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【語源も分かって、忘れない】英単語「history」の意味と使い方・覚え方・文法解説【histor(探求して知る)+-y(こと)=調査して分かった真実】

 

 
コダック
今日の英語表現は”history”

「見たこと・知っていること」を意味する語根に、名詞化のパーツがつながった単語です。

「調査して分かった事」がコアイメージで、“history”=「歴史」「経歴・履歴」の意味を持ちますよ!

 

”history”の意味と使い方 コアイメージは「調査によって紡がれた記録」

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”history(発音:hístəri/ヒストリー【名詞】)”は「歴史」「経歴・病歴・記録」の意味を持つ単語です。

ただなんとなく過ぎ去った昔のことではなく、「自分の目で見て、調査して、記録として残した事実」がコアイメージの根底にあります。

 

 
コダック
単に「昔あったこと」をぼんやり指すのではなく、「現地に行って目撃したり、徹底的に調査したりして(histor-)書き残したこと(-y)」が元のニュアンスなんです。

歴史家たちが調査して分かった事を記したもの⇒「歴史」
医者が診察して分かった事を記したもの⇒「病歴」
というわけですね!

 

 

”history”は、学校の教科としての「歴史」だけでなく、ビジネスや日常でも「会社の沿革(company history)」のように、これまでの確かな歩みやデータを指す場面で非常によく使われます。

 

意味①:「歴史」「歴史学」の例文

・She has a degree in modern history.
(彼女は近代史の学位を持っている。)
・This town has a long and layered history.
(この町には長くて重層的な歴史がある。)

意味②:「経歴」「履歴」「沿革」の例文

・He has a history of heart disease.
(彼には心臓病の病歴がある。)
・You can clear your browsing history on this app.
(このアプリでは閲覧履歴を消去できます。)

 

”history”の文法・語法と、紛らわしい2つの形容詞

1. 語法:「不可算名詞」と「可算名詞」でニュアンスが変わる!

”history”は使い方によって数えられない名詞(不可算)と、数えられる名詞(可算)に分かれます。ここを意識するとグッと自然な英語になりますよ!

 

  • 【不可算名詞】学問としての歴史、漠然とした歴史全体
    ⇒ 例:I am studying history at university.(私は大学で歴史学を学んでいます。)※aや複数形はつきません。
  • 【可算名詞】特定の国や物事の歴史、個人の経歴・履歴
    ⇒ 例:She is writing a history of modern art.(彼女は現代アートの歴史書を執筆している。)
    ⇒ 例:We need to check the patients’ medical histories.(患者たちの病歴を確認する必要がある。)※複数形になります。

 

2. 文法・フレーズ:会話でよく使う”history”のイディオム

”history”を使った頻出フレーズも覚えてしまいましょう!

make history(歴史に名を残す、歴史を作る)
⇒ Their scientific discovery will make history.
(彼らの科学的発見は歴史に残るだろう。)

go down in history(歴史に記録される、後世に語り継がれる)
⇒ Today’s game will go down in history.
(今日の試合は歴史に残るだろう。)

be history(終わったことだ、過去の人だ)※少しカジュアルな表現
⇒ Don’t worry about it. It’s history.
(気にしないで。もう終わったこと(過去のこと)だよ。)

 

3. 激難試験に頻出! ”historic” と ”historical” の違い

historyから派生した形容詞には2種類あり、意味が全く異なります。TOEICなどの試験でもよく狙われるポイントです!

 

【2つの形容詞の決定的な違い】
historic(歴史的に非常に重要な、歴史に残るような)
⇒ 例:a historic building(歴史的価値のある重要な建物)、a historic victory(歴史的な大勝利)
historical(歴史に関する、歴史上の、過去の実在の)
⇒ 例:a historical novel(歴史小説)、historical facts(歴史上の事実・データ)

 

”history”の語源は古代ギリシャ語の「historía」 意味は「探求して知ること」

ここからは、”history”の語源についてさらに深く掘り下げていきましょう。

実は”history”は、もともと「過去の出来事」という意味ではなく、「探求して知ること」という意味を持つ古代ギリシャ語の「historía(ヒストリア)」に由来しています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”history”の起源について下記の記載があります。

Origin of history
First recorded in 1350–1400; Middle English historie, from Latin historia, from Greek historía “learning or knowing by inquiry, history”; derivative of hístōr “one who knows or sees; learned”; akin to wit 2, video, Veda

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中英語の historie は、ラテン語の historia 、ギリシャ語の historía(問い合わせ・調査によって学ぶこと、知ること、歴史)に由来する。これは hístōr(知っている人、目撃した人、知識のある人)の派生語であり、wit(知性・知る)、video(見る)、Veda(ヴェーダ・聖典[知ること])と同系である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載からも分かるように、”history”の根底にあるのは「自分の目で見て、直接質問して回り、真実を確かめる」という非常にダイナミックで能動的なアクションです。ただ過ぎ去った時間を指す言葉ではなく、人間の「知りたい」という強い欲求から生まれた言葉であることが分かります。

 

”history”の語源(起源~発祥まで)
古代ギリシャ語:hístōr(見て知っている人、調査する人)

古代ギリシャ語:historía(自分でしっかり調査して知ること)

ラテン語:historia(過去の出来事についての物語・探求の記録)を経て、14世紀後半に英語へ定着

 

 
コダック

ちなみに、「探求して知ること」という言葉がなぜ現在のような「歴史」という意味になったのでしょうか?

