「suf-(下に・下から)」+「fer-(運ぶ・耐える)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「下で重荷を耐え忍ぶ」がコアイメージで、“suffer“=「苦しむ、悩む」「(苦痛や損害などを)経験する、被る」の意味を持ちますよ!
”suffer”の意味と使い方 コアイメージは「下で重荷を耐え忍ぶ」
”suffer(発音:sʌ́fər/サファー【動詞】)”は「苦しむ、悩む」「(苦痛や損害を)被る」の意味を持つ単語です。
「suf-(下で)」+「fer-(耐える)」のパーツで構成されている単語で、「下で重荷を耐え忍ぶ」がコアイメージです。
その真下(suf-)に入り込んで、じっとその重さを持ち上げて耐える(fer-)状態=”suffer”なわけですね!
”suffer”は「じっと耐えて苦しんでいる」イメージが強いです。
「長期的、または深刻な問題で苦しんでいる状態」が”suffer”です。
また、文法的には自動詞の「suffer from 〜」と他動詞の「suffer 〜」の使い分けがとても重要なので、次の項目でしっかり確認していきましょう!
例文
・He is suffering from a severe headache.
(彼はひどい頭痛に苦しんでいる。)
・The company suffered heavy losses this year.
(その会社は今年、莫大な損失を被った。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”suffer from”と”suffer”の決定的な違い

”suffer”を使う上で、絶対に外せないのが「fromをつけるか、つけないか(自動詞か他動詞か)」の文法ルールです。
意味の違いと使い分けとしては
① suffer from [病気・状態] ⇒「(持病や問題)に苦しむ、悩まされる」=自動詞
② suffer [損害・苦痛] ⇒「(被害やダメージ)を直接被る、経験する」=他動詞
といった感じです!
一方で、他動詞(fromなし)の場合は、ある出来事やダメージを「ガツンと直接経験する」ニュアンスになります。
頻出フレーズと例文で見る使い分け
TOEICや英会話でもよく使われるフレーズを通して、感覚を掴んでみましょう!
原因(病気・ストレス・不足など)から継続的に苦しんでいる状態を表します。
● suffer from allergies
(アレルギーに悩まされる)
● Many people suffer from a lack of sleep.
(多くの人が睡眠不足に苦しんでいる。)
● She has been suffering from depression.
(彼女はずっとうつ病を患っている。)
損害、敗北、突然の病気(発作など)といったネガティブなイベントを直接受けることを表します。
● suffer damage
(被害を受ける)
● The team suffered a crushing defeat.
(そのチームは壊滅的な敗北を喫した。)
● He suffered a heart attack last night.
(彼は昨晩、心臓発作を起こした。※発作など突発的なものは他動詞になることが多いです!)
”suffer”の関連語:「苦しむ・痛む」を意味する単語”hurt/endure”

類義語があるので一緒に覚えてしまいましょう!
⇒「苦しむ・痛む・耐える」の意味を持つ単語”hurt/endure”
それぞれの表現の違いとしては
suffer ⇒「長期的な問題や病気にじっと悩まされる」=じわじわ苦しむ
hurt ⇒「肉体的、または精神的にキリキリ、ズキズキ痛む」=直接的な痛み
endure ⇒「過酷な試練や強い苦痛にじっと耐え抜く」=強い意志で耐える
といったイメージです。
● suffer(状態として苦しむ)
「He suffers from chronic back pain.」
⇒ 彼は慢性の腰痛に苦しんでいる。(長期的に悩まされている)
● hurt(直接的な痛み)
「My lower back hurts right now.」
⇒ 今、腰が痛い。(肉体的な痛みが走っている)
● endure(意志を持って持ちこたえる)
「I can’t endure the pain anymore.」
⇒ もうこの痛みには耐えられない。(厳しい状況を我慢して耐え抜く)
”suffer”の語源はラテン語「sufferre」 意味は「下で耐える、持ち運ぶ」

”suffer”の語源についても、確認していきましょう。
”suffer”の語源はラテン語の”sufferre”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”suffer”の起源について、下記の記載があります。
Origin of suffer
First recorded in 1200–50; Middle English suff(e)ren, from Latin sufferre, from suf- suf- + ferre “to bring, carry”; compare Old French sofrir, from Vulgar Latin sufferīre (unrecorded); see also bear, -phore日本語訳:1200〜50年に最初に記録された。中期英語の suff(e)ren、ラテン語の sufferre に由来する。これは suf- + ferre(持ってくる、運ぶ)から構成されている。古フランス語の sofrir、俗ラテン語の sufferīre(記録なし)を参照。bear(耐える、生む)や -phore(運ぶもの)も同源。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”suffer”はラテン語から発祥し、中期英語を経て現在の形になっている模様です。
● Latin(ラテン語): sufferre (suf- 下から + ferre 運ぶ・耐える)
↓
● Vulgar Latin(俗ラテン語): sufferīre
↓
● Old French(古フランス語): sofrir
↓
● Middle English(中期英語): suff(e)ren
ちなみに「ferre(運ぶ)」というと、日本語の「(重荷を)持ちこたえる、ベアーする(bear)」という意味とも深いつながりを持っています。
構成パーツで覚える”suffer” 「suf-」+「fer-」

ここからは構成パーツの面から”suffer”について覚えていきましょう。
”suffer”の構成パーツは「suf-(下で・下から)」+「fer-(運ぶ・耐える)」の2つのパーツです。
各パーツについて詳しく紹介していきます。
“suf-“は「下で・下から」を意味するパーツ
”suf-”は接頭辞 ”sub-” が後ろの文字(f)に合わせて変化したもので、「下で・下から」を意味するパーツです。
下から湧き上がるように「十分な、足りている」状態を表しています。
その他に suffocate(窒息させる = 下から首を絞める)や、suffuse(覆う = 下から上へ注ぎ込む)等も”suf-”を使用する単語です。
”fer-”は「運ぶ・耐える」を意味するパーツ
”fer-”は「運ぶ・耐える」を意味するパーツです。
別の場所へ移動させて「移動させる、乗り換える」ことを表しています。
その他の”fer-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”suffer”の意味と使い方・覚え方のまとめ

以下、”suffer”の意味と覚え方についてのまとめです。
●”suffer”は「suf-(下に・下から)」+「fer-(運ぶ・耐える)」の2パーツで構成されている単語。
●コアイメージは「下で重荷を耐え忍ぶ」。
●意味は「苦しむ、悩む」「(損害などを)被る」。
【語法・文法の超重要ポイント】
病気やストレス状態で継続的に悩む場合は自動詞「suffer from 〜」、損害や発作などの直接的な被害を経験する場合は他動詞「suffer 〜」と使い分けるのが最重要です!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
