英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「pur-(前の方へ)」+「sue-(追う)」のパーツで構成されている単語です。
「前を行くターゲットに向かって後ろからどこまでも追いかけていく」がコアイメージで、“pursue“=「(目標や夢を)追求する、追う」「追跡する、(仕事などに)従事する」の意味を持ちますよ!
”pursue”の意味と使い方 コアイメージは「前を行くターゲットに向かって後ろからどこまでも追いかけていく」

”pursue(発音:pərsúː/パースー【動詞】)”は「〜を追求する、追う」「追跡する」の意味を持つ単語です。
「pur-(前の方へ)」+「sue-(追う)」のパーツで構成されている単語で、「前を行くターゲットに向かって後ろからどこまでも追いかけていく」がコアイメージです。
そこから、逃げる犯人や獲物の後ろからついていく「「追跡する」」ことや、自分の夢やキャリア、幸福というゴールを諦めずに追いかけ続ける「追求する」のが”pursue”なわけですね!
”pursue”は動詞として、ビジネスや個人のライフプランで「キャリアを追求する(pursue a career)」や「幸福を追求する(pursue happiness)」のように、価値のあるものを長期的に追い求めるときに非常によく使われます。また、警察が犯人を追いかける物理的な「追跡(pursue a suspect)」や、名詞形の「pursuit(追求、追跡)」も頻出します。
目標がはるか前方(pur-)にあっても、見失わないようにしっかりとついていく(sue-)粘り強さがこの単語の本質なわけです。
このように”ターゲットを見据えて動き、手に入れるか到達するまでしつこくフォローし続ける”という意味から、警察の犯人逮捕の描写から、学術的な研究の継続、個人の幸福論にいたるまで広く使用されます。
例文
・She decided to pursue her dream of becoming a doctor.
(彼女は医師になるという夢を追求する[追いかける]ことに決めた。)
・The police pursued the stolen car down the highway.
(警察は高速道路でその盗難車を追跡した。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”pursue”の関連語①:「追う・求める」を意味する単語”chase/seek”
例えば”chase”や”seek”なども「追う、求める」を意味する単語ですよ!
⇒「追う」の意味を持つ単語”chase/seek”
イメージの違いとしては
pursue ⇒「長期的な計画や強い意志を持って、目標を粘り強く追いかけ続ける」だから(夢や目的の)追求(フォーマル)
chase ⇒「逃げるターゲットを捕まえるために、今まさに必死で後ろから猛スピードで走る」だから(ドタバタした)追跡・チェイス
seek ⇒「見えないものや失われたものを、あちこち手探りで探し求める」だから(アドバイスや真実の)模索・探求
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●pursue a degree
「(大学に何年も通ってコツコツと)学位の取得を目指す[追求する]」
⇒ 一定のルートをじっくりと、目的のために進んでいくイメージ
●chase a dog
「(逃げ出した犬を)犬を追いかける」
⇒ 今すぐ捕まえなきゃ!とリアルタイムでバタバタ走っているイメージ
●seek advice
「(どうすればいいか分からず、専門家に)助言を求める」
⇒ どこにあるか分からない答えを見つけるために、手を伸ばして探すイメージ
”pursue”の関連語②:「従事する・続ける」を意味する単語”engage/continue”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「従事する」の意味を持つ単語”engage/continue”
それぞれの表現の違いとしては
pursue ⇒「特定の研究分野や仕事というレールを、前に進みながら追いかける」だから(学問などの)従事・続行
engage ⇒「仕事や活動の歯車の中に、自分自身をガチッと噛み合わせて拘束する」だから(ビジネスなどへの)携わり、従事
continue ⇒「状態を途切れさせることなく、そのままのペースでずっと維持する」だから(純粋な状態の)継続
といったイメージです。
●pursue a line of research
「(ある特定方向の)研究を進める[に従事する]。」
⇒ 研究のゴールに向かって、一本の道をずっと追いかけていくイメージ
●engage in trade
「貿易業に従事する[携わる]。」
⇒ その業界の仕組みの中にどっぷり入り込んで活動しているイメージ
●continue working
「(手を止めることなく)仕事を続ける。」
⇒ ストップボタンを押さずに、そのままの動作をキープするイメージ
”pursue”の文法・語法 名詞形「pursuit」のスペルの罠と超定番フレーズ

“pursue”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや試験で絶対に間違えたくない「文法・語法上のルール」を解説します!
特に、名詞形に変化させたときのスペルと、長文や穴埋めで超高確率で狙われる「定番の前置詞パターン」は丸ごとストックしておきましょう!
1. 書くときに大注意!名詞形になると “e” が消える!?
“pursue” の名詞形は “pursuit(発音:pərsúːt / パースート【名詞】)” ですが、ここにライティングでの最大の罠が潜んでいます。
● 名詞: pursuit ( e が消えて uit に変わる!) ※× pursue-it はスペルミス!
