instruction 取り扱い説明書イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「instruction」の意味と使い方・覚え方・文法解説【in-(中に)+struct(積み上げる)+-ion(こと)=頭の中に知識を積み上げること】

 

 
コダック
今日の英語表現は”instruction”

「in-(中に)」+「struct(積み上げる)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語です。

「頭の中に知識を積み上げること」がコアイメージで、“instruction”=「指示、命令」「教育、説明書」の意味を持ちますよ!

 

”instruction”の意味と使い方 コアイメージは「頭の中に知識を積み上げること」

 

”instruction(発音:instrʌ́kʃən/インストラクション【名詞】)”は「指示、命令」「教育、(複数形で)取扱説明書」の意味を持つ単語です。

「in-(中に)」+「struct(積み上げる)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されており、「頭の中に知識を積み上げること」がコアイメージになります。

 

 
コダック
相手の頭の「中(in-)」に、正しい手順や知識をレンガのように綺麗に「積み上げて(struct)」形にしてあげること。

バラバラだった知識を組み立ててあげる=「指示」「教育」という意味に繋がるわけですね!

 

”instruction”は、ビジネスシーンで上司が部下に出す「指示」や、学校での「教育・指導」によく使われます。

また、機械の組み立て方やアプリの設定方法など、段階を追って頭の中に手順を組み立ててくれる「取扱説明書」という意味でも非常によく使われる単語です。

 

 
「手順を組み立ててあげる」かぁ…
 
コダック
新しい家具を組み立てる時の『説明書(instructions)』を想像してみてください。ステップ①、ステップ②と順番に読むことで、頭の中に完成までのルートが『積み上がって』いきますよね。あの親切に手順を組み立ててくれるイメージそのものが “instruction” なんです!

instruction 取り扱い説明書イメージ図

”instruction”の頻出フレーズ・使い方

”instruction”は日常会話やビジネス、TOEIC等の試験でも頻出の単語です。特によく使われるフレーズ(コロケーション)をセットで覚えてしまいましょう!

【よく使われる組み合わせ】
follow the instructions(指示に従う、説明書通りにする)
give instructions to 〜(〜に指示を出す)
detailed instructions(詳細な指示・説明書)
step-by-step instructions(段階的な手順・順を追った説明)

 

例文で使い方をチェック!

実際の文脈の中でどう使われるか、例文で確認してみましょう。

ビジネス・指示の例文
・She gave us explicit instructions on how to proceed.
(彼女は私たちに、進め方に関する明確な指示を与えた。)

・The manager left detailed instructions for the new project.
(マネージャーは新しいプロジェクトのための詳細な指示を残した。)

日常・説明書の例文
・Please read the instructions carefully before using the product.
(製品をご使用になる前に、取扱説明書をよくお読みください。)

・I tried to build the shelf, but I couldn’t understand the instructions.
(棚を組み立てようとしたが、説明書が理解できなかった。)

教育・指導の例文
・I received driving instructions from my father.
(私は父から運転の指導を受けた。)

 

”instruction”の文法・語法 「説明書」の時は必ず複数形になるルール

1. マニュアル・取扱説明書の意味では ”instructions” と複数形にする

製品に付いている「取扱説明書」や、何ステップかある「やり方の説明」という意味で使う場合、**通例は複数形の ”instructions”** になります。説明書には「ステップ①」「ステップ②」と複数の指示が積み重なって書かれているから、と考えると納得ですね!

 

2. 動詞形 ”instruct” も一緒に覚えよう

名詞の “instruction” を覚えるなら、動詞形の **”instruct(指示する、教える)”** も一緒に押さえておきましょう。
特に **「instruct A to do(Aに〜するよう指示する)」** という語法は、ビジネスメールや長文読解で頻出の重要表現です。

・The boss instructed him to finish the report by Friday.
(上司は彼に、金曜日までに報告書を終わらせるよう指示した。)

 

”instruction”の関連語:「指示・命令」を意味する”direction”と”command”

 
コダック
せっかく”instruction”を覚えるなら、似たような意味を持つ類義語も一緒に整理してしまいましょう!

