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【語源も分かって、忘れない】英単語「entrepreneurial」の意味と使い方・覚え方・文法解説【entre-(間に)+pren-(掴む)+eur(人)+ial(形容詞)=自らリスクを引き受け、間に入ってチャンスを掴み取る人のような】

 

 
コダック
今日の英語表現は”entrepreneurial”

「entre-(~の間に)」+「pren(掴み取る)」+「-eur / -ial(人・〜の性質の)」のパーツで構成されている単語です。

「自らリスクを引き受け、間に入ってチャンスを掴み取る人のような」がコアイメージで、“entrepreneurial”=「起業家的な」「起業家精神にあふれた」の意味を持ちますよ!

 

”entrepreneurial”の意味と使い方 コアイメージは「リスクを恐れず自ら機会を掴み取る」

 

”entrepreneurial(発音:ὰːntrəprənə́ːriəl/アントレプレナリアル【形容詞】)”は「起業家的な」「起業家精神にあふれた」の意味を持つ単語です。

「entre-(間に)」+「pren(掴む)」+「-eur/-ial(人・性質)」のパーツで構成されている単語で、「自らリスクを引き受け、間に入ってチャンスを掴み取る人のような」がコアイメージです。

 

 
コダック
「entre-(~の間に)」と「pren(掴む)」が組み合わさることで、もともとはフランス語の「(人々の間に入って)自ら大きなタスクを引き受ける、企てる」という言葉が生まれました。

そこから派生して、市場の隙間や人と人の間に自ら飛び込んでいって、ビジネスチャンスをガシッと掴み取る人(-eur)の性質(-ial)を指して、「起業家精神にあふれた」「革新的な」という意味に繋がっているんですね!

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”entrepreneurial”は形容詞として、ビジネスのニュースや経済記事で非常によく使われます。

単に「会社を経営している」という事実だけでなく、「リスクを取って新しいことに果敢に挑戦する、革新的な(イノベーティブな)」という、強いポジティブなニュアンスを含んでいるのが特徴です。

 

 
ちょっと長くて難しそうな単語だけど、単に社長という意味だけじゃなくて、その「挑戦する姿勢やマインド」そのものを表す言葉なんだね。
 
コダック
そうなんです!例えば、実際に会社を作っていなくても、「彼女は素晴らしい『起業家精神(entrepreneurial spirit)』の持ち主だ」と言ったら、「新しいアイデアを次々と形にする、バイタリティと行動力に溢れた人だ」と大絶賛しているイメージになります!

 

定番・応用の例文一覧

・He has a strong entrepreneurial spirit.
(彼は強い起業家精神[ベンチャー精神]を持っている。)
・The city is known for its entrepreneurial culture.
(その都市は、起業家的な[新しいビジネスが生まれやすい]文化で知られている。)

※上記の2文は「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」より引用

・She decided to leave her corporate job to pursue her entrepreneurial dreams.
(彼女は起業家としての夢を追いかけるため、大企業の仕事を辞める決意をした。)
・The company encourages employees to take an entrepreneurial approach to problem-solving.
(その会社は社員に対し、問題解決に向けて起業家的な[主体的にリスクを取って挑む]アプローチをとることを推奨している。)
・Entrepreneurial success requires both creativity and persistence.
(起業家としての成功には、創造性と粘り強さの両方が必要だ。)
・He is highly entrepreneurial and always looking for new business opportunities.
(彼は非常に起業家気質で、常に新しいビジネスの機会を探している。)

 

”entrepreneurial”の文法・語法 頻出フレーズと関連語の使い分け

1. 語法解説:修飾する名詞と文法的な使い方

”entrepreneurial”は【形容詞】なので、基本的には名詞の前に置いて後ろの名詞を詳しく説明します(限定用法)。

修飾する名詞は、`spirit`(精神)や`culture`(文化)といった抽象名詞だけでなく、`leader`(指導者)や`team`(チーム)などの「人」を表す名詞、あるいは`venture`(事業・投資)などの「事柄」を表す名詞まで、非常に幅広く組み合わせて使うことができます。また、例文の最後にあるように、`He is highly entrepreneurial.`(彼は非常に起業家気質だ)のように、be動詞の後ろに置いて状態を表す(叙述用法)ことも可能です。

 

2. 形容詞と一緒に覚える!名詞形・派生語のネットワーク

この単語をマスターするコツは、形が似ている仲間(派生語)をセットで記憶することです。特に名詞形は日常会話でもよく使われますよ!

 

【覚えておきたい派生語】
・entrepreneur (名詞:起業家、アントレプレナー)
⇒ 単語の土台となる形です。「人」そのものを指します。
・entrepreneurship (名詞:起業家精神、起業すること)
⇒ `entrepreneurial spirit` とほぼ同じ意味を、名詞1語で表すことができます。大学の講義名(起業論)などでもよく使われます。
・entrepreneurially (副詞:起業家らしく、先駆的に)
⇒ 「起業家的な視点で行動する」と言いたいときなどに動詞を修飾します。

 

3. 丸ごと暗記!よく使われる定番の組み合わせ(コロケーション)

”entrepreneurial”は形容詞なので、後ろに特定のニュアンスを表す名詞を伴って、セットのフレーズとしてよく使われます。丸ごと覚えてしまいましょう!

