temperature イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「temperature」の意味と使い方・覚え方・文法解説【temper-(混ぜ合わせる)=ちょうどよく混ぜ合わされた状態】

 
コダック
今日の英語表現は”temperature”

「temper-(適度にする、混ぜ合わせる)」+「-ature(状態、性質)」のパーツで構成されている単語です。

「ちょうどよく混ぜ合わされた状態」がコアイメージで、そこから“temperature“=「温度、気温」「体温、高熱」の意味を持ちますよ!

 

”temperature”の意味と使い方 コアイメージは「ちょうどよく混ぜ合わされた状態」

temperature イメージ図

”temperature(発音:témprətʃər/テンプラチャァ【名詞】)”は「温度、気温」「体温、高熱」の意味を持つ単語です。

「temper-(適度にする、混ぜ合わせる)」+「-ature(状態、性質)」のパーツで構成されている単語で、「ちょうどよく混ぜ合わされた状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
「なんで『混ぜ合わされた状態』が『温度』になるの?」と思うかもしれませんね。

これは、「熱さ」と「冷たさ」がどのくらいの割合で混ざり合っているか(=「熱の混ざり具合・度合い」)を客観的な数値で表したものが”temperature”だからなんです!

 

”temperature”は「客観的な数値としての熱の度合い」というイメージが強いです。

 

 
熱そのものを表す単語とは違うの??
 
コダック
例えば「熱さ」そのものは”heat”ですが、それがどのくらいの度合いなのかを温度計などで測った数値が”temperature”だと想像してみると分かりやすいですよ!

 

このように”temperature”で表現するものは、「測定された気温や水温、人間の体温」が多いです。

逆に体感が「暑い」ことや、エネルギーとしての「熱」などは後述する”heat”や”fever”を使用します。

 

”temperature”の重要な語法:温度が高い・低いは「high / low」!

 
コダック
ここで”temperature”を使う時の超重要なルールを解説します!

 

日本語では「気温が暑い・寒い」と言うことがありますが、英語で ”temperature” を使う場合、絶対に ”hot / cold” は使いません。

”temperature” はあくまで「数値(度合い)」なので、数値の上下を表す ”high(高い) / low(低い)” を使います。

 

”temperature”の正しい語法

〇:The temperature is high. (気温が高い)
×:The temperature is hot. (※間違い)

〇:The temperature is low. (気温が低い)
×:The temperature is cold. (※間違い)

 

”temperature”の頻出フレーズ・使い方

日常会話でよく使われる ”temperature” のフレーズと例文をご紹介します。

例文・頻出フレーズ

● take one’s temperature(体温を測る)
・The nurse took my temperature.
(看護師が私の体温を測った。)

● have a temperature((微)熱がある)
・I think I have a temperature today.
(今日は熱があるみたいだ。)
※”have a fever” と同じ意味で使われます。

● temperature drop / rise(気温が下がる / 上がる)
・There will be a sudden temperature drop tomorrow.
(明日は急激に気温が下がるでしょう。)

・The temperature is rising.
(気温が上がってきている。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”temperature”の関連語①:「熱」を意味する単語”heat/fever”

 
コダック
せっかく”temperature”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”heat”や”fever”なども「熱」を意味する単語ですよ!

 

”temperature”の類義語
⇒「熱」の意味を持つ単語”heat/fever”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

● temperature ⇒「熱の混ざり具合・数値」=客観的な温度
● heat ⇒「エネルギーとしての熱」=物理的な熱さ、暑さ
● fever ⇒「病気による異常な発熱」=(病気の)高熱、熱狂

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”temperature/heat/fever”のイメージの違い

●run a temperature
「(平熱のブレンドバランスが崩れて)熱がある」
⇒ 数値としての体温が普段より高く出ているイメージ

●stifling heat
「息が詰まるような(エネルギーとしての物理的な)暑さ」
⇒ 空間全体に満ちている強烈な熱気そのもののイメージ

●have a high fever
「(病気によって体に異変が起き)高熱がある」
⇒ ウイルス等と戦うために体が異常に発熱している医学的なイメージ

 

”temperature”の関連語②:「気候・気質」を意味する単語”climate/temperament”

 
コダック
”temperature”のコアイメージである「要素が混ざり合った状態」から派生した関連語も覚えてしまいましょう!

 

”temperature”の関連語
⇒「気候・気質」の意味を持つ単語”climate/temperament”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

● temperature ⇒「その時々の熱の度合い」=気温
● climate ⇒「長年のブレンドによる地域的な傾向」=気候
● temperament ⇒「生まれ持った心や感情の混ざり具合」=気質・気立て

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”temperature/climate/temperament”のイメージの違い

●average temperature
「(ある期間の数値を平均した)平均気温」
⇒ 観測によって得られた日々の具体的な熱のデータというイメージ

●tropical climate
「(年間を通じてその地域に定着している)熱帯気候」
⇒ 一時的な天気ではなく、長期間にわたる大気パターンのイメージ

●a nervous temperament
「神経質な気質」
⇒ 心の要素(感情や性格)がどのように混ざり合っているかという人間の内面のイメージ

 

 

”temperature”の語源はラテン語「temperatura」 なぜ「混ざり具合」が「温度」になったの?

