graduate 卒業のイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「graduate」の意味と使い方・覚え方・文法解説【grad(ステップ)+uate(〜にする)=段階を完了する】

 

 
コダック
今日の英語表現は”graduate”

「grad-(階段・ステップ)」+「-uate(〜にする)」のパーツで構成されている単語です。

「段階を完了する」がコアイメージで、“graduate”=「卒業する」「卒業生」の意味を持ちますよ!

 

”graduate”の意味と使い方 コアイメージは「段階を完了する」

 

”graduate”は「卒業する(動詞)」「卒業生(名詞)」の意味を持つ単語です。

「grad-(階段・ステップ)」+「-uate(〜にする)」のパーツで構成されており、「段階を完了する」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
学校の学年やカリキュラムを「階段(grad-)」にたとえて、1段ずつ上へ登っていき、最終的にそのすべてのステップを終えて次のステージへ進む状態にすること=「卒業する」ことなわけですね!

graduate 卒業のイメージ図

“定められた等級やステップを一つずつ進めていく”という意味から、教育機関の修了だけでなく、
「目盛りがついた器具(graduated cylinder:メスシリンダー)」等の意味で使われることもあります。

 

例文

【動詞(〜を卒業する)としての使い方】
・She graduated from Oxford University in 2024.
(彼女は2024年にオックスフォード大学を卒業した。)

・My brother will graduate from high school next month.
(私の弟は来月、高校を卒業します。)

【名詞(卒業生)としての使い方】
・He is a graduate of Harvard Business School.
(彼はハーバード・ビジネス・スクールの卒業生です。)

・The company is looking to hire recent college graduates.
(その会社は、最近の大学卒業生(新卒者)を雇おうとしています。)

【形容詞的な使い方(大学院の)】
・She is a graduate student majoring in psychology.
(彼女は心理学を専攻している大学院生です。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”graduate”の文法・語法 使い分けのルールと注意点

1. 品詞によって発音が変わる点に注意!

”graduate”は動詞として使う場合と、名詞(または形容詞)として使う場合で、最後の「-ate」の発音が変わります。

  • 動詞(卒業する):grǽdʒuèit(グラジュエイト
  • 名詞(卒業生)/ 形容詞:grǽdʒuət(グラジュアットに近い)

リスニングやスピーキングの際に非常に重要なポイントなので、覚えておきましょう!

 

2. 「〜を卒業する」は ”graduate from” が基本!

日本語につられて `graduate university` と直接学校名を持ってきそうになりますが、基本的には自動詞なので「from」が必要です。階段という枠組みの「中から(from)外へ出ていく」ニュアンスだからですね。
※ただし、アメリカ英語の口語では他動詞として `be graduated from`(卒業させてもらう=卒業する)という受動態が使われることもあります。

 

3. 名詞としての ”graduate” は「数えられる名詞」

「卒業生」という意味の名詞で使う場合は可算名詞です。そのため、a graduate(1人の卒業生)や graduates(卒業生たち)のように冠詞や複数形のsを忘れないようにしましょう。また、名詞のときは「〜の卒業生」を表すのにfromではなく ”of” を使って `a graduate of 〜` と表現するのが一般的です。

 

”graduate”の語源は中世ラテン語「graduātus」 意味は「学位を授けられた(人)」

”graduate”の語源について、さらに深く掘り下げて確認していきましょう。

”graduate”の直接的な語源は、中世ラテン語の「graduātus(学位を授けられた)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”graduate”の起源について、下記の記載があります。

Origin of graduate
1375–1425; late Middle English < Medieval Latin graduātus (past participle of graduāre ), equivalent to grad ( us ) grade, step + -u- thematic vowel + -ātus -ate 1

日本語訳:1375–1425年。後期中英語から中世ラテン語の graduātus(graduāre の過去分詞)に由来し、gradus(等級、ステップ)+ 連結母音 -u- + 接尾辞 -ātus(-ate)に相当する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からも分かるように、”graduate”という言葉は14世紀末から15世紀初頭にかけて英語に導入されました。これはちょうど、ヨーロッパで「大学(University)」という教育システムが発達し、定着していった時期と重なります。

 

当時の大学では、学問の課程を修了していくことを「階段(gradus)を一段ずつ上ること」に例えていました。そして、一定の課程を終えて学位を与えられることを、動詞で「graduāre(段階を進める、学位を授ける)」と表現したのです。

 

その過去分詞形である「graduātus」は、「段階を上りきった状態にされた」、つまり「学位を授けられた人(卒業生)」を意味する言葉として使われるようになりました。実は、英語に導入された当初は主に「名詞(卒業生)」や「形容詞(学位を持った)」として使われていたのです。その後、時代が下るにつれて「段階を終える=卒業する」という「動詞」としても使われるようになり、現在の”graduate”の幅広い使い方へと繋がっていきました。

 

”graduate”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語:gradus(歩み、ステップ、段階・等級)

中世ラテン語:graduāre(段階を追って進める、学位を授ける)の過去分詞 graduātus(学位を授けられた人)

1400年前後:後期中英語に「学位を授けられた人(名詞)」として定着

その後:名詞から派生して「次の段階へ進む、卒業する(動詞)」としての用法も一般化

 

 

 
コダック
歴史的な背景を知ると、単語のイメージがより立体的になりますね!

