「may(〜かもしれない)」+「be(〜である)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「それはあるかもしれない」がコアイメージで、“maybe”=「もしかすると、たぶん」「ひょっとしたら」の意味を持ちますよ!
”maybe”の意味と使い方 コアイメージは「それはあるかもしれない」
”maybe(発音:méibbi/メイビー【副詞】)”は「もしかすると、たぶん」「ひょっとしたら」の意味を持つ単語です。
「may(〜かもしれない)」+「be(〜である)」のパーツで構成されている単語で、「それはあるかもしれない」がコアイメージです。
”maybe”は「確信が持てず、可能性が半々である」というイメージがとても強いです。
日常会話で特によく使う頻出フレーズと一緒に、使い方のポイントを整理してみましょう!
● 使い方①:文頭に置いて「もしかすると〜」「たぶん〜」
文全体の頭につけるだけで、「〜かもしれない」というニュアンスを文全体にプラスできます。
● 使い方②:返事として「たぶんね」「行けたら行くよ」
相手の質問に対して、一言「Maybe.」と答えることができます。
※ただし、可能性が50%(五分五分)なので、ビジネスシーンで使うと「どっちつかずで無責任」「やる気がない」というネガティブな印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です!
● 一緒に覚えたい!日常会話の頻出フレーズ
・Maybe not.(たぶん違うよ / おそらくダメだと思う)
・Maybe later.(またあとでね / 今はちょっと…)
・Maybe yes, maybe no.(そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない[どっちとも言えないね])
このように”maybe”で表現するものは、「絶対にそうとは言い切れない曖昧なこと」が多いです。
逆に、ほぼ間違いないことや、よりフォーマルに可能性を表現したいときなどは、後述する”probably”や”perhaps”を使用します。
”maybe”の実践例文
・Maybe it will rain tomorrow.
(もしかすると明日は雨が降るかもしれない。)
・Maybe we should order pizza tonight.
(もしかしたら今夜はピザを頼んだほうがいいかもね。)
・“Are you coming to the party?” “Maybe.”
(「パーティーに来る?」「たぶんね[行けたら行くよ]」)
・“Is he angry?” “Maybe not.”
(「彼は怒ってる?」「たぶん怒ってないよ。」)※一部参考・例文引用:南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店
”maybe”の関連語①:「たぶん」の確率を意味する単語”probably / perhaps”
例えば”probably”や”perhaps”なども「おそらく、たぶん」を意味する単語ですよ!
⇒「たぶん」の意味を持つ単語”probably / perhaps”
イメージ(確信の度合い)の違いとしては
probably ⇒「十中八九そうである」=確信度80%〜90%
maybe ⇒「半々くらいである」=確信度50%(カジュアル)
perhaps ⇒「ひょっとすると」=確信度30%〜50%(フォーマル)
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● probably(ほぼ確実:確信度80〜90%)
「He will probably come.」
⇒「彼はたぶん来るよ(まず間違いなく来る)」という高い確信があるイメージ。スケジュールなどがほぼ決まっている時に使います。
● maybe(五分五分:確信度50%)
「Will you come to the meeting?」「Maybe.」
⇒「行くかもしれないし行かないかもしれない(半々)」というカジュアルな返事。先ほどお伝えした通り、ビジネスの場では「どっちつかず」で不誠実な印象になるので避けたほうが無難です!
● perhaps(ひょっとすると:確信度30〜50%)
「Perhaps we should discuss this later.」
⇒「ひょっとすると、これは後で話し合ったほうが良いかもしれません」と、丁寧かつ控えめに提案する、フォーマルで大人なイメージです。
”maybe”の文法・語法 「一語のmaybe」と「二語のmay be」の絶対的な違い
文法的な役割が全く違うので、しっかり整理しておきましょう!
⇒「1語のmaybe(副詞)」と「2語のmay be(助動詞+動詞)」
それぞれの表現の違いとしては
maybe(1語) ⇒「文頭などに置く副詞」=修飾語なので文の要素にならない
may be(2語) ⇒「主語の後ろに置く述語動詞」=文の心臓部(V)になる
といったイメージです。
こちらも例文を通じて、形の見分け方をパッと掴んじゃいましょう!
● 1語の maybe(副詞)
「Maybe she is angry.」(もしかすると彼女は怒っているのかもしれない。)
⇒ maybeを取り除いても「She is angry.(彼女は怒っている)」という完璧な文(S+V+C)が残ります。おまけの飾り(修飾語)だからですね!
● 2語の may be(助動詞+動詞の原形)
「She may be angry.」(彼女は怒っているかもしれない。)
⇒ 主語「She」のすぐ後ろで、助動詞「may」と動詞の原形「be」がセットになって、文の心臓部(動詞V)の役割をしています。これを取り除くと「She angry.」となり、動詞がなくなって文が成り立ちません。
”maybe”の語源は中期英語!元の形は「it may be(それは〜かもしれない)」という文章

