「ac-(〜へ・方向)」+「cess(行く)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「〜の方へ近づいて行き、中に入り込む」がコアイメージで、“access“=「アクセスする、接近、利用・立ち入る権利」「接近通路、(病気や感情の)発作・激発」の意味を持ちますよ!
”access”の意味と使い方 コアイメージは「〜の方へ近づいて行き、中に入り込む」
”access(発音:ækses(アクセス)【名詞・動詞】)”は「アクセスする、接近、利用・立ち入る権利」「接近通路、発作・激発」の意味を持つ単語です。
「ac-(〜へ・方向)」+「cess(行く)」のパーツで構成されている単語で、「〜の方へ近づいて行き、中に入り込む」がコアイメージです。
単に近くに寄るだけでなく、最終的にその「中に入り込んで利用する」というニュアンスが含まれます。そこから、場所や情報に「「接近する・利用する」」ことや、物理的な「接近通路」、さらには病気や強い感情が急にやって来て人を襲うイメージから「発作・激発」という意味まで持つのが”access”なわけですね!
ちなみに、ただ物理的に近づくだけの行為や、人と出会うことなどは”approach”や”meet”を使用します。
【重要】”access”の語法・文法解説(名詞と動詞の使い分け)
”access”は名詞としても動詞としても使われますが、後ろに続く形が全く異なります!
・基本フレーズ:have access to 〜(〜を利用できる、〜に立ち入れる)
・名詞として使う場合は、後ろに前置詞の to が必要です。また、原則として数えられない名詞なので an access とは言いません。
② 動詞の ”access” =【他動詞(後ろにすぐ目的語がくる)】
・基本フレーズ:access 〜(〜にアクセスする、〜を利用する)
・動詞として使う場合は他動詞なので、後ろに to を置いてはいけません! 直接、目的語(データや場所)を続けます。
「動詞のときは to なし」「名詞のときは to あり」とセットで覚えちゃいましょう!
”access”の頻出フレーズ・定番表現
日常会話やビジネス、TOEICなどでよく見かける定番のフレーズをまとめました。
- gain access to 〜:〜への立ち入りを許される、〜を入手する
- deny access to 〜:〜へのアクセス・立ち入りを拒否する
- easy access:アクセスの良さ、交通の便が良いこと
- an access of anger [fever]:怒りの激発[発作](※この意味の時は可算名詞として an をつけることがあります)
”access”の例文(英語・日本語訳セット)
名詞と動詞の使い方、そして「発作」などの意味も含めた例文で、実際の使われ方を確認しましょう!
① 名詞としての例文
・Students have access to the library even on weekends.
(学生は週末でも図書館を利用できる[利用する権利がある]。)
・Only authorized personnel can gain access to the confidential files.
(許可された職員だけが、機密ファイルにアクセスすることができます。)
・The hotel offers easy access to the subway station.
(そのホテルは地下鉄の駅へのアクセスが便利です[駅から近い]。)※参考・例文一部引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
② 動詞としての例文
・You can easily access the information online.
(あなたはその情報にオンラインで簡単にアクセスできる[入手できる]。)
・I cannot access my email account right now.
(今、自分のメールアカウントにアクセスできません。)※参考・例文一部引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
③ 「発作・激発」としての例文
・He acted from an access of rage.
(彼は激怒した勢いで行動してしまった[怒りの激発から行動した]。)
”access”の関連語①:「近づく」を意味する単語”approach / reach”
例えば”approach”や”reach”なども「近づく、到達する」を意味する単語ですよ!
⇒「近づく」の意味を持つ単語”approach / reach”
イメージの違いとしては
access ⇒「中に入り込んで利用する」=中への接近・利用権
approach ⇒「物理的・心理的な距離を縮める」=単に向かって近づく
reach ⇒「手や足が目的地に届く」=最終目的地への到達
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● access the database
「データベースにアクセスして中のデータを閲覧・利用する」
⇒ 権限を使って中に入り込み, 中身を活用するイメージ
● approach the station
「駅に近づく(電車が駅に向かって距離を縮めている状態)」
⇒ 対象との間の距離がだんだんと近くなっていくイメージ
● reach the summit
「山頂に到達する(ついに目的地に手が届いた状態)」
⇒ 苦労や時間の末に、目標とする場所にピタッと行き着くイメージ
”access”の関連語②:「権利・許可」を意味する単語”right / permission”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「権利・許可」の意味を持つ単語”right / permission”
それぞれの表現の違いとしては
access ⇒「場所や情報に立ち入る権利」=アクセスのしやすさ・利用可能性
right ⇒「法的に認められた正当な権利」=人権や所有権など
permission ⇒「目上の人から得た事前の許し」=公式な許可・承認
といったイメージです。
● access
「gain access to confidential files」
⇒ 機密ファイルへのアクセス権(閲覧できる状態)を手に入れるイメージ
● right
「the right to free speech」
⇒ 言論の自由という、法的に誰しもが生まれながらに持っている正当な権利のイメージ