「大学のカリキュラムという階段(ステップ)を一段ずつ上りきった人」だからこそ、「卒業生」という意味になり、そこから「卒業する」という動詞が生まれました。当時の学生たちが頑張って階段を上る姿を想像すると、なんだか親近感が湧いてきませんか?

 

 

構成パーツで覚える”graduate” 「grad-」+「-uate」

ここからは構成パーツ(語源)の面から、”graduate”をさらに深く解剖していきましょう!

”graduate”は、「grad-(階段・ステップ・歩む)」という核心的なパーツに、動詞や名詞を作る接尾辞「-ate(〜にする、〜されたもの)」(連結母音 -u- を含む)が組み合わさってできた単語です。

 

それぞれのパーツの意味を理解し、同じパーツを持つ「仲間の単語」を合わせてチェックすることで、語彙力を芋づる式に増やすことができますよ!

 

“grad-“(変形:gred-, gress-)は「歩み、階段、進む」を意味するパーツ

”grad-”は、ラテン語で「ステップ」「階段」「歩く」を意味する言葉に由来しています。一歩一歩、段階を踏んで前に進んでいくイメージを持つ、超重要なパーツです。

 

 
コダック
例えば、日常会話でもよく使う”gradual”という単語。
これは「grad-(段階)」+「-ual(形容詞にするパーツ)」で構成されています。

階段を1段ずつ、時間をかけてゆっくりと上り下りするイメージから、「段階的な、緩やかな」という意味になるわけですね!

 

この「歩み・進む」を意味するパーツは、形を少し変えて多くの重要単語に潜んでいます。ぜひ一緒に覚えてしまいましょう!

 

”grad- / gress- / gred-” を含む重要単語

grade(名詞:学年、等級、成績)
⇒ 階段の「1つの段・ステップ」そのものを指します。
progress(動詞:進歩する、前進する / 名詞:進歩)
⇒「pro-(前へ)」+「gress-(進む)」= 前に向かって歩みを進めること。
aggressive(形容詞:攻撃的な、積極的な)
⇒「ag-(~の方向へ)」+「gress-(進む)」+「-ive(形容詞に)」= 対象に向かってガンガン足を進めていくイメージから。
ingredient(名詞:材料、成分、構成要素)
⇒「in-(中に)」+「gred-(進む・入る)」+「-ient(名詞に)」= 料理や製品の「中に入り込んで、それを構成している一歩(要素)」という意味から。

 

”-uate”(-ate)は「〜の状態にする、〜されたもの」を意味するパーツ

語源の起源にあった通り、”-uate”は単語をスムーズに繋ぐクッションの役割をする「連結母音 -u-」と、動詞や名詞を作る接尾辞「-ate」が合体したものです。
主に、「~の状態にする(動詞化)」「~された人・もの(名詞化)」という強力な役割を果たします。

 

 
コダック
”graduate”に当てはめると、コアイメージがさらにクリアになります!

動詞なら「定められた段階(grad-)を完了した状態にする」=「卒業する」
名詞なら「段階(grad-)をすべて上りきらされた人」=「卒業生」

パーツの持つ役割が分かると、なぜ1つの単語で「動詞」と「名詞」の両方の意味をきれいに持てるのか、納得がいきますよね!

 

この「-ate / -uate」を使用した、他の重要単語の構成もチェックしてみましょう!

 

 
コダック
例えば”evaluate”という単語は、「e-(外に)」+「value(価値)」+「-ate(〜にする)」のパーツに分解できます。

モノや人の内側にある「価値(value)」を「外に(e-)」引っ張り出して、はっきりした形にすること=「評価する、査定する」という意味になるんです!

 

その他、ビジネスや日常で頻出する「-ate」の仲間たちです。

activate(act-[動かす・行動]+ -ate = 動きがある状態にする、起動させる・活性化する)
congratulate(con-[共に]+ grat-[喜び・感謝]+ -ulate = 互いに喜びを分かち合う状態にする、祝う)

 

”graduate”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”graduate”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”graduate”は「grad-(階段・ステップ)」+「-uate(〜にする・されたもの)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「段階を完了する」
⇒”graduate”=「卒業する」「卒業生」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「〜を卒業する」は自動詞なので `graduate from` と表現する。名詞として使う場合は `a graduate of` となり、可算名詞(数えられる)扱いになる。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」