【語源も分かる】英単語「likely」の意味と使い方・文法解説!be likely toや類義語との違いまで徹底解説

 
コダック
今日マスターする英語表現は”likely”です!

この単語は、「like(同じ・似ている)」と「-ly(〜の性質の)」の2つのパーツから成り立っています。

コアイメージは「ひょっとすると本当にそうなりそう」。ここから派生して、“likely”=「ありそうな、起こりそうな(形容詞)」「おそらく(副詞)」という意味で使われますよ!

 

”likely”の意味と使い方 ─ コアイメージは「ひょっとすると本当にそうなりそう」

 

”likely(発音:láikli / ライクリー)”は、形容詞として「ありそうな、起こりそうな」、副詞として「おそらく」という意味を持つ非常に便利な単語です。

一見すると「like(好き)」の仲間のように思えますが、実は語源的には「like(同じ・似ている)」+「-ly(〜の性質の)」の組み合わせ。ここから、「(現実と)同じ状態になりそう」=「ひょっとすると本当にそうなりそう」というコアイメージが生まれます。

 

 
コダック
もともとのルーツを辿ると、「本物と同じような(like)性質を持っている(-ly)」という意味から始まっています。

単なる当てずっぽうの予想ではなく、何らかの根拠や兆候があって、「高い確率で本当にそうなりそう」な状態を指すのが大きな特徴です。

 

”likely”は、日常会話からニュース、ビジネスまで頻繁に登場します。天気予報の予測や、ビジネスでの結果予測(the most likely outcome = 最も可能性の高い結果)など、未来を見据える様々なシーンで大活躍します。

形は「-ly」で終わっていますが、**形容詞**と**副詞**の両方の役割を持っている点に注目しながら、まずは辞書に載っている定番の例文を見てみましょう。

 

ジーニアス英和辞典の例文

・It is likely to rain cats and dogs.
(おそらく雨が激しく降りそうだ。)
・Snow is likely the cause of the traffic jam.
(交通渋滞の原因はおそらく雪だろう。)

※参考・例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
コダック
ちなみに、1つ目の例文にある「rain cats and dogs(どしゃ降りに降る)」は少し古いイディオムなので、現代の日常会話では `It is likely to rain heavily.` と表現されることが多いですが、文法の形(be likely to do)としてはまさにこれです!

 

 
なるほど!根拠があって「本当にそうなりそう」な時に使うんだね。
 
コダック
その通りです!例えば、空が真っ黒な雲で覆われていて、ポツポツと雨が降ってきたシチュエーションを想像してみてください。「これは本当に(本物の雨天と『同じ』ように)本降りになりそうだな…」と感じますよね。そういう「十中八九そうなる兆候があるイメージ」がこの単語の核にあります!

 

”likely”の文法・語法!絶対に外せない3つの定番パターン

 

”likely”を実際に使う(あるいは試験で得点する)ためには、文法の形を覚えるのが一番の近道です。特に重要な3つの使い方を押さえましょう。

 

① 最重要フレーズ! “be likely to + 動詞の原形”

形容詞の用法として、試験にも実務にも圧倒的に出番が多いのが ”be likely to do(〜しそうである、〜する可能性が高い)” という形です。主語が「これから〜しそうだ」という高い確率を表します。

また、「〜しそうにない(可能性が低い)」と言いたいときは、否定の接頭辞 `un-` をつけて `be unlikely to do` にするか、`less` を使って `be less likely to do` と表現します。

「be likely to do」の例文

・He is likely to win the game.
(彼はその試合に勝ちそうだ。)
・The project is likely to succeed.
(そのプロジェクトは成功する可能性が高い。)
・It is unlikely to snow tomorrow.
(明日は雪は降りそうにない。)

 

② 形式主語を使った “It is likely that 〜”

こちらも形容詞としての定番の構文です。`It` を仮の主語にして、後ろの `that` 以下で「〜ということが起こりそうだ」という内容を説明します。thatの後ろには普通に【主語+動詞】の文章が続きます。

「It is likely that 〜」の例文

It is likely that the price will go up.
(価格は上がりそうだ。)
It is highly likely that they will arrive on time.
(彼らが時間通りに到着する可能性は極めて高い。)※highlyを足すとさらに確率が上がります。

 

③ 副詞として使うときの「置く場所」のルール

”likely”を「おそらく」という意味の副詞として使う場合、単独よりも **`most likely`(十中八九・おそらく)や `very likely` の形で使われることが一般的**です。
置く場所は、通常の副詞と同じく「動詞の前」や「助動詞・be動詞の後ろ」になります。

副詞の例文

・We will most likely cancel the meeting.
(私たちは十中八九、会議を中止するだろう。)※助動詞willの後ろ
・She likely knows the truth.
(彼女はおそらく真相を知っている。)※一般動詞の前(主にアメリカ英語)

 

”likely”の関連語:可能性・見込みを意味する「probable/possible」との違い

 

 
コダック
せっかく”likely”のイメージを覚えたのであれば、似たような「可能性」を意味する類義語も一緒に整理してしまいましょう!

よく比較されるのが、”probable” と ”possible” です。これらは日本語訳だとどれも「ありそうな、可能な」となってしまいますが、確率のニュアンスが全然違います。

 

”likely”の類義語
⇒「可能性・ありそう」の意味を持つ単語”probable / possible”

 

 
日本語だと全部「ありそう」って言えちゃうけど、ネイティブは頭の中でどう使い分けているの?