”temperature”の語源についても、確認していきましょう。

”temperature”の語源は「混合、適度な割合」を意味するラテン語「temperatura(テンペラトゥーラ)」です。

さらに遡ると、「時間・季節」を表す「tempus」や、「適度にする、混ぜ合わせる」を表す「temperare」という言葉に行き着きます。

 

 
でも、どうして「適度に混ぜ合わせる」ことが「温度」や「体温」という意味になるの??
 
コダック
それには、古代ヨーロッパの人々の考え方が深く関係しているんです!

 

古代の医学や科学では、人間の体調や自然界の気候は「いくつかの要素(熱・冷・湿・乾など)や体液が、どのように混ざり合っているか」によって決まると考えられていました。

この「要素の混ざり具合」や「ブレンドのバランス」を示す言葉として使われていたのが、ラテン語の「temperatura」だったのです。

 

そこから言葉が発展し、熱さや冷たさのバランスの度合いを客観的な数値で表す「温度」や、体内のバランス状態を示す「体温」という意味を持つようになりました。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”temperature”の起源に関連して、下記の記載があります。

Origin of temperature-humidity index
First recorded in 1955–60

日本語訳:温湿度指数(不快指数)の起源
1955〜60年に初めて記録された。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載は「温湿度指数(不快指数)」という言葉の記録に関するものですが、”temperature”は現代でも湿度(humidity)など、他の気象要素とブレンド(混合)した複合的な指標を作るために使われています。
「複数の要素を適切な割合で混ぜ合わせた状態」という本来の性質を、現在でも強く残していることが分かりますね。

 

”temperature”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語 tempus(時間、季節)

● ラテン語 temperare(適切な時間で区切る ⇒ 適度にする、混ぜ合わせる)

● ラテン語 temperatura(ちょうどよく混ぜ合わされた状態・割合)

● 英語 temperature(要素の混ざり具合を測定した「温度」「体温」、温湿度指数などの複合的な指標へ発展)

 

 

 
コダック
「適切にブレンドする」ということは、「極端に偏らず、ちょうどいいバランスにする」という意味を持っています。

ちなみに、体内のバランス(平熱)が崩れて熱が出ている状態だからこそ、”have a temperature” で「熱がある」という意味になるんですよ!

 

 

構成パーツで覚える”temperature” 「temper-」+「-ature」

ここからは構成パーツの面から”temperature”について深く掘り下げていきましょう!

”temperature”は、大きく分けると「temper-(適度にする、混ぜ合わせる)」+「-ature(状態、性質・結果)」の2つのパーツで構成されています。

 

それぞれのパーツが持つ意味を知ることで、なぜ「混ぜ合わせる」が「温度」という意味に繋がるのかがスッキリ分かりますよ!

 

“temper-“は「適度にする、混ぜ合わせる」を意味するパーツ

”temper-”の根本的な意味は「(複数のものを)適度な割合で混ぜ合わせる」「程よく調整する」というものです。

 

 
コダック
昔の人々は、人間の体調や気候は「熱い・冷たい・湿っている・乾いている」といった複数の要素の「混ざり具合(バランス)」によって決まると考えていました。

そこから、空間や体内の「熱の混ざり具合」=「温度、体温(temperature)」と呼ばれるようになったんですね!

 

このパーツが使われている他の単語を見ると、イメージがもっと掴みやすくなります。

 

 
コダック
例えば”temperate”という単語は「temper-(適度に調整する)」+「-ate(〜のような状態の)」で構成されており、気候が極端に暑くも寒くもない(=「温暖な、穏やかな」)状態を表しています。

また、単語としての“temper”自体にも「(感情の混ざり具合からくる)気性、機嫌」という意味がありますよ!

 

”-ature(-ure)”は「状態、性質・結果」を意味するパーツ

”-ature”は、動詞などの後ろにくっついて「〜された状態」や「〜した結果(のもの)」という名詞を作る役割を持つ接尾辞です。

(※厳密には「-ate」などの語尾に、名詞化する「-ure」がくっついた形です。)

 

 
コダック
例えば”creature”という単語は「crea-(創造する)」+「-ture(作られた状態)」のパーツで構成されており、神によって造られた結果存在するもの(=「生き物、創造物」)を表しています。

 

行動や要素が形になった「状態・結果」を表すため、日常的に使う多くの単語に含まれています。

・signature:サイン(sign)+された結果のもの(-ature)=署名
・nature:生まれ(nat-)+もった性質(-ure)=自然、本質
・literature:文字(liter-)+で表されたもの(-ature)=文学

 

 

”temperature”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”temperature”の意味と覚え方についてのまとめです。

【構成パーツとコアイメージ】
● ”temperature”は「temper-(適度にする、混ぜ合わせる)」+「-ature(状態、性質・結果)」の2パーツで構成されている。
⇒コアイメージは「ちょうどよく混ぜ合わされた状態・気質」
⇒そこから派生して、熱の混ざり具合を示す「温度、気温」「体温、高熱」の意味に!

【語法・文法のポイント】
● 客観的な数値を表す名詞のため、気温の「高い」「低い」には“high / low”を使い、”hot / cold”は使わないのが絶対ルール!

 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源や構成パーツ、語法・文法などの面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」