pretend ヒーローのごっこ遊びをする子供 イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「pretend」の意味と使い方・覚え方・文法解説【pre-(前に)+tend(伸ばす)=前に引き伸ばして覆う】

 

 

 
コダック
今日の英語表現は”pretend”

「pre-(前に)」+「tend(伸ばす)」のパーツで構成されている単語です。

「前に引き伸ばして覆う」がコアイメージで、“pretend”=「〜のふりをする」「装う」の意味を持ちますよ!

 

”pretend”の意味と使い方 コアイメージは「前に引き伸ばして覆う」

 

”pretend(発音:priténd/プリテンド【動詞】)”は「〜のふりをする」「(事実であるかのように)装う」の意味を持つ単語です。

「pre-(前に)」+「tend(伸ばす)」のパーツで構成されている単語で、「前に引き伸ばして覆う」がコアイメージです。

 

 
コダック
自分の本当の姿や本音(現実)を隠すために、相手の目の前(pre-)に別の「仮想の幕や衣装」で中身を覆い隠してしまう状態のこと=「〜のふりをする」という意味なんです。

 

 
 
う、うん??「仮想の幕で」中身を覆い隠してしまうこと=「~のふりをする」??
訳がわからないよ!
 
コダック
例えば下図のように子供がヒーローなどの「ごっこ遊び」をしている姿を想像してみてください!
pretend ヒーローのごっこ遊びをする子供 イメージ図
 
コダック
実際はヒーローではない=ヒーローという「仮の衣装」で自らを覆ってヒーローのふりをしているわけです。
ハンターハンターを知っている人は、ヒソカのバンジーガムを想像すれば「仮の幕で中身を覆う」というイメージが湧きやすいかもしれないですね。

 

日常で使える例文

She pretended to be reading a book.
(彼女は本を読んでいるふりをした。)

Let’s pretend that we are on a desert island.
(私たちが無人島にいるものと仮定しよう[ごっこ遊びをしよう]。)

He pretended not to see his teacher on the street.
(彼は通りで先生に気づかないふりをした。)

Don’t pretend to know everything.
(何でも知っているようなふりをするのはやめなよ。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”pretend”の文法・語法 後ろに続く形と「ふり」のバリエーション

”pretend”は後ろに「どんなふりをするか」の動作や内容を続けるとき、いくつかの重要な文法パターンがあります。日常会話だけでなく、試験でも非常によく狙われるポイントなのでしっかり整理しておきましょう!

 

1. “pretend to do” の形(不定詞を伴うパターン)

もっとも一般的なのが、後ろに to + 動詞の原形 を続ける形です。この形には、状態や進行形を表すバリエーションもあります。

  • pretend to do(〜するふりをする)
    例:He pretended to understand the explanation.
    (彼はその説明を理解したふりをした。)
  • pretend to be doing(〜しているふりをする[進行状態])
    例:She pretended to be sleeping when her mom entered the room.
    (母親が部屋に入ってきたとき、彼女は眠っているふりをした。)
  • pretend to be + 形容詞/名詞(〜であるふりをする)
    例:They pretended to be rich to impress others.
    (彼らは周囲を感心させるために金持ちであるふりをした。)

 

【テスト最頻出!】「〜でないふり(否定)」の形
「〜しないふりをする」と否定したいときは、”pretend not to do”(notの位置がtoの直前)になります!
❌ pretended to not do や ❌ didn’t pretend to do と混同しやすいので要注意です!

例:I pretended not to hear the phone ringing.
(私は電話が鳴っているのに聞こえないふりをした。)

 

2. “pretend that 〜” の形(節を伴うパターン)

後ろに「主語 + 動詞」の文章を続けたいときは that 節 を使います。日常会話では that が省略されることも多いです。

例:She pretended that she didn’t care about the result.
(彼女は結果を気にしていないふりをした。)

 

3. 形容詞としての “pretend”

実は “pretend” は口語や子供との会話で、「偽物の」「見せかけの」「おもちゃの」という形容詞としても大活躍します!名詞の前に直接置いて使われますよ。

  • pretend money(おもちゃのお金)
  • pretend food(おままごと用の偽物の食べ物)
  • pretend play(ごっこ遊び)

例:The kids are buying groceries with pretend money.
(子供たちはおもちゃのお金でお買い物をしている。)

 

”pretend”の関連語:「〜のふりをする・装う」を意味する単語”feign/dissemble”

 
Кодаック
せっかく”pretend”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ類義語も一緒に覚えて表現力をアップさせましょう!

例えば”feign”や”dissemble”なども「装う、ふりをする」を意味する単語ですよ!

 

”pretend”の類義語
⇒「ふりをする・装う」の意味を持つ単語”feign/dissemble”

 

 
なるほど…、ニュアンスや使いどころに違いはあるんですか??

 

 
コダック

イメージの違いとしては、以下のような感じです!

pretend⇒「本当の姿の前に別の見せかけを伸ばす。子供の遊びから日常の嘘まで一番広く使う基本語」= (広く一般的に)ふりをする
feign⇒「病気、怒り、関心などを『意図的に作り上げて』演技する、少し硬い表現」=(感情や病気を)装う・でっち上げる
dissemble⇒「本音や不都合な事実を隠すために、別の感情の仮面を被って取り繕う」=(本心を隠して)偽る・とぼける

シチュエーションによって使い分けられるとかっこいいですね!

 
日常のちょっとした「ふり」なら、まずは使い勝手のいい pretend を選べば間違いなさそうだね!
 
