「ac-(~の方へ)」+「count(数える)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「事実や数字を説明する」がコアイメージで、“account“=「報告・説明」「口座・勘定」の意味を持ちますよ!
”account”の意味と使い方 コアイメージは「事実や数字を説明する」
”account(発音:əkáunt(アカウント)/ア力ウント)”は「報告・説明」「口座・勘定」の意味を持つ単語です。
「ac-(~の方へ)」+「count(数える)」の2パーツで構成されている単語で、「事実や数字を説明する」がコアイメージです。
数え上げられた数値や、起きた事実を順を誰かに向かって「報告・説明」すること=”account”なわけですね!
ちなみに、サービスやオンラインゲームなどの利用者ID、すなわちアカウントも”account”で表現されます。
例文
He gave a detailed account of the accident.
(彼はその事故の詳細な報告(説明)をした。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」I would like to open a bank account.
(銀行口座を開設したいのですが。)According to her account, the meeting went well.
(彼女の説明(話)によれば、会議はうまくいったそうだ。)
絶対に外せない!”account”の超重要語法「account for」

“account”を覚える上で、絶対にセットで押さえておきたいのが動詞の熟語句「account for」です。
試験やビジネスでも頻出の表現で、主に以下の2つの強力な意味を持ちます。
② 〜の割合を占める(全体の中の、その数字を数え上げるイメージ)
「〜のせいで」と訳すと綺麗な日本語になります!
例文
Bad weather accounted for the delay.
(悪天候のせいで遅れが生じた。=悪天候が遅れの理由を説明していた。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」How do you account for this discrepancy?
(この矛盾をどう説明しますか?)High-tech products account for 30% of our exports.
(ハイテク製品が我が国の輸出品の30%を占めている。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」Women account for half of the workforce in this company.
(この会社では、女性が従業員の半分を占めている。)
”account”の関連語①:「説明・報告」を意味する単語”account / explanation / report”
例えば”explanation”や”report”なども「説明・報告」を意味する単語ですよ!
⇒「説明・報告」の意味を持つ単語”explanation / report”
イメージの違いとしては
account ⇒「事実の報告」=経緯を順を追って正確に話す
explanation ⇒「理由の説明」=なぜそうなったのか原因を分かりやすく解き明かす
report ⇒「公式な報告」=調査や取材した結果を公にまとめる
といった感じです!
それぞれのイメージを「遅刻のシチュエーション」を見ながら確認してみましょう!
● account
「何時何分に家を出て、どこで電車が止まって…という一部始終の報告」
⇒ 計算のように、起きた事象を正確に並べるイメージ
● explanation
「なぜ遅刻したのか(例:体調不良だったから、等)の理由の説明」
⇒ 相手に納得してもらうために、原因を噛み砕くイメージ
● report
「鉄道会社の発行した遅延証明書や、ニュースの遅延報道」
⇒ 公的な事実として公式に記録・提出されるイメージ
例文
He gave a detailed account of why he was late.
(彼はなぜ遅刻したのか、一部始終を正確に報告した。)He didn’t give any explanation for his absence.
(彼は欠席の理由を一切説明しなかった。)The committee published a report on the issue.
(委員会はその問題に関する公式報告書を発表した。)
”account”の知っておきたい語法・文法チェック!

単語の意味を覚えたら、次は実際の英文でどう使われるか(文法や語法)を確認していきましょう。
”account”は名詞として使う場合、「数えられる名詞(可算名詞)」として扱われるのが基本です。そのため、単数形なら ”an account”、複数形なら ”accounts” と形が変わりますよ!
どちらも試験に出やすい超重要フレーズなので、例文と一緒に覚えてしまいましょう!
何かを決定するときに「その要素(account)を中に入れ込む」というイメージです。
【例文】
We must take his age into account.
(私たちは彼の年齢を考慮に入れなければならない。)
② on account of 〜(〜のために、〜の理由で)
「〜の計算(理由)に基づいて」という意味から、理由を表す接続詞 ”because of” と同じように使われます。
【例文】
The flight was canceled on account of heavy snow.
(大雪のためにその飛行機は欠航になった。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”account”の語源は古期フランス語!「お金の計算」が「報告・説明」に変わった理由

