
・The maximum allowable speed on this road is 60 km/h.
(この道路での最大許容速度は時速60キロです。)

 

”allow”の語源を深掘り!ラテン語「allocāre」と「adlaudāre」の融合

 

ここからは、”allow”の歴史・語源についてさらに深く掘り下げていきましょう。

”allow”の語源は、ラテン語の **「allocāre(〜に場所を配置する)」** ですが、実は歴史の途中で **「adlaudāre(称賛する)」** という別のラテン語の意味も混ざり合って、現在の「認める・許可する」という形になりました。「価値があるものとして認める・称賛する」から「受け入れる・許可する」へと繋がっていったのですね。

 

オンラインの権威ある英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”allow”の起源について下記の通り記載されています。

Origin of allow
First recorded in 1250–1300; Middle English alowen, from Anglo-French al(l)o(u)er “to place, allot, allow,” Old French aloer “to place,” from Late Latin allocāre; see al-, locus; the older sense “approve, sanction” and Middle English sense “praise” probably by taking the Anglo-French verb as representing Medieval Latin, Latin adlaudāre “to praise”; see ad-, laud

日本語訳:1250–1300年に初めて記録された。親アングロ=フランス語の al(l)o(u)er(配置する、割り当てる、許す)、古フランス語の aloer(配置する)に由来し、これは後期ラテン語の allocāre(場所を割り当てる)からきている。また、「承認する、制裁する」という古い意味や中期英語の「称賛する」という意味は、ラテン語の adlaudāre(称賛する)の影響もおそらく受けている。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この歴史的な背景からわかるように、”allow”はもともと「特定の場所にモノを配置する、スペースを割り当てる」という具体的な行為から発祥していることが分かります。

 

”allow”の語源(起源~発祥までの流れ)
● ラテン語:allocāre(〜に場所を配置する)+ adlaudāre(称賛する・認める)の融合

● 古フランス語:aloer(配置する、割り当てる)

● 13世紀後半、英語に入り「(枠内に収まるものとして)大目に見る、許可する」という意味へ発展

 

 
コダック
「相手のために場所や枠を用意してあげる」というラテン語のニュアンスが、長い歴史の中で「行動のためのスペース(権利)を認めてあげる = 許可する」に繋がっているのが非常に面白いですよね!

 

構成パーツで紐解く ”allow” の仲間たち:「al-」+「low(loc)」

 

最後に、構成パーツ(接頭辞・語根)の面から ”allow” を分解し、同じパーツを持つ仲間の単語と一緒に記憶を強化していきましょう!

”allow”の構成パーツは、大きく分けると**「al-(〜へ)」+「low(場所を置く・割り当てる)」**の2つです。

 

① 接頭辞 “al-” は「〜へ(方向・変化)」を意味する

”al-”は「〜へ(方向・変化)」を意味するパーツです。(※本来は方向を表す接頭辞 `ad-` ですが、後ろに続く文字 `l` に引っ張られて聞き取りやすいように `al-` に変化しています)

 

 
コダック
例えば”allocate”という単語は「al-(〜へ)」+「loc(場所)」+「-ate(動詞にする)」のパーツで構成されており、「必要なところへ場所や予算を割り振る」という意味から「配分する、割り当てる」という意味になります。

 

その他にも、**ally**(同盟を結ぶ=〜の方へ結びつける)や、**allege**(主張する)なども、この ”al-” の仲間です。

 

② 語根 ”low(loc)” は「場所・配置する」を意味する

”allow”の「low」の部分は、語源をたどるとラテン語の **locus(場所)** や **locare(置く)** に由来しています。現代のスペルでは `low` となっていますが、「低い(low)」とは全く関係がないパーツなので注意しましょう!

 

 
コダック
例えば身近な単語の”local”は、「loc(場所)」+「-al(形容詞にする)」のパーツで構成されているので、「特定の場所に関連する」=「地元の、地方の」という意味になるわけですね!

 

この「loc(場所)」という語根を持つ重要単語は、他にもたくさんあります。まとめて一緒に覚えちゃうのが効率的ですよ!

・**location**(位置・場所)
・**locate**(位置を突き止める、構える)
・**dislocate**(dis-離れて + loc場所 = 場所を外す、脱臼させる)

 

”allow”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、英単語 ”allow” の重要なポイントをおさらいしましょう!

● **語源と構成パーツ:** 「al-(〜へ)」+「low(場所を置く・locus)」で構成。
● **コアイメージ:** 「特定の場所・枠をあてがう」。
● **本質的な意味:** 反対や禁止をせずに大目に見る(消極的な許可)。
● **文法・語法の超重要ポイント:**
① 無生物主語を伴う **”allow A to do(主語のおかげでAは〜できる)”**
② トラブルや遅れを見込む **”allow for …(〜を考慮に入れる)”**
● **派生語:** 名詞形 **allowance** は枠を決めて渡される「お小遣い・手当」の意味。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」