英語には、他にも”direction”や”command”といった「指示、命令」を表す単語があります。

 

”instruction”の類義語
⇒「指示・命令」の意味を持つ単語”direction/command”

 

 
なるほど…、同じ「指示」でもニュアンスの違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のようになります!

instruction⇒「頭の中に知識を組み立てるような、具体的で細かい「手順の指示」」=手順の指示・取扱説明

direction⇒「あっちに進みなさい、と全体の方向を指し示す「大まかな指示」」=方向性の指示・道案内

command⇒「権力を持つ上官やリーダーが、有無を言わさず下す「絶対的な命令」」=支配的な命令

 
「細かくやり方を教える指示」なのか「方向だけを示す指示」なのかで分かれているんだね!
 
コダック
その通りです!「手順」なのか「方向」なのか、それとも「強制的な命令」なのかで使い分けます。
実際の表現を見ながら、そのニュアンスの差を確認してみましょう!

 

例文で見る!”instruction/direction/command”のイメージの違い

●read the cooking instructions
「(ステップ通りの手順が書かれた)料理の作り方の説明を読む」
⇒ 順番通りに頭の中に手順を組み立てていくイメージ

●ask for directions to the station
「駅までの行き方(方角・ルート)を尋ねる」
⇒ 「あっちの方向だよ」と進むべき大まかな向きを指し示してもらうイメージ

●obey the captain’s command
「キャプテンの(絶対的な)命令に従う」
⇒ 上意下達の強い権力によって、行動をコントロールされるイメージ

 

”instruction”の語源はラテン語「instruere(中に積み上げる)」から

”instruction”という単語がどのように生まれたのか、その歴史を少し掘り下げてみましょう。

”instruction”のルーツをたどると、古代ローマ時代に使われていたラテン語の「instruere(インストルエレ)」という動詞に行き着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”instruction”とその動詞形である”instruct”の起源について、次のような記載があります。

Origin of instruction
First recorded in 1375–1425; late Middle English instruccio(u)n, from Latin instructiōn-, stem of instructiō; equivalent to instruct + -ion
Origin of instruct
First recorded in 1375–1425; late Middle English, from Latin instructus, past participle of instruere “to equip, train, set in order,” equivalent to in- “in” + struc- (variant stem of struere “to put together”) + -tus past participle suffix; see in- 2

日本語訳:【instruction】1375〜1425年に初めて記録された。後期中英語の instruccio(u)n から、またラテン語の instructiō(語幹:instructiōn-)に由来する。instruct + -ion と同等。
【instruct】1375〜1425年に初めて記録された。後期中英語から、またラテン語で「備え付ける、訓練する、整頓する」を意味する instruere の過去分詞 instructus に由来する。in-(中に)+ struc-(struere「組み立てる」の変形語幹)+ -tus(過去分詞接尾辞)と同等。in- 2を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この辞典の解説を読み解くと、”instruction”は14世紀後半から15世紀初頭の中世に英語として定着したことがわかります。その背景には、非常に興味深い意味の変遷がありました。

 

もともとラテン語の「instruere」は、「in-(中に)」+「struere(積み上げる・組み立てる)」というパーツから成り、元々は「建物を構築する」「軍隊の陣形を組み立てる(=装備を整える)」といった物理的な意味合いで使われていました。

そこから時代が下るにつれて、建物の代わりに「人の頭の中に知識や考え方をしっかり組み立てる」という比喩的な意味へと発展し、「訓練する、教える」という意味を持つようになりました。

 

”instruction”の意味の変遷(起源~発祥まで)
ラテン語:instruere(中に積み上げる = 陣形を組む、装備を整える)

意味の発展:(頭の中に知識を組み立てる = 訓練する、教える)

名詞形:instructiō(訓練、教育、整備)

後期中英語:instruccio(u)n

現代英語:instruction(頭の中に手順や知識を組み立てること = 指示、教育、説明書)

 

 

 
コダック
物理的に「モノを組み立てて準備を整える」という言葉が、時を経て「人間の頭のなかを整える(=教育する・指示を出す)」という意味にシフトしていった歴史があるんですね!

