「integ-(完全な)」+「-rate(〜にする)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語です。
「バラバラのものを一つにまとめて完全体にすること」がコアイメージで、“integration“=「統合、一本化、融合」「人種統合(差別撤廃)」の意味を持ちますよ!
”integration”の意味とコアイメージは「バラバラのものを一つにまとめて完全体にすること」
”integration(発音:ìntəgréiʃən / インテグレーション【名詞】)”は「統合、一本化、融合」「人種統合(差別撤廃)」の意味を持つ単語です。
「integ-(完全な)」+「-rate(〜にする)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語で、「バラバラのものを一つにまとめて完全体にすること」がコアイメージです。
つまり、あちこちに散らばっていたピースをしっかり組み合わせて、一つの大きな完成形を作る(=「統合・一本化」)わけです!
”integration”はビジネスやITの分野でも「システムの統合(system integration)」のように非常によく使われます。バラバラだった複数のシステムや組織が、まるで最初から一つだったかのようにスムーズに噛み合って機能するイメージが強いです。
ただ一緒にするだけでなく、システムもルールも綺麗に一本化されて調和すること、これが”integration”の本質なんです。
また、歴史的・社会的な文脈では、それまで隔離されていた人種(黒人と白人など)を一つの社会や学校へ平等に受け入れる「人種差別の撤廃(人種統合)」という意味でも非常に重要なキーワードとして登場します。
例文
The agreement will bring about closer economic integration.
(その協定は、より緊密な経済統合をもたらすだろう。)He set out to achieve the integration of the two school systems.
(彼は2つの学校制度の統合を達成しようと乗り出した。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”integration”の関連語:「組み合わせる・含める」を意味する単語(combination / inclusion)との違い

例えば”combination”や”inclusion”なども「組み合わせ、一体化」に関連する単語ですよ!
⇒「合わせる・含める」の意味を持つ単語”combination / inclusion”
イメージの違いとしては
integration ⇒「別々のものを高度に噛み合わせて、1つの完全体にする」=統合・一本化
combination ⇒「異なる要素を2つ以上『組み合わせて』セットにする(それぞれの個性が残る)」=組み合わせ・結合
inclusion ⇒「大きな枠組みの中に、ある要素を仲間外れにせず『中に含める』」=包摂・算入・含めること
といった感じです!実際の表現を見ながら確認してみましょう。
● data integration(データの統合)
「The integration of the two databases took three months.」
(2つのデータベースの統合には3ヶ月かかった。)
⇒ バラバラだった複数のデータを、統一された一つのシステムへ完全に一本化するイメージ
● a combination of colors(色の組み合わせ)
「This combination of colors is beautiful.」
(この色の組み合わせは美しい。)
⇒ 赤と青など、それぞれの要素(色)が独立したままセットとして合わさっているイメージ
● the inclusion of tax in the price(価格への税金の算入)
「The inclusion of tax makes it easier to calculate.」
(税金が含まれていると計算が簡単になる。)
⇒ 価格という大きな枠の中に、税金という要素をしっかりと「中に入れ込む」イメージ
”integration”の文法・語法 定番フレーズと動詞形(integrate)の使い方

”integration”の文法的なポイントについても確認しておきましょう。
この単語は名詞ですが、動詞形である ”integrate(統合する)” も非常によく使われます。特に前置詞の ”into” との相性が抜群です。
「AをBに統合する・組み込む・溶け込ませる」という意味で使われます。バラバラだったAが、Bという大きな全体の中に綺麗に混ざり合って一体化するイメージです。
【例文】
We need to integrate the new features into our software.
(私たちは新機能をソフトウェアに組み込む(統合する)必要がある。)
2. 名詞形は「うしろに of や into を伴いやすい」
「〜の統合」と言いたい時は ”the integration of A”、「Bへの統合」と言いたい時は ”integration into B” のように、名詞形でも of や into とセットでよく狙われます。
また、ビジネスやニュースでよく耳にする頻出フレーズ(コロケーション)も覚えておきましょう。
- system integration(システム統合:IT用語の「SI(エスアイ)」のこと)
- economic integration(経済統合)
- global integration(グローバル統合・国際的統合)
”integration”の語源はラテン語「integrātiō」 意味は「修復、刷新」

”integration”の語源についても、確認していきましょう。
”integration”の語源はラテン語の”integrātiō”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”integration”の起源について、下記の記載があります。
Origin of integration
First recorded in 1610–20; from Latin integrātiōn-, stem of integrātiō “renewal,” equivalent to integrāt(us) “renewed, restored” (past participle of integrāre; see integrate) + -iō -ion日本語訳:1610〜20年に最初に記録された。ラテン語の「integrātiō(刷新、回復)」の語幹に由来し、これは「integrāre(完全にする、修復する)」の過去分詞である「integrātus(一新された、修復された)」に、名詞化の接尾辞「-iō(-ion)」が結びついたものである。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”integration”は「壊れたり欠けたりしたものを元通りに直して、完全な状態にリフレッシュする」というラテン語から発祥している模様です。
●ラテン語「integrāre」(欠けのない状態にする・修復する)
↓
●過去分詞「integrātus」(修復された・完全になった状態)
↓
●名詞形「integrātiō」(元に戻すこと・刷新すること)を経て、英語の integration へ!
バラバラだったものをただ集めるだけでなく、「元通りの完璧な一つの状態に作り直す」というニュアンスが、今の「統合」という意味に繋がっているのがよく分かります。
構成パーツで覚える”integration” 「integ-」+「-rate」+「-ion」

ここからは構成パーツの面から”integration”について覚えていきましょう。
”integration”の構成パーツは「integ-(完全な)」+「-rate(〜にする)」+「-ion(こと)」の3パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“integ-“は「完全な、欠けのない」を意味するパーツ
”integ-”は「完全な、触れられていない、欠けのない」を意味するパーツです。
高潔さや誠実さ(=品格として非の打ち所がない「完全な状態」)を表しています。
その他に、数学で習う「整数(分数のように欠けていない綺麗な数字)」を意味する integer なども”integ-”を使用する単語です。
”-rate(-ate)”は「〜にする、〜させる」を意味する動詞を作るパーツ
”-rate(-ate)”は「〜にする、〜の状態にさせる」を意味するパーツです。(※ここでは動詞の integrate を作る役割を果たしています)
並んでいるものを引き離した状態にする(=「分ける・引き離す」)を表しています。
その他の”-ate / -rate”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”-ion”は「〜すること、〜する状態」を意味する名詞を作るパーツ
”-ion”は「〜すること、動作、状態」を意味する名詞のパーツです。
動くこと(=「行動・活動」)を表しています。
その他に operation(操作・手術) や、protection(保護) 等も”-ion”を使用するお馴染みの単語です。
”integration”の意味と語法・覚え方のまとめ

以下、”integration”の意味と語法・覚え方についてのまとめです。
● ”integration”は「integ-(完全な)」+「-rate(〜にする)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「バラバラのものを一つにまとめて完全体にすること」。
● 意味は「統合、一本化、融合」「人種統合(差別撤廃)」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 動詞形は integrate。
● AをBに組み込む・統合する時は integrate A into B の形をよく使う!
● 名詞で使う際も the integration of A や integration into B のように前置詞に注意する。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