それは、古代ギリシャの歴史家であるヘロドトスが、各地を旅して見聞きした調査結果をまとめた書物の名前を『Historíai(探求)』と名付けたことがきっかけと言われています。この大著が後世に多大な影響を与えた結果、「探求・調査の記録」=「歴史」という意味で定着していったのです。

 

そしてもう一つ面白いのが、語源をもっと昔(印欧語根)までさかのぼると、「見る・知る」という意味を持つ言葉に行き着く点です。

 

 
コダック
なんと、私たちが普段使っている動画の「video(ビデオ:ラテン語で”私は見る”)」や、日本語でも「ウィットに富む」と言うときの「wit(機知・知る)」とも遠い親戚(同じ根っこ)にあたるんです!

これらすべてに共通するのは「自分の目で見て、はっきりと知る」ということなんですね!

 

 

構成パーツで覚える”history” 「histor-」+「-y」

ここからは、単語をパーツに分解して効率的に記憶する「語源」の視点から、”history”をさらに深掘りしていきましょう!

”history”の構成パーツは、コアとなる語根の「histor-(調査して知る・目撃する)」と、名詞の形を作る接尾辞の「-y(こと・状態)」の2つが結びついて成り立っています。

 

それぞれのパーツの持つ意味や、同じパーツを持つ仲間の表現を整理することで、単語のイメージがより鮮明になりますよ。

 

パーツ①:”histor-” は「目で見て調べる・知る」を表す核心パーツ

”histor-”は、古代ギリシャ語で「目撃者」や「調査して知っている人」を意味する hístōr に由来するパーツです。

ただ頭の中でぼんやりと考えるのではなく、「実際に現地に行って自分の目で見て、徹底的に調べる」という能動的な探求のニュアンスが含まれているのが特徴です。

 

 
コダック
実は、私たちが日常的に使っている”story(物語)”という単語は、この”history”の頭の「hi-」が取れて生まれた、いわば姉妹のような関係の単語なんです!

「自分の目で見て調査した確かな事実の記録」が history(歴史)であり、そこから「人々に語り継がれるお話」として独立したのが story(物語)だと考えると、2つの単語が一本の線で繋がりますよね!

 

この「しっかり調査・探求する」という意味を持つ”histor-”の仲間には、以下のような単語があります。どれも試験やビジネスに頻出の重要単語です!

 

【”histor-”から派生した関連語】
historian(歴史家、歴史学者)
⇒ histor-(歴史・調査)+ -ian(〜の専門家)=「過去の事実を専門に調査・研究する人」
historic(歴史的に重要な、有名な)
⇒ 調査によって「歴史に深く刻まれるほど価値がある」と認められたイメージ(例:a historic victory)
historical(歴史に関する、歴史上の)
⇒ 過去の歴史的な事実や、データそのものに言及するイメージ(例:historical facts)

 

パーツ②:語尾の”-y” は「抽象的な事柄(こと・状態)」を作る名詞パーツ

単語の最後につく「-y」は、動詞や名詞の後ろにくっついて、「〜すること」「〜という行為・状態・学問」といった形のない抽象名詞を作る役割を持っています。

 

 
コダック
今回の ”history” で言えば、
「histor-(調査して知る)」+「-y(こと)」というパーツが連なることで、
「自分たちの目でしっかり調査して知ること(=探求の記録・歴史)」という意味の名詞ができあがったわけですね!

 

英語には、この「語尾の -y」によって、動作や状態を「〜すること(名詞)」へと変化させている表現がたくさんあります。いくつか例を見てみましょう!

 

discovery(発見)
⇒ discover(発見する) + -y(こと)= 発見する行為・こと
delivery(配達・引き渡し)
⇒ deliver(配達する) + -y(こと)= 配達する行為・こと
mastery(精通・熟達・支配)
⇒ master(習得する・主人) + -y(状態)= 完全に自分のものにしている状態

 

”history”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”history”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”history”はギリシャ語の「historía(探求して知ること)」が語源となった単語
⇒コアイメージは「調査・目撃された確かな真実(探求の記録)」
⇒”history”=「歴史」「経歴・記録」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「歴史そのもの」を指す時は不可算名詞だが、特定の歴史や経歴は可算名詞。形容詞の「historic(重要な)」と「historical(歴史に関する)」の使い分けが超重要!
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」