この単語は、古い言葉の「手探りで探す・触る」という言葉に由来しています。
「触って確かめる」がコアイメージで、そこから物理的な感触だけでなく、心や体でダイレクトに受け止める“feel”=「感じる」「触ってみる」「(〜な)気がする」の意味を持ちますよ!
”feel”の意味とコアイメージは「触って確かめる」
”feel(発音:fíːl/フィール【動詞】)”は「感じる」「触ってみる」「(〜な)気がする」の意味を持つ単語です。
語源的な背景から、「手探りで触って確かめる」というのがコアイメージになります。
そこから、手が物に触れたときの物理的な感覚だけでなく、心や体が何かをダイレクトに受け止めて心の中で確かめる=「感じる」という意味に広がったわけですね!
例文
・I feel cold.
(私は寒いと感じる[寒気がする]。)・He felt someone touch his shoulder.
(彼は誰かが肩に触れるのを感じた。)・I feel that he is a good person.
(彼はいい人だという気がする。)
絶対に外せない!”feel”の重要な文法・語法と使い方

”feel”を使った文章を作る上で、特によく使う文法のパターンと頻出フレーズを紹介します。
1. 「feel + 形容詞」で状態・気分を表す(第2文型:SVC)
「〜の感じがする」「〜だと思う」と言うとき、feelの後ろには名詞ではなく形容詞が直接来ます。体調や気分を伝える時の大定番の形です。
・I feel sick.(気持ちが悪い・体調が悪い)
・I feel good.(気分が良い・調子が良い)
・She felt lonely in the new city.(彼女は新しい街で孤独を感じた)
2. 超重要文法!知覚動詞の「feel + A + 原形 / -ing形」
「Aが〜するのを肌で感じる」と言いたいときの特殊な構文(知覚動詞)です。後ろに来る動詞の形によって、ニュアンスが少し変わるのがポイントです!
・feel A do(動詞の原形) ⇒ Aが〜するのを(その行為の最初から最後まで一連の流れとして)感じる
例文:I felt the house shake.
(家が揺れるのを[ガタガタと一揺れしたのを]感じた)
・feel A doing(-ing形) ⇒ Aが〜しているのを(その瞬間の最中・躍動感として)感じる
例文:I felt my heart beating fast.
(心臓が激しく波打っているのを[ドクドク動いている最中を]感じた)
3. 日常会話で役立つ”feel”の頻出熟語・フレーズ
ネイティブの日常会話で頻繁に登場する”feel”を使った便利なフレーズを3つ紹介します。
① feel like doing(〜したい気分だ)
「(理屈ではなく感覚として)〜したいなぁ」という欲求を表します。
・I feel like eating pizza tonight.
(今夜はピザを食べたい気分だ。)
② feel free to do(遠慮なく〜する)
ビジネスメールや接客でもよく使われる「自由に〜してね」という気遣いの表現です。
・Please feel free to ask me any questions.
(どんな質問でも遠慮なく聞いてくださいね。)
③ How do you feel about ~ ?(〜についてどう思う?)
相手の意見や感想(フィーリング)を尋ねる時の定番フレーズです。
・How do you feel about the new plan?
(その新しい計画について、どう思いますか?)
“feel”と”think”・”sense”の違いって?ニュアンスを比較

例えば”think”や”sense”なども「思う、感じる、察知する」を意味する単語ですよ!
⇒「思う・感じる」の意味を持つ単語”think/sense”
イメージの違いとしては以下のような形です!
feel⇒「理由や証拠はうまく言えないけれど、自分の「直感や肌感覚」でそう思う」=感覚的に思う
think⇒「頭の中で論理的に筋道を立てて、知性やデータを使って「判断」する」=論理的に考える
sense⇒「言葉には出ていない雰囲気や、目に見えない気配を「五感や第六感」でなんとなく察知する」=五感・第六感で察知する
実際の例文でニュアンスの差を比べてみましょう!
●I feel that we should try another way.
「(なんとなくこっちのほうが上手くいきそうな気がするから)別の方法を試すべきだと思う」
⇒ 確固たる証拠はないけれど、直感や経験則から「そんな気がする」というイメージ
●I think that we should try another way.
「(データやこれまでの失敗例を分析した結果)別の方法を試すべきだと考える」
⇒ 頭の中で論理的に考え、これが正しい判断だと知的に結論づけているイメージ
●Dogs can sense danger.
「犬は危険を察知することができる」
⇒ はっきりと危険が見えているわけではないけれど、かすかなサインを捉えるイメージ
”feel”の語源はゲルマン祖語!元々の意味は「手探りする」

”feel”の語源についても、確認していきましょう。
”feel”は、英語の歴史の最初期から存在する非常に歴史の古い単語です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”feel”の起源について、下記の記載があります。
Origin of feel
First recorded before 900; Middle English felen, Old English felan; cognate with Old Saxon folian, German fühlen; akin to Old Norse falma “to grope”; see fumble日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語の felen、古期英語の felan に由来する。古サクソン語の folian、ドイツ語の fühlen(感じる)と同系であり、古ノルド語の falma(手探りする)とも親戚関係にある。fumble(手探りする、不器用に進む)を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”feel”は西暦900年より前の、いわゆる「古期英語(アングロ・サクソン人が話していた言葉)」の時代から使われていた模様です。
ゲルマン系の古い言葉(意味:手探りで進む、暗闇で触る)
↓
古期英語:fēlan / 中期英語:felen(物理的に手で触って確かめる)
↓
現代英語:feel(物理的な接触だけでなく、心や体で何かをダイレクトに「感じる」全般へ拡大)
ちなみに、スポーツなどで使われる英語の「fumble(手探りする、ファンブルする)」とも根っこが繋がっているんですよ!
構成パーツ・語源で覚える”feel”の関連語

”feel”自体はこれ以上分解できないシンプルな単語ですが、この語源(触る・探る)の根っこを知っていると、他の英単語のニュアンスも一発で繋がって覚えやすくなります。少しだけ紹介しますね!
1. “fumble”(手探りする、ドジを踏む)
スポーツの試合でボールをポロッと落とす「ファンブル」ですが、元々は「手探りでゴソゴソする」「不器用に扱う」という意味の言葉です。feelの親戚として一緒に覚えると、「手を使う感覚」がよく分かります。
・He fumbled for his keys in the dark.
(彼は暗闇の中で鍵を手探りで探した。)
2. “feeling”(感情、感覚、気配)
feelに名詞を作るパーツ「-ing」がくっついた形です。手探りで触ったときに残る「手の感触」から転じて、心の中に残っている「感情」や、その場の「雰囲気」を表すようになりました。
”feel”の意味と使い方・語源まとめ

以下、”feel”の意味と使い方、覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「触って確かめる(心や肌でのダイレクトな体験)」
⇒”feel”=「感じる」「触ってみる」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「feel + 形容詞」の形や、知覚動詞としての「feel + A + do/doing」の形が超重要!
●頻出フレーズ
⇒「feel like doing(〜したい気分)」や「feel free to ~(遠慮なく〜する)」は日常英会話の定番!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