コダック
その通りです!残りの2つはニュースや小説、ビジネスシーンなどで見かける発展的な表現ですね。
実際のシチュエーションで、それぞれのイメージの差をより深く掴んでみましょう!

 

シチュエーションで見る!”pretend/feign/dissemble”のイメージの違い

pretend to be asleep
「(起こされたくないからベッドで)寝たふりをする」
⇒ 日常的によくある、別の分かりやすい状態(寝ている姿)を前に引っ張り出して見せるイメージ

feign illness / feign surprise
「病気を装う[詐病]/ 驚いたふりをする」
⇒ 目的を持って、その症状や感情をそっくりそのまま『演技で偽造する』ような、少し硬く知的なイメージ

She dissembled her anger with a smile.
「彼女は笑顔で怒りを覆い隠した」
⇒ 本心(怒り)が外に漏れ出さないように、別の仮面(笑顔)を被ってパッと周囲を取り繕う・騙すイメージ

 

”pretend”の語源はラテン語「praetendere」 物理的な動作から「言い訳・ふり」へ

”pretend”の語源についても、さらに深く確認していきましょう。

”pretend”の語源はラテン語の「praetendere」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”pretend”の起源について、下記の記載があります。

Origin of pretend
First recorded in 1325–75; Middle English pretenden, from Latin praetendere “to stretch forth, put forward, pretend.” See pre-, tend 1

日本語訳:1325〜75年に初めて記録された。中期英語の pretenden は、ラテン語の praetendere(前に伸ばす、前に出す、ふりをする)に由来する。pre-, tend 1 を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”pretend”は14世紀(中世ヨーロッパの時代)にはすでに英語として記録されており、ラテン語の「目の前に引き伸ばす」という物理的なアクションから派生した「見せかける」「ふりをする」という意味が定着し始めていたことが分かります。

 

”pretend”の語源の変遷
ラテン語:praetendere(prae-[前に]+ tendere[伸ばす、張る])
※もともとは「(盾や幕を)前に張る」という物理的な意味。
そこから「言い訳や口実を前に差し出す」という意味に発展。

古期フランス語「pretendre(主張する、要求する)」を経由して中期英語へ

1300年代後半〜:英語の「pretend(口実にする、見せかける、ふりをする)」として確立

 

 
コダック
ちなみに、「伸ばす・張る」を意味する「tendere」は、キャンプで使う「テント(tent)」や、張り詰めた状態を意味する「テンション(tension)」と同じ語源なんですよ!

「自分の前にテントの布をピンと張って壁を作り、本当の後ろの姿を見せないように隠す(=ふりをする)」とイメージすると、かなり分かりやすいですよね。

 

語源をたどると、「ふりをする」という心理的な意味の裏に、「前に布などを引っ張り出して覆う」という非常に物理的で具体的なイメージが隠れているのが面白いですね。

 

 

構成パーツで覚える”pretend” 「pre-」+「tend」

ここからは英単語を分解して、構成パーツの面から”pretend”の理解を深めていきましょう!

”pretend”は、「pre-(前に)」「tend(伸ばす)」という2つのパーツを組み合わせてできた単語です。

 

この2つのパーツは他の多くの英単語にも使われている超重要パーツです。それぞれの意味を詳しく紹介していきます。

接頭辞”pre-“は「前に、あらかじめ」を意味するパーツ

”pre-”は、時間的に「あらかじめ・事前に」、あるいは空間的に「〜の前に」を意味するパーツです。
今回の”pretend”では、空間的に「(自分の)前に」というニュアンスで使われています。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”prevent”という単語は「pre-(あらかじめ)」+「vent(来る)」のパーツで構成されており、

悪いことがやってくる前に先回りして「防ぐ、予防する」を表していましたね!

 

その他にも、predict(事前に「pre-」言う「dict」=予言する・予測する)や、prepare(あらかじめ「pre-」準備する「pare」=準備する)など、”pre-”を使用する身近な単語はたくさんあります。

 

語根”tend”は「ピンと伸ばす、向かう」を意味するパーツ

”tend”は「ロープなどをピンと外に伸ばす、ある方向へ引っ張る」を意味する語根(単語の核となる部分)です。
キャンプで使う「テント(tent)」や、ピンと張った状態を表す「テンション(tension)」も、実はこの「tend(伸ばす・張る)」と同じ語源から来ています。

 

 
コダック
例えば”extend”という単語は「ex-(外に)」+「tend(伸ばす)」のパーツで構成されており、

内側にあるものを外側へ向かってぐーっと引っ張る=「延長する、拡大する」を表しています。

 

この”tend”が持つ「伸ばす・意識を向ける」というイメージを掴むと、以下のような単語も丸暗記せずに理解できるようになりますよ!

intend(心の内側[in-]に意識をぐっと伸ばす=〜するつもりである・意図する)
attend(特定の方向[ad-]に意識や体を伸ばす=〜に出席する・注意を向ける)
tendency(特定の方向に引っ張られて伸びていくこと=傾向、風潮)

 

”pretend”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”pretend”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”pretend”は「pre-(前に)」+「tend(伸ばす)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「真実の前に見せかけの幕を伸ばして覆い隠す」
⇒”pretend”=「〜のふりをする」「装う」の意味
●語法・文法のポイント ⇒後ろに to do や that節 を伴う。否定の「〜でないふりをする」は pretend not to do の語順になるのが重要!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」