 

【定番フレーズ集】
・entrepreneurial spirit / mindset (起業家精神、起業家的なマインドセット)
・entrepreneurial skills / flair (起業家としての能力、ビジネスの才覚)
・entrepreneurial venture (起業家的なベンチャー事業・投資)
・entrepreneurial drive (起業へと向かう強い意欲・原動力)

 

”entrepreneurial”の関連語:ビジネス系形容詞 ”business-minded / corporate” との違い

 
コダック
せっかく”entrepreneurial”を覚えるのであれば、ビジネスの場面でよく耳にする、他の似たような形容詞も一緒に整理してしまいましょう!

例えば”business-minded”や”corporate”なども非常によく使われる形容詞ですよ!

 

”entrepreneurial”の類義語・関連語
⇒「ビジネスに関する」を意味する単語”business-minded/corporate”

 

 
なるほど…、同じ「ビジネス系」でもニュアンスの違いはあるの??

 

 
コダック

それぞれの核となるイメージの違いは以下のような感じです!

entrepreneurial⇒「ゼロからリスクを負って新しい価値や事業を切り拓くような」=起業家的な・革新的な
business-minded⇒「物事を経済的な損得や利益の観点から賢く捉えることができる」=ビジネス感覚のある・利に聡い
corporate⇒「すでに組織として確立された大きな会社や団体に関する」=大企業の・組織としての

といった感じです!

 
「個人がゼロから挑む攻めの姿勢」なのか、「利益を賢く計算する能力」なのか、「組織の仕組み」なのかで全然違うんだね!
 
コダック
そうなんです!ベンチャー的な革新性なのか、大企業組織的な仕組みなのかは真逆のイメージになることもあります。
実際の表現で違いを確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”entrepreneurial/business-minded/corporate”のイメージの違い

●take an entrepreneurial risk
「(誰もやったことがない新事業のために)起業家としてのリスクを取る」
⇒ 失敗するかもしれないけれど、大きなリターンや革新のために勝負に出るイメージ

●She is very business-minded.
「彼女はとてもビジネス感覚が優れている(商才がある)」
⇒ 趣味で終わらせず、「どうすればマネタイズできるか」を賢く計算できるイメージ

●work in a corporate environment
「大企業の環境で働く」
⇒ 整備された制度やマニュアル、たくさんの部署がある組織の中で動くイメージ

 

”entrepreneurial”の語源と歴史:ラテン語からフランス語、そしてビジネス用語へ

”entrepreneurial”の語源についても、さらに深掘りして確認していきましょう。

”entrepreneurial”のベースである名詞 ”entrepreneur” の語源は、フランス語で「undertake(引き受ける・企てる)」を意味する ”entreprendre” という動詞にさかのぼります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”entrepreneurial”の起源について、下記の記載があります。

Origin of entrepreneurial
entrepreneur ( def. ) + -ial ( def. )
Origin of entrepreneur
First recorded in 1875–80; from French: literally, “one who undertakes (some task),” equivalent to entrepren(dre) “to undertake” (from Latin inter- inter- + prendere “to take,” variant of prehendere ) + -eur -eur; see enterprise

日本語訳:entrepreneur(起業家) + -ial(形容詞語尾)。entrepreneurの最初の記録は1875〜1880年。フランス語で文字通り「(あるタスクを)引き受ける者」を意味し、entrepren(dre)「引き受ける」(ラテン語の inter-[の間に] + prendere[掴む・取る]に由来)に、人(-eur)が合わさったもの。enterpriseを参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるように、大元はラテン語の「inter-(間に)+ prendere(掴む)」という言葉です。これがフランス語へと変化し、「重大なタスクや事業を自分で引き受ける(entreprendre)」という意味を持つようになりました。

 

実は、16世紀頃のフランスでは、軍事遠征や大規模な建築工事などを「請け負う人」のことを ”entrepreneur” と呼んでいました。その後、18世紀〜19世紀にかけて、リシャール・カンティヨンやジャン=バティスト・セイといった経済学者が、「不確実な状況(リスク)の中で、資金や資源をやりくりして新しい価値を生み出す人」という経済用語としてこの言葉を定義したのです。

 

それが19世紀後半に英語圏にも輸入され、現在のような「起業家」という意味で広く使われるようになりました。そこに形容詞を作る「-ial」が組み合わさってできたのが ”entrepreneurial” です。

 

”entrepreneurial”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語:inter-(間に)+ prendere(掴む)=間に入って掴み取る

フランス語:entreprendre(重大なタスクや事業を自分で引き受ける、企てる)

フランス語:entrepreneur(軍事や建築の請負人 ⇒ リスクを負って事業を起こす起業家へ)

1870年代〜:英語に「entrepreneur」としてビジネス用語がそのまま定着

形容詞の語尾(-ial)が加わり、現在の「entrepreneurial(起業家精神のある)」へ

 

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

「他の人が躊躇するような大きなタスクや危険を、自ら間に入って引き受ける性質」から、不確実なリスクを取って新しい事業に挑戦する「起業家精神」へと意味が繋がっていったのはとても面白いですね!