ここからは、”maybe”の語源について詳しく確認していきましょう。
”maybe”はもともと1つの単語ではなく、「it may be(それは〜かもしれない)」という文章(フレーズ)だったものが短縮されて誕生しました。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”maybe”の起源について、下記の記載があります。
Origin of maybe
First recorded in 1375–1425; late Middle English may be, short for it may be日本語訳:1375〜1425年に初めて記録された。後期中期英語の「may be」から来ており、「it may be(それはそうであるかもしれない)」の短縮形。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”maybe”は最初から「たぶん」という意味の1つの副詞だったわけではありません。
もともとは「It may be that 〜(それは〜であるかもしれない)」という形で使われていた文章でした。これが日常的に何度も使われるうちに、言いやすいように「It」や「that」が省略されるようになり、残った「may be」がさらにくっついて1つの単語として固まったのです。
● もともとの表現:It may be (that…)(それは〜であるかもしれない)
↓
● 14世紀後半〜15世紀前半:頻繁に使われるうちに「It」などが省略され、フレーズとして「may be」が定着
↓
● やがて2つの単語が完全にくっついて、1語の副詞「maybe」が誕生
”maybe”もそれと同じで、「It may be」という文章がギュッと圧縮されて生まれた単語なんですね。元の形が「それはそうであるかもしれない」という文章だったと知っていると、「確信度50%の推量」というニュアンスが直感的に納得できます!
構成パーツで覚える”maybe” 「may」+「be」

ここからは、”maybe”をさらに深く理解して忘れないために、構成パーツの面から分解して覚えていきましょう!
”maybe”は、ご存知の通り「may(〜かもしれない)」と「be(〜である)」という2つの非常に馴染み深いパーツ(単語)が合体してできた言葉です。
それぞれのパーツが持つ本質的な意味(コアイメージ)を理解すると、なぜこの2つが合わさることで「たぶん(五分五分の確率)」という意味になるのかが、よりハッキリと見えてきますよ!
”may”のパーツ:可能性や推量を表す「〜かもしれない」
”may”は、英語の助動詞として「〜かもしれない(推量)」や「〜してもよい(許可)」という意味を広く持っているパーツです。
このパーツの語源をたどると、古くは「力がある」「能力がある」という意味に突き当たります。「〜する力を秘めている」というニュアンスから、現在の「〜する可能性がある」「〜かもしれない」という推量の意味へと発展しました。
名詞の”might”(力、権力)は、実はこの”may”の過去形から派生した言葉なので、まさに強力な「親戚関係」にあります!「強力(mighty)」という言葉もここから来ていますよ。
※ちなみに、カレンダーの「五月(May)」はローマ神話の女神マイア(Maia)が語源なので、助動詞のmayとは全くの別物です。混同しないように注意しましょう!
この「可能性・推量」の意味を含む”may”を使った重要な表現をいくつか紹介します。パーツのイメージを重ね合わせてみてください。
⇒「〜する可能性が十分に(well)ある」という意味から。「~かもしれない」の確率がグッと高まった表現です。
● come what may(何が起ころうとも、たとえ何が起きようと)
⇒「何が(what)起ころう(come)とも、その可能性がある(may)」という古くからのことわざ表現。どんな可能性がやってきても動じない強い意志を表します。
”be”のパーツ:状態や存在そのものを表す「〜である・存在する」
”be”は、いわゆる「be動詞」の原形であり、本質的には「〜である(状態)」や「存在する、そこにいる」という意味を表すパーツです。
単にイコール関係を表すだけでなく、「今まさにそこに事実としてある」という力強い存在のニュアンスを持っています。
”be”の「存在する」というイメージが一番分かりやすいのが、”being”(存在、生き物)という言葉です!
”be(存在する)”に”–ing(〜すること・もの)”がくっつくことで、「今ここに存在しているもの」という意味になります。
”be(存在する・〜である)”のコアイメージに関連する、ブログでも役立つ代表的な表現を見てみましょう。
⇒ 単なる肉体だけでなく、「人間というひとつの『存在』」を表現する格調高い言葉です。
● well-being(ウェルビーイング、幸福、健康な状態)
⇒ 「良く(well)存在する(being)」ということから、身体的・精神的に満たされた良い状態を指します。
※よく似た言葉に「bygone(過去の、過ぎ去った)」などがありますが、こちらの「by」は「そばを」を表す前置詞・接頭辞であり、動詞の「be」とは語源が異なります。パーツで覚えるときは、しっかり区別しておくのがオススメです!
”maybe”の意味と語源・覚え方のまとめ

ここまでの、”maybe”の意味と覚え方についてのまとめです!
⇒ コアイメージは「それはあるかもしれない(it may be)」。
⇒ 可能性が半々(50%くらい)のニュアンスから、「もしかすると、たぶん」「ひょっとしたら」という意味になります。
● 語法・文法の超重要ポイント!
⇒ スペースを空けた2語の「may be」は文の心臓部になる動詞の塊。
⇒ 「たぶん」という意味で文頭や単独で使う場合は、必ずスペースなしの1語「maybe(副詞)」にする!
他の単語もパーツや語源の知識と関連付けることで、劇的に忘れにくくなりますよ!ぜひチェックしてみてくださいね!
