【語源も分かる】英単語「signal」の意味・使い方・文法解説!動詞の語法や類義語(sign/cue)との違いまで徹底網羅

 
コダック
今日の英語表現は”signal”

「sign-(印)」+「-al(〜に関するもの)」の2つのパーツで構成されている単語です。

はっきりと分かる「印」そのものがコアイメージで、“signal“=「信号、合図」「合図する、示す」の意味を持ちますよ!

 

”signal”の意味とコアイメージ:品詞ごとの意味一覧

 

”signal(発音:sígnəl/シグナル)”は【名詞・動詞・形容詞】の3つの品詞を持つ単語です。

まずは、それぞれの品詞の主な意味をチェックしてみましょう。

  • 名詞:信号、合図、予兆、信号機
  • 動詞:(人に〜するように)合図する、示す、予兆する
  • 形容詞:信号の、合図の、目覚ましい、著しい

「sign-(印)」+「-al(〜に関するもの)」のパーツで構成されており、「はっきりと分かる『印』そのもの」が共通するコアイメージです。

 

 
コダック
単なるシンボルとしての「マーク」ではなく、それを見た人が「よし、動こう」とか「止まろう」と判断できるように、メッセージを持たせて作られた特別な印(sign-)のこと。

そこから、交通の「信号・合図」という名詞や、「合図する・示す」という動詞、さらには「パッと見てすぐに分かるほど際立った」という意味から「目覚ましい」という形容詞の意味まで派生しているわけですね!

 

”signal”の詳しい使い方・頻出フレーズ・文法解説

 

”signal”は日常会話からビジネス、ニュースまで非常によく使われる単語です。品詞ごとの使い方と、知っておくと便利な頻出フレーズ・例文を見ていきましょう!

 

① 名詞としての使い方:具体的な「合図」や「信号」

名詞の”signal”は、交通信号(traffic signal)や、意図的に送る「合図」として広く使われます。

【頻出フレーズ】

  • give a signal:合図を送る
  • traffic signal:交通信号(機)
  • smoke signal:煙の合図、のろし

名詞の例文

・She gave a signal with her hand.
(彼女は手で合図[信号]を送った。)
・The optical signal means that the system is ready.
(その光信号はシステムの準備が整ったことを示している。)
・The driver stopped at the red traffic signal.
(運転手は赤の交通信号で停止した。)

※最初の2つの例文は南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店より引用

 

② 動詞としての使い方:重要語法「人に~するよう合図する」

動詞の”signal”は、使い方に少し注意が必要な、試験やビジネスでも頻出する重要ポイントがあります!

 
コダック
「(人に〜するように)合図する」と言いたいとき、基本的には ”signal to A to do” のように、人の前に ”to” を補うのが標準的な語法です。
ただし、アメリカ英語の口語では ”to” が省略されて ”signal A to do” となることも多いですよ!両方とも覚えておくと安心です。

 

【頻出の語法パターン】

  • signal to A to do / signal A to do:Aに〜するよう合図する
  • signal that 〜:〜ということを(合図やデータで)示す、予兆する

【動詞の例文】

・He signaled to her to stop the car.
(彼は彼女に車を止めるよう合図した。 ※米口語では He signaled her to… も一般的です)
・She signaled to the waiter for the bill.
(彼女はウェイターに勘定を頼む合図をした。)
・The central bank’s rate cut signals economic trouble.
(中央銀行の利下げは、経済のトラブルを予兆している。)

 

 
コダック
【豆知識】動詞で使うとき、過去形や現在分詞の「つづり(スペル)」がアメリカとイギリスで変わるのもポイントです!
・アメリカ英語:signaled / signaling (l が1つ)
・イギリス英語:signalled / signalling (l が2つ)
TOEICや論文などでどちらを見かけても、同じ単語なのでびっくりしないでくださいね!

 

③ 形容詞としての使い方:「目覚ましい、著しい」

”signal”には、名詞や動詞だけでなく、実は「際立った」「目覚ましい」という意味の形容詞の用法もあります。これは「はっきりと分かる印」というコアイメージから、「一目でわかるほど凄い」という意味に発展したものです。

【頻出フレーズ】

  • a signal success:目覚ましい大成功
  • a signal failure:著しい大失敗

【形容詞の例文】

・The project ended in a signal success.
(そのプロジェクトは目覚ましい大成功に終わった。)
・His promotion was a reward for his signal achievement.
(彼の昇進は、彼の著しい業績に対する報酬だった。)

 

”signal”の関連語・類義語とのニュアンス比較

 

類義語比較①:「合図・しるし」を意味する単語 ”signal / sign / cue” の違い

 
コダック
”signal”と似たような意味を持つ、”sign”や ”cue” も「合図、しるし」を意味する単語です。
この3つのニュアンスの違いを整理しておきましょう!