単語の成り立ちを知ると、「頭の中に知識を積み上げる」というコアイメージがさらにしっくりきませんか?

 

 

構成パーツで覚える”instruction” 「in-」+「struct」+「-ion」

ここからは構成パーツの面から”instruction”について深く掘り下げて覚えていきましょう!

”instruction”の構成パーツは「in-(中に)」+「struct(積み上げる)」+「-ion(こと)」の3パーツに分けることができます。

 

それぞれがどのような意味を持つのか、他の単語の例も交えながら詳しく紹介していきますね。

 

パーツ①:”in-“は「中に、内側に、〜に向かって」を意味する接頭辞

”in-”は「中に、内側に」を意味するパーツ(接頭辞)です。皆さんがよく知っている前置詞の in(〜の中に)と同じイメージを持っていただければOKです!
“instruction” においては、「相手の頭の『中』に向かって」というニュアンスを持っています。

 

 
コダック
例えば”包装する、中に入れ込む”という意味の単語は「in-(中に)」+「clude(閉じる)」のパーツで構成されており、

中に閉じ込める=”include(〜を含む)”を表しています。

 

その他にも、”in-”を使用する単語には以下のようなものがあります。

insight(in-[中に]+ sight[見ること]= 物事の「中」をじっと見る力 = 洞察力
inhale(in-[中に]+ hale[息をする]= 「中」に息を吸い込む = 吸い込む
income(in-[中に]+ come[来る]= 自分のもとに「入って」来るもの = 収入

 

パーツ②:”struct”は「積み上げる、組み立てる、築く」を意味する語根

”struct”は「積み上げる、組み立てる」を意味する、ラテン語由来の非常に強力なパーツ(語根)です。建築や構造に関わる単語に頻繁に登場します。
“instruction” においては、「知識や手順をひとつずつ順序立てて『組み立てる』」という大切な役割を担っています。

 

 
コダック
例えば”**structure**”という単語は「struct(組み立てる)」+「-ure(もの・状態を表す名詞の語尾)」のパーツで構成されており、

組み立てられたものそのもの=「構造、建造物」を表しています。

 

その他の”struct”を使用する重要単語についても、まとめて確認しておきましょう!

construct(con-[共に]+ struct[組み立てる]= みんなで一緒に大きなものを組み立てる = 建設する
destroy(de-[下へ、離れて]+ stroy[structの変形:組み立てる]= 組み立てたものを下へ崩す = 破壊する
obstruct(ob-[〜に向かって、対抗して]+ struct[積み上げる]= 進行方向に対して障害物を積み上げる = 妨害する

 

パーツ③:”-ion”は「〜すること、〜の状態」を意味する名詞化の接尾辞

”-ion”は、動詞の語尾にくっついて「名詞」に変える働きを持つパーツ(接尾辞)です。「〜すること」「〜の状態」「〜の動作」といった意味を付加します。
“instruction” の場合、動詞である “instruct(指示する、教える)” を名詞化して、「指示すること、教えること」という意味合いを作っています。

 

 
コダック
このパーツは本当にたくさんの英単語で見かけますよね!動詞の語尾に “-ion” が付いていたら「あ、これは名詞だな」と判断できる重要なサインになります。

 

”-ion”を使用する代表的な単語には以下のようなものがあります。

action(act[行動する]+ -ion = 行動すること = 行動、活動
decision(decide[決定する]の名詞形 = 決定すること = 決定、決断
education(educate[教育する]+ -ion = 教育すること = 教育

 

”instruction”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”instruction”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”instruction”は「in-(中に)」+「struct(積み上げる)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「頭の中に知識や手順を積み上げてあげること」
⇒”instruction”=「指示、命令」「教育、(複数形で)説明書」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「取扱説明書・マニュアル」という意味のときは、いくつかのステップが重なっているため原則として複数形(instructions)で使う。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」