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【語源も分かって、忘れない】英単語「impairment」の意味と使い方・覚え方・文法解説【さらに悪く(impair)すること】

 

 
コダック
今日の英語表現は”impairment”

「impair(悪くする)」+「-ment(こと・状態)」の2つのパーツで構成されている単語です。

「価値や機能をさらに悪くすること・損なわれた状態」がコアイメージで、“impairment“=「(身体・精神などの)障害・損傷」「(機能の)低下・悪化」の意味を持ちますよ!

 

”impairment”の意味と使い方 コアイメージは「さらに悪くすること・損なわれた状態」

 

”impairment(発音:impɛ́ərmənt/インペアメント【名詞】)”は「(身体・精神などの)障害・損傷」「(機能の)低下・悪化」の意味を持つ単語です。

「impair(悪くする)」+「-ment(こと・状態)」のパーツで構成されており、「もともと100%だった正常な機能が、何らかの原因でマイナスになっている状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
動詞の ”impair” は、ラテン語の「さらに悪くする(pejor)」に由来しています。もともと正常だった機能や価値が、傷つけられたり弱められたりして、落ちてしまった状態を表します。

そこに名詞化する ”-ment” がつくことで、医学的な「障害・損傷」や、能力の「低下・悪化」を意味する”impairment”になるわけですね!

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”impairment”の頻出フレーズと語法・文法

”impairment”は、主に身体の部位や機能を表す単語と一緒に使われることが多いです。非常によく使われる組み合わせ(コロケーション)をご紹介します。

 

”impairment”のよく使われるフレーズ

visual impairment(視覚障害・視力低下)
hearing impairment(聴覚障害・聴力低下)
cognitive impairment(認知機能障害・認知機能低下)
memory impairment(記憶障害)
physical impairment(身体的障害)

 

【文法のポイント】
”impairment”は、一般的な「悪化や低下」という抽象的な概念を指す時は不可算名詞(数えられない名詞)として扱われますが、個別の「特定の障害」として言及する場合は、可算名詞(数えられる名詞)として扱われ、”a visual impairment” や複数形の ”impairments” になることもあります。

 

”impairment”の例文

実際の会話や文章の中でどのように使われるのか、例文で確認してみましょう。

例文

・The doctor explained the causes of her hearing impairment.
(医師は彼女の聴覚障害の原因について説明した。)

・Sleep deprivation can lead to severe cognitive impairment.
(睡眠不足は、深刻な認知機能の低下を招く可能性がある。)

・He was arrested for driving under the impairment of alcohol.
(彼はアルコールの影響下[酩酊状態]で運転したため逮捕された。)

・Any impairment of kidney function requires immediate treatment.
(腎機能の少しの悪化であっても、直ちに治療が必要である。)

※参考・例文一部引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”impairment”の関連語①:「障害」を意味する単語”handicap/disability”

 
コダック
せっかく”impairment”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”handicap”や”disability”も日本語では同じ「障害」と訳されることが多いですが、実は明確なニュアンスの違いがあります。

 

”impairment”の類義語
⇒「障害」の意味を持つ単語”handicap/disability”

 

 
なるほど…、それぞれどんな違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

impairment ⇒「器官や機能の損傷」=医学的・生物学的な機能マイナス
disability ⇒「能力の制限」=機能低下により日常の動作(活動)ができないこと
handicap ⇒「社会的な不利」=環境(段差など)によって社会参加が制限されること

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても少し分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを具体的な状況で見比べてみましょう!

 

具体例で見る!”impairment/disability/handicap”の違い

●visual impairment(視覚障害)
「目の神経がダメージを受け、視力が落ちている状態」
⇒ 医学的に「機能が損なわれている(マイナスになっている)」という事実に注目

●learning disability(学習障害)
「読み書きや計算をすることが困難な状態」
⇒ 機能低下の結果として、「実際の活動が制限されている(できない)」ことに注目

●social handicap(社会的な不利・障壁)
「車椅子を利用しているが、駅にエレベーターがないため電車に乗れない」
⇒ 個人の問題ではなく、周囲の環境や社会との関わりの中で「ハンデ(不利)を負わされている」ことに注目

 

”impairment”の関連語②:「損なう・悪化させる」を意味する単語”damage/ruin”

 
コダック
”impairment”の元となる動詞「impair(損なう)」の類義語も一緒に整理しておきましょう!

 

”impair”の類義語
⇒「損なう・傷つける」の意味を持つ単語”damage/ruin”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

impair ⇒「徐々に・じわじわと機能を弱める」=価値・品質・健康を落とす
damage ⇒「物理的な衝撃で傷つける」=モノや体に損害を与える
ruin ⇒「完全に台無しにする」=再起不能なレベルまで破壊する

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”impair/damage/ruin”のイメージの違い

●Smoking can impair your health.
「喫煙は健康を損なう(じわじわと蝕む)可能性がある」
⇒ 目に見えない健康や能力を徐々に低下させるイメージ

●The storm damaged the roof.
「嵐が屋根にダメージを与えた(傷つけた)」
⇒ 物理的な衝撃によって、形あるものが壊れるイメージ

●The rain ruined our picnic.
「雨のせいでピクニックが台無しになった」
⇒ 計画や楽しみ、あるいは建物などが完全にめちゃくちゃになるイメージ

 

”impairment”の語源を深掘り!ラテン語「pējor」が意味する「より悪くする」こと

”impairment”の語源について、さらに詳しく確認していきましょう。

”impairment”の元となる動詞 ”impair” は、ラテン語の「pējor(より悪い)」という単語から派生しています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”impairment”の起源について、下記の記載があります。