● permission
「ask for permission to leave early」
⇒ 早退するために、上司から「いいよ」という明示的な許可を求めるイメージ
”access”の語源はラテン語の”accessus”!「近づくこと」から「利用権」へ

それでは、”access”の語源についても深く掘り下げて確認していきましょう。
”access”の直接の語源は、ラテン語の「accessus(接近、近づくこと)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”access”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1275–1325; Middle English accesse, from Old French acces or directly from Latin accessus “an approach,” equivalent to acced-, variant stem of accēdere “to accede ” + -tus suffix of verb action日本語訳:1275〜1325年に初めて記録された。中期英語の「accesse」は、古期フランス語の「acces」またはラテン語の「accessus(近づくこと、アプローチ)」から直接由来しており、これは「accēdere(同意する、近づく)」の変形語幹である「acced-」に、動詞の行為を表す接尾辞「-tus」が結合したものである。
※参考・引用「Dictionary.com」
この引用からも分かる通り、”access”のルーツをたどると、ラテン語の動詞「accēdere(アッケーデレ:近づく、向かっていく)」に行き着きます。
「accēdere」は、「ad-(〜へ)」という接頭辞と、「cēdere(行く、進む)」という動詞が組み合わさってできた単語です。
後ろに続く「c」の発音に引っ張られて、「ad-」が「ac-」に変化(同化)しているのがポイントですね。
この動詞が名詞化して「accessus(近づくこと)」となり、13世紀から14世紀にかけて、古期フランス語を経由して英語の「access」として定着しました。
● ラテン語の動詞:accēdere(ad-[〜へ]+ cēdere[行く]=近づく)
↓
● ラテン語の名詞形:accessus(近づくこと、接近)
↓
● 13世紀後半〜14世紀前半、古期フランス語「acces」を経由して英語の「access」へ
ちなみにラテン語の語根である「ced- / cess-(行く)」というパーツは、他の多くの主要な英単語にも共通して使われています。ここからはその「パーツ」に焦点を当ててみましょう!
【各構成パーツの解説】”access”を「ac-」+「cess」に分解して覚える!

ここからは、単語をパーツに分解して覚える「語源学習」の真骨頂です!
”access”は、「ac-(〜へ・方向)」と「cess(行く)」という2つの重要なパーツから成り立っています。
それぞれのパーツがどんな意味を持ち、どのように他の単語につながっているのか、詳しく深掘りしていきましょう!
“ac-“は「〜へ・方向」を意味するパーツ
”ac-”は「〜へ」「〜に向かって」という方向や接近を意味するパーツ(接頭辞)です。
「あれ?学校では ad- って習ったような…」と思う方もいるかもしれません。実はこれ、もともとは「ad-」というパーツなのですが、後ろに続く文字(今回はcessの「c」)に合わせて、発音しやすいように「ac-」へと姿を変えたもの(同化作用)なんです!なので、解説の内容としてはこれでバッチリ合っていますよ!
この「ac-(ad-)」を使った他の有名な単語も一緒に見てみましょう。パーツの意味が分かると、イメージで記憶できるようになりますよ!
⇒ ac-(〜へ)+ company(仲間・会社)
⇒ 仲間の方向へ一緒に行くことから、「〜に同行する」という意味になります。
● accelerate(加速する)
⇒ ac-(〜へ)+ celer(速い)+ -ate(動詞にする)
⇒ スピードが速い方向へと持っていくことから、「加速する」という意味になります。
● accumulate(蓄積する、積み上げる)
⇒ ac-(〜へ)+ cumul(積み重ねる)+ -ate(動詞にする)
⇒ 一箇所に向けてどんどん積み重ねていくことから、「蓄積する」という意味になります。
”cess”は「行く」を意味するパーツ
”cess”は「行く」「進む」を意味する非常に重要なパーツ(語根)です。
ラテン語の「cedere(行く・進む・譲る)」という動詞がもとになっており、単語によっては形が少し変わって「ceed」や「cede」になることもありますが、すべて同じ「行く」の仲間です。
この「cess」を使った仲間たちも、パーツごとに分解すると一発で納得できる意味ばかりですよ!
⇒ pro-(前へ)+ cess(行く)
⇒ 目標に向かって「前へ進んでいく一連の流れ」を表すので、「過程」や「手順」という意味になります。
● recess(休憩、休校)
⇒ re-(後ろへ・離れて)+ cess(行く)
⇒ いまいる表舞台から「後ろへ退く」「離れて行く」ことから、学校や仕事の「休憩」という意味になります。
● excess(過剰、超過)
⇒ ex-(外へ)+ cess(行く)
⇒ 適切な境界線から「外へ行き過ぎてしまう」ことから、「過剰」や「超過」を意味します。
● success(成功)
⇒ sub-(下から・〜の後に)+ cess(行く)
⇒ 敷かれたレールの「下から上へと次々に進んでいく」こと、あるいは良い結果が「あとに続いて行く」ことから、「成功」という意味になりました。
”access”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”access”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「〜の方へ近づいて行く」
⇒”access”=「アクセスする、接近、利用する権利」「接近通路、発作」の意味
●語法・文法のポイント ⇒名詞として使う場合は「have access to 〜(〜を利用できる)」のように、前置詞の **to** とセットで非常によく使われます。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