”account”の語源についても、さらに深掘りして確認していきましょう。
”account”は、もともと古期フランス語や中期英語にルーツを持つ単語です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”account”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1225–75; (noun) Middle English a(c)ount(e), ac(c)ompte, from Anglo-French, Old French aco(u)nte, acompte; (verb) Middle English ac(co)unten, from Old French acunter, acompter. See ac-, count 1日本語訳:1225–75年に初めて記録された。(名詞)中期英語 a(c)ount(e), ac(c)ompte、アングロ=フランス語、古期フランス語 aco(u)nte, acompte から。(動詞)中期英語 ac(co)unten、古期フランス語 acunter, acompter から。ac-, count 1 を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”account”は13世紀頃にフランス語(acunter / acompter)を経由して英語へと定着していったことが分かります。
さらに元をたどると、ラテン語の「ad-(〜の方へ)」と「computare(計算する)」の組み合わせがベースになっています。
これがフランス語へと発展する中で、「お金を計算する」だけでなく「物語る」というニュアンスも持つようになりました。
● ラテン語(ad- + computare:計算する)
↓
● 古期フランス語(acunter / acompter:数える、計算する、物語る)
↓
● 中期英語(a(c)ount(e):計算、勘定)
↓
● 現代英語(account:口座・勘定、報告・説明)
↓
●近年 account:利用者ID(いわゆるアカウント)☚New!
昔の商人が「帳簿のお金の計算(勘定)をピタッと合わせて報告する」様子をイメージしてみてください。
そこから徐々に「一つ一つの事実を正確に並べて、話の辻褄を合わせて説明する(物語る)」という意味にも使われるようになっていったのです!
構成パーツで覚える”account” 「ac-」+「count」
ここからは構成パーツの面から”account”について覚えていきましょう。
”account”の構成パーツは「ac-(~の方へ、~に対して)」+「count(数える)」の2パーツです。
次からそれぞれのパーツについて詳しく紹介していきますね。
接頭辞”ac-“は「~の方へ、~に対して」を意味するパーツ
”ac-”は「〜の方へ、〜に対して」という方向や対象を意味するパーツです。
実はこれ、本来は「ad-」という接頭辞なのですが、後ろに続く単語の頭文字が「c」であるため、発音しやすいように「ad-」から「ac-」へと形が変化(同化)したものです。
自分の方へ引き取る(=「受け入れる」)を表しています。
他にも、以下のように”ac-”を使用する重要単語がたくさんあります。
⇒「ac-(〜の方へ)」+「cumulate(積み重ねる)」
一箇所に向かってどんどん積み上げていくイメージですね。
● accuse(非難する・告訴する)
⇒「ac-(〜に対して)」+「cuse(理由・訴え)」
相手に対して理由を突きつけて訴えを起こす、というイメージです。
語根”count”は「数える、計算する」を意味するパーツ
”count”はおなじみの「数える、計算する」を意味するパーツですね。
実はこの”count”、さらに深く語源をたどると「com-(一緒に)」+「putare(考える・計算する)」というラテン語から来ており、パソコンの”computer(コンピューター)”と同じ語源を持っていたりします!
本来の計算から除外して減らす(=「割引する」)を表していますよ!
その他の”count”に関連する単語についても、少しだけ紹介しておきますね。
お金を数える(count)場所(-er)ですね。
・countless(数え切れないほどの)
「count(数える)」+「-less(〜できない、〜がない)」で、数えられないほど多い様子を表します。
”account”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”account”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「事実や数字を説明する」
⇒”account”=「報告・説明」「口座・勘定」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「account for」は超重要!「〜の理由を説明する」「〜の割合を占める」の2つの意味を押さえよう。無生物主語の時は「〜のせいで」と訳すと自然!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