Origin of impairment
impair + -ment
Origin of impair1
First recorded in 1250–1300; Middle English empairen, empeiren “to make worse,” from Middle French empeirer, from em- im- 1 + peirer “to make worse” (from Late Latin pējōrāre, verb derivative of Latin pējor “worse”; cf. pejoration)

日本語訳:impair(損なう) + -ment(名詞語尾)。1250〜1300年頃に初めて記録される。中期英語の empairen, empeiren(より悪くする)から来ており、それは中期フランス語の empeirer に由来する。これは em- (接頭辞) + peirer(より悪くする)から構成され、さらにそれは後期ラテン語の pējōrāre(ラテン語の pējor「より悪い」の派生動詞)に遡る。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からも分かるように、”impairment” はラテン語の「pējor(より悪い)」をベースに、動詞化する接頭辞などをくっつけて「(今ある状態を)さらに悪化させる」という意味へと変化してきた単語です。

 

”impairment”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「pējor(より悪い)」

●後期ラテン語「pējōrāre(より悪くする)」

●中期フランス語「empeirer(接頭辞 em- + peirer)」
※「em-(中へ・強意)」+「peirer(悪くする)」

●中期英語「empairen / empeiren(状態を悪化させる)」となり、現代の ”impairment” へ

 

 

 
コダック
ちなみに、ラテン語の「pējor」は英語の「pejoration(意味の悪化、軽蔑化)」という単語の語源でもあります。どちらも一貫して「マイナスの方向へ変化させる」というニュアンスを持っていますよ!

また、「pējor」は「悪い」の比較級なのですが、その最上級である「pessimus(最も悪い)」は、皆さんご存知の「pessimist(悲観主義者)」の語源になっています。関連付けて覚えておくと、語彙力がグッと広がりますね!

 

 

構成パーツで深掘り! ”impairment”を形作る「impair」+「-ment」の秘密

単語を丸暗記するのではなく、パーツに分解して理解すると、記憶の定着率がグッと上がります!

”impairment”は、動詞の「impair(損なう)」と、名詞にする接尾辞「-ment(こと・状態)」の2つのパーツから成り立っています。それぞれのパーツを詳しく見ていきましょう。

 

① 前半パーツ:”impair” は「より悪い状態にする」という動詞

”impair”はそれ自体で「(質や機能を)損なう、悪化させる」という動詞ですが、実はこの単語自体もさらに2つのパーツに分解できるんです!

 

 
コダック

”impair”をさらに細かく分けると、「im-(中へ・〜の状態にする)」+「pair(より悪い)」になります!

「pair」の部分は、語源の章でもお話ししたラテン語の「pējor(より悪い)」が形を変えたもの。つまり、「悪い状態(pair)の中(im)に引きずり込む」というのが、この動詞の本来のイメージなんです!

 

 
へぇー!「pair」って聞くと言葉の響きから「2つのペア」を想像しちゃうけど、語源的には「悪い」という意味から来ているんだね。

 

 
コダック
そうなんです!「2つのペア」の pair(ラテン語の par「同等」由来)とは全くの別物なので注意してくださいね。

接頭辞の im-(in-の変形)は、「インプット(input)」のように「中へ」という意味のほか、「特定の状態にする(使役・強意)」という役割を持っています。他の単語の例を見るとイメージが湧きやすいですよ!

 

「in- / im-(〜の状態にする)」の仲間たち
imprison(〜を投獄する = 刑務所(prison)の中に入れる)
imperil(〜を危険にさらす = 危険(peril)の中に入れる)
indanger(※通常はendanger。危険な状態にする)

 

このように、「マイナスの状態(pair)に陥れる(im-)」から、「(能力や健康をじわじわと)損なう・悪化させる」という意味の動詞 ”impair” が出来上がっています。

 

② 後半パーツ:”-ment” は「アクションの結果・状態」を表す名詞の目印

後半の ”-ment” は、動詞の後ろにくっついて「動作の結果」「〜のこと」「〜という状態」を表す名詞へと変化させる接尾辞(パーツ)です。

 

 
コダック
これはブログ読者の皆さんにもお馴染みのパーツですね!
動詞の ”impair(損なう)” に ”-ment” がつくことで、「損なわれた結果・状態」という名詞になり、そこから「(身体的・精神的な)障害」や「(機能の)低下」という意味に繋がるわけです。

 

”-ment” が使われている代表的な単語をおさらいして、パーツの感覚を染み込ませましょう!

 

improvement(改善 = improve(改善する)+ ment)
development(発達・開発 = develop(発達させる)+ ment)
appointment(約束・予約 = appoint(指名する・指定する)+ ment)
judgment(判断 = judge(判断する)+ ment)

 

こうしてパーツを組み合わせると、「悪化させる(impair)」+「状態(ment)」=「(機能が)悪化した状態・損なわれた状態(impairment)」という風に、論理的かつ忘れにくい形で記憶に定着させることができます!

 

”impairment”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”impairment”の重要なポイントをスッキリまとめます!

 

単語の構成とコアイメージ
・「impair(悪くする・損なう)」+「-ment(こと・状態)」の2パーツ構成。
・コアイメージは「価値や機能をさらに悪くすること・損なわれた状態」
・意味は「(身体・精神などの)障害・損傷」「(機能の)低下・悪化」。

語法・文法の超重要ポイント!
・医学的な文脈や、特定の障害を具体的に指す場合は【可算名詞(数えられる名詞)】として非常によく使われます!
・例えば、冠詞の a をつけて a visual impairment(視覚障害)と言ったり、複数形で hearing impairments(聴覚障害の諸症状)と表現したりします。英作文や長文読解の時は意識してみてくださいね!

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」