 

”signal”の類義語
⇒「合図・しるし」の意味を持つ単語 ”sign / cue”

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下の通りです。

signal ⇒「特定の行動を起こさせるための、メッセージ性が強い明確な印」=意図的な信号・合図
sign ⇒「客観的に見てそれと分かる、状態や事実を表す広い意味での印」=兆候、看板、記号
cue ⇒「次のセリフや行動を始めるための、演劇的なきっかけの合図」=きっかけ、ヒント

 

例文で見る!”signal / sign / cue”のイメージの違い

● wait for a green signal
「青信号(進んで良いという明確な指令の合図)を待つ」
⇒ 行動の引き金となる、送信者から受信者へのハッキリした情報のイメージ

● show signs of recovery
「回復の兆候(それと分かる自然な印)を見せる」
⇒ 誰かが意図して出したわけではないけれど、状態を表しているイメージ

● a cue for the actor to enter
「俳優が舞台に入るためのきっかけ(合図)」
⇒ タイミングを教えるための「今だよ!」というポンと背中を押すイメージ

 

類義語比較②:「示す」を意味する単語 ”signal / indicate / express” の違い

 
コダック
続いて、”signal”の持つ「情報を外に示す」という意味についての類義語、”indicate” と ”express” の違いも見ていきましょう!

 

”signal”の類義語
⇒「示す」の意味を持つ単語 ”indicate / express”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

signal ⇒「何らかの印を使って、間接的または象徴的にメッセージを伝える」=(印で)予兆する、合図する
indicate ⇒「指でさし示すように、データや事実を客観的に指し示す」=(事実を)指し示す、表す
express ⇒「心の中の思いや感情を、言葉や態度で外にハッキリと絞り出す」=(言葉などで)表現する

 

例文で見る!”signal / indicate / express”のイメージの違い

● The rate cut signals economic trouble.
「利下げは経済のトラブルを予兆している[示している]」
⇒ 利下げという「印」が、背景にある大きな問題を暗示しているイメージ

● Research indicates that the theory is true.
「調査はその理論が正しいことを指し示している」
⇒ 証拠や数字が「こちらが正解ですよ」と客観的に指をさしているイメージ

express one’s gratitude
「感謝の気持ちを(言葉やプレゼントで)表現する」
⇒ 心の奥にある感情を、外から見える形にしてストレートに出すイメージ

 

”signal”の語源は中世・後期ラテン語「signāle」意味は「印(しるし)の」

 

”signal”の語源についても、確認していきましょう。

”signal”の語源は中世・後期ラテン語の「signāle」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”signal”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1350–1400; Middle English noun from Old French seignal, signal, from Medieval Latin signāle, Late Latin, noun use of neuter of signālis “of a sign”; see sign, -al, -al

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。古期フランス語の seignal, signal から生まれた中期英語の名詞であり、これは中世ラテン語の signāle、および後期ラテン語の「印の(of a sign)」を意味する形容詞 signālis の中性名詞形に由来する。sign, -al, -al を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”signal”はもともと「印に関するもの」というラテン語の言葉から発祥している模様。

 

”signal”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:signum(印、マーク)

● 後期ラテン語:signālis(印の、印に関する)

● 中世ラテン語:signāle(印に関するもの、合図)

● 古期フランス語を経由し、14世紀後半に英語の「signal」へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「印に関するもの」というと、単なる飾りではなく、「何らかのメッセージを含んだマーク」という意味を根底に持っています。

 

構成パーツで覚える”signal”:「sign-」+「-al」

 

ここからは構成パーツ(接頭辞・接尾辞など)の面から、芋づる式に単語を覚えていきましょう!

”signal”の構成パーツは「sign-(印)」+「-al(〜に関するもの)」の2つのパーツです。

 

“sign-“は「印(しるし)」を意味するパーツ

”sign-”は「印(しるし)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”signature”という単語は「sign-(印)」+「-nature(名詞にするパーツ:行為や結果)」のパーツで構成されており、

本人が確認した証拠として書き残す印(=「署名、サイン」)を表しています。

 

その他に assign(割り当てる=印をつけて割り振る)や、design(設計する=形を印に表す)等も”sign-”を使用する単語です。

 

”-al”は「〜に関するもの・性質」を意味するパーツ

”-al”は「〜に関するもの・性質」を意味するパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば”manual”という単語は「manu-(手)」+「-al(〜に関するもの)」のパーツで構成されており、

手元に置いて使うための案内書(=「手引書、マニュアル」)を表しています。

 

その他の”-al”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

arrival(到着に関するもの=到着)、chemical(化学に関するもの=化学物質)、proposal(提案に関するもの=提案)

 

”signal”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”signal”の意味と覚え方についてのまとめです。

● ”signal”は「sign-(印)」+「-al(〜に関するもの)」の2パーツで構成されている単語
⇒ コアイメージは「はっきりと分かる『印』そのもの」
⇒ 品詞は【名詞・動詞・形容詞】があり、「信号、合図」「合図する、示す」「目覚ましい」などの意味を持つ
● 動詞として使う場合の重要語法 ⇒ “signal to 人 to do(人に〜するよう合図する)”(アメリカ英語ではtoが省略されることも!)や “signal that 〜(〜ということを示す)” という形が定番
● つづりの違い ⇒ 過去形などはアメリカ英語(signaled)とイギリス英語(signalled)で異なる

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」