 

 
コダック

一番分かりやすい違いは「起こる確率」の差です!イメージとしては以下のような段階になっています。

probable⇒「確率90%近く:ほぼ確実」=確実なデータや客観的な証拠があり、ほぼ間違いがない状態。
likely⇒「確率80%以上:十分にあり得る」=状況や兆候から見て、高い確率で本当にそうなりそうな状態(主観・客観どちらも使える)。
possible⇒「確率1%〜50%程度:理論上あり得る」=できるかできないかで言えば「可能性はゼロではない(開かれている)」というだけの状態。

といった感じです!

 
なるほど!possibleって「可能性大!」という意味じゃなくて、「可能性がゼロではない(低くてもOK)」って意味なんだね。
 
コダック
そうなんです!possibleは「奇跡が起きればあり得る」という低確率でも使えます。逆にlikelyやprobableは「まず間違いなくそうなるだろう」という強い見込みを意味します。
実際のシチュエーションをベースに、違いを確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”probable/likely/possible”のイメージの違い

●The probable cause of the fire was an electrical short circuit.
「火災の(ほぼ間違いのない、立証できそうな)原因はショートだった」
⇒ 専門家が調べてデータや証拠を揃えた結果、ほぼ確定(90%近く)と言えるイメージ。

●It is likely to rain.
「(黒い雲が出てきて、今にもポツポツと)雨が降りそうだ」
⇒ 現実の状況から見て、高い確率(80%以上)で雨になるだろうというイメージ。

●It is possible that it will rain tomorrow.
「(降水確率は低いけれど)明日雨が降る可能性はゼロではない」
⇒ 理論上、天気が変わる可能性も含まれている(1%〜50%)というフラットなイメージ。

 

”likely”の語源は古ノルド語「līkligr」 ─ 「〜に似ている、ふさわしい」からの発展

 

単語の歴史を知ると、さらに記憶が強固になります。”likely”の語源についても確認していきましょう。

”likely”のルーツは、古ノルド語(かつてバイキングたちが使っていた言葉)の「līkligr」にあります。

 

オンラインの有名な英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”likely”の起源について以下のように記載されています。

Origin of likely
First recorded in 1250–1300; Middle English likli, from Old Norse līkligr; see like, -ly

日本語訳:1250〜1300年に初めて記録された。中期英語の likli は古ノルド語の līkligr に由来する。like, -ly を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この歴史的な記録から分かる通り、”likely”は13世紀(日本の鎌倉時代中期ごろ)、イギリスの地へとやってきた北欧の言葉が混ざり合い、中期英語の「likli」を経て現代の形へと定着していきました。

 

”likely”の語源的な変遷
古ノルド語:līkligr(外見や形が同じような、ふさわしい)

1250〜1300年頃:中期英語として「likli」と記録される

現代英語:「likely(状況が同じようになりそう = ありそうな、おそらく)」へ発展

 

 
コダック
もともとは「外見が本物とそっくりだ」という意味だった言葉が、時代の変化とともに「未来の現実とそっくり同じになりそうだ(確率が高い)」という意味へとシフトしていったわけですね。言葉の歴史って面白いですよね!

 

構成パーツで覚える”likely” ─ 「like」+「-ly」を分解!

 

最後に、単語をパーツに分解して覚える「語源パーツ」の視点から、知識を完全に定着させましょう。
”likely”は「like(同じ、似ている)」+「-ly(〜の性質の)」という、シンプルな2つのパーツで構成されています。

 

「like」は「同じ、類似の」を意味するパーツ

動詞の「好き」でおなじみの ”like” ですが、もともとのコアイメージは「同じ、類似の」です。(「好き」という動詞も、もともとは「自分と同じ趣味のものに引き寄せられる」という感覚から生まれました)。

 

 
コダック
例えば、”likewise”という単語は「like(同じ)」+「wise(方向・やり方)」のパーツで構成されています。

「同じやり方で」「同じ方向へ」という意味から、転じて「同様に、同じく」という意味を表す単語になります。

 

その他、**likeness**(同じような状態であること = 類似、肖像)なども、この ”like” のパーツ特性がそのまま活きている単語です。

 

「-ly」は「〜の性質の、〜のような」を意味するパーツ

”-ly” は、名詞や形容詞の後ろにくっついて「〜の性質を持った」状態を表すパーツです。
「-ly = 副詞を作るもの」と思われがちですが、このように**名詞の後ろについて「形容詞」を作る**ことも非常に多いのが特徴です。

 

 
コダック
例えば、馴染み深い ”friendly” という単語も「friend(友達)」+「-ly(〜の性質の)」のパーツ構成です。

「友達のような性質の」ということから、「友好的な、人なつっこい」という形容詞になりますよね!

 

同じように「●● + -ly」の形で形容詞を作る重要単語をいくつか紹介します。パーツで考えると一発で納得できるはずです。

lovely(love[愛]+ -ly[〜の性質の]= 愛すべき性質の = かわいらしい、素敵な)
timely(time[時間・時期]+ -ly[〜の性質の]= ちょうど良いタイミングの性質の = タイミングの良い)

 

英単語 ”likely” の意味・使い方・語源まとめ

 

今回解説した ”likely” の重要なポイントのまとめです。

● ”likely”は「like(同じ)」+「-ly(〜の性質の)」の2パーツからなる単語。
⇒ コアイメージは「ひょっとすると本当にそうなりそう(現実と同じになりそうな高い確率)」。
⇒ 意味は、形容詞として「ありそうな」、副詞として「おそらく」。
● 文法・語法の超重要ポイント
⇒ ① `be likely to + 動詞の原形`(〜しそうである)
⇒ ② `It is likely that 〜`(〜ということが起こりそうだ)
⇒ ③ 副詞のときは `most likely` など強調を伴って動詞の前や助動詞の後に置かれやすい。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」