 

 

構成パーツで覚える”entrepreneurial” 「entre-」+「pren」+「-eur」+「-ial」

ここからは、”entrepreneurial”をさらに深く記憶に定着させるために、構成パーツを1つずつ分解して詳しく解説していきます!

この単語は、大きく分けると「entre-(間に)」+「pren(掴む)」+「-eur(人)」+「-ial(性質)」という4つのパーツから成り立っています。それぞれの役割を知ると、単語の持つニュアンスがより立体的に見えてきますよ。

 

1. ”entre-” は「〜の間に、〜の中に」を意味するパーツ

”entre-”は、フランス語由来のパーツで「〜の間に」「〜の中に」という意味を持っています。これは英語の「inter-」(internationalなどのinter)と同じ役割を持つ仲間です。

 

 
コダック

身近な例でいうと、レストランのメニューで見かける”entree(アントレ)”もこの仲間です!

これはもともとフランス語で「中に入ること(入場)」を意味する言葉でした。そこから、コース料理の「入り口(導入部)」に出される料理、つまり前菜などを指すようになったわけですね(※アメリカなどではメインディッシュを指すこともあります)。

 

また、ビジネスや貿易の分野で見られる ”entrepôt”(中継貿易港、倉庫)という単語も、”entre-(の間に)” + ”poser(置く)” に由来する言葉で、「貿易の合間に、一時的に荷物を置いておく場所」という語源からきています。

 

2. ”pren” は「掴み取る、捉える」を意味するパーツ

”pren”は、ラテン語の prehendere(プレヘンデレ)やフランス語の prendre(プランドル)に由来するパーツで、「ガシッと手で掴み取る」「捉える」という意味を持っています。

 

 
コダック

このパーツが含まれる代表的な単語に、”comprehend(理解する)”があります!

これは「com-(完全に)」+「prehend(掴む)」というパーツ構成になっていて、「頭の中で意味を完全にガシッと掴む」⇒「しっかりと理解する」という意味に繋がっているんですよ!

 

その他にも、”pren / prehend” の仲間には以下のような重要な単語があります。

enterprise(enter-[の間に]+ prise[掴み取ったもの・企て]=困難な状況の間に割って入って掴み取る試み ⇒「冒険的な試み」「企業・事業」)
prison(ラテン語の「捕らえること」に由来 = 身体をガシッと掴まえて閉じ込める場所 ⇒「刑務所」)

 

3. ”-eur” は「〜する人」を意味するパーツ

ここが名詞 ”entrepreneur(起業家)” の土台の語尾にあたる部分です。”-eur” はフランス語由来の接尾辞で、「〜する人」という意味を表します。これは英語の「-er」(teacher や worker など)と全く同じ役割を持っています。

 

 
コダック

「間に入って(entre-)」「引き受ける・掴み取る(pren)」に「人(-eur)」が合わさることで、”entrepreneur”=「リスクを恐れずに事業を引き受ける人、すなわち起業家」という名詞になるわけですね!

英語には、ほかにも ”chauffeur(お抱え運転手)””amateur(アマチュア:もともとは芸術などを愛する人)” など、フランス語からそのまま取り入れられた「-eur(人)」で終わる単語がいくつかありますよ。

 

4. ”-ial” は「〜の性質の、〜に関する」を意味する形容詞パーツ

最後に、名詞を形容詞に変える役割を持つのが ”-ial” です。名詞の後ろにくっついて「〜の」「〜の性質を持つ」「〜に関する」という形容詞の意味を付け加えます。

 

 
コダック

名詞の ”entrepreneur(起業家)” に、この ”-ial(〜の性質の)” がくっつくことで、今回メインで学んでいる ”entrepreneurial(起業家精神にあふれた、起業家的な)” という形容詞が完成します!

ビジネス英語では非常によく使われる変形パターンで、例えば ”manager(管理者)” ⇒ ”managerial(経営上の、管理職の)” や、”editor(編集者)” ⇒ ”editorial(編集の、社説の)” なども同じ仕組みで成り立っていますよ!

 

”entrepreneurial”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”entrepreneurial”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”entrepreneurial”は「entre-(間に)」+「pren(掴む)」+「-eur(人)」+「-ial(性質の)」で構成されている形容詞
⇒コアイメージは「チャンスを間に割って入って掴み取る人のような(リスクを恐れぬ姿勢)」
⇒”entrepreneurial”=「起業家的な」「起業家精神にあふれた」の意味
●語法・文法のポイント ⇒名詞の「entrepreneur(起業家)」から派生した形容詞。spirit(精神)やventure(ベンチャー事業)などの名詞と非常によくセットで使われる。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」