これはフランス語から英語に入ってきたときのスペルの名残なのですが、同じ「追う」ファミリーで紹介した法律用語の “sue(訴える)” も、名詞形になると “suit(訴訟、スーツ)” と「e」が消えるので、「sueグループは名詞になると e が消えて i に化ける!」とまとめて覚えておくのがおすすめですよ!
2. 長文や穴埋めで超定番! “in pursuit of 〜” の形
“pursue” の名詞形である “pursuit” を使って、「〜を追求して、〜を追い求めて」と表現したい場合、英語では以下の “in pursuit of 〜” という熟語フレーズが鉄板です。
※後ろには “happiness(幸福)” や “wealth(富)” などの名詞がよく続きます。
① 名詞形 pursuit (スペルの変化)の例文
The pursuit of knowledge is a lifelong journey.
(知識の**追求**は生涯にわたる旅である。※名詞なので e が消えて i になっている形)② 熟語フレーズ in pursuit of 〜 の例文
Many people moved to the city in pursuit of better job opportunities.
(多くの人々が、より良い就職の機会を**追い求めて**都市へ移住した。)
「名詞にするときは e を消して i を入れる」「〜を求めて、と言うときは in pursuit of の形にする」という2つの実戦ルールをセットでインプットしておけば、TOEICのパート5(短文穴埋め)で前置詞の “in” や “of” を選ばせる問題が出ても、迷わず秒速で正解を見抜くことができるようになりますよ!
”pursue”の語源はラテン語「prōsequī」 意味は「追いかける、付いていく、続ける」
”pursue”の語源についても、確認していきましょう。
”pursue”の語源はラテン語の”prōsequī(プローセクウィー)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”pursue”の起源について、下記の記載があります。
Origin of pursue
First recorded in 1250–1300; Middle English pursuen, from Anglo-French pursuer, ultimately from Latin prōsequī “to pursue, follow, continue”; see pro- 1, sue, prosecute※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”pursue”はラテン語からアングロ=フランス語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「pro-(前の方へ “pro-”)」+「sequī(付いていく、追う “follow”)」
↓
●ラテン語「prōsequī(前の方へどこまでも追いかける、継続する “to pursue, follow, continue”)」
↓
●アングロ=フランス語「pursuer」
↓
●13世紀後半(1250〜1300年頃)に、中期英語(Middle English)の「pursuen」として定着
Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「pro-(前方へ、pur-に変形)」に、後ろから追うを意味するラテン語「sequī」が結合した(equivalent to)成り立ちです。案内の一番最後に **see sue, prosecute** と書かれているのが最大のヒントで、法廷で相手をトコトン追い詰める「起訴する(prosecute)」や「訴える(sue)」という言葉とは完全に同じ『後ろから追いかける』ルーツを持つ、粘り強いハンターのようなファミリーなんですよ!
構成パーツで覚える”pursue” 「pur-」+「sue-」
ここからは構成パーツの面から”pursue”について覚えていきましょう
”pursue”の構成パーツは「pur-(前の方へ、前方に)」+「sue-(後ろから付いていく、追う)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pur-“は「前の方へ、前方に」を意味するパーツ
”pur-”は、後ろに続く文字に合わせて変化した形で、元々は「pro-(前の方へ、前進する)」を意味する超重要パーツです。
その他にpurpose(前の方に置かれたもの→目的、意図)、purport(前の方へ運ぶ→〜を意味する、大意)なども”pur-(pro-)”を使用する単語です。
”sue-”は「後ろから付いていく、追いかける」を意味するパーツ
”sue-”は、ラテン語の sequī(付いていく)に由来し、ターゲットの足跡をトレースするように後ろからガシガシ追っていくイメージを持つパーツです。(※後ろに続く文字によって seq- や secut- にも変化します)
その他にprosecute(前の方へどこまでも追いつめる→起訴する、遂行する)、sequence(次々に後ろから付いてくるもの→連続、順序)なども”sue-(seq- / secut-)”を使用する単語です。
”pursue”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”pursue”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「前を行くターゲットに向かって後ろからどこまでも追いかけていく」
⇒”pursue”=「(目標や夢を)追求する、追う」「追跡する、(仕事などに)従事する」の意味
●「前方のゴール(pur)を見据えて、その後ろをどこまでも諦めずに追いかけていく(sue)」というコアがあるからこそ、ただパッと走るだけでなく、長年かけて夢を追いかける「追求する」という意味や、一本の研究ルートをどこまでも追う「従事する」という意味にブレなく一本の線で繋がります。同じ「追う」仲間で法律用語でもある「sue(訴える)」や「prosecute(起訴する)」と一緒にグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!