古くからある単語で、「dur-(勇気がある、恐れない)」というパーツが根底にある単語です。
「恐怖を乗り越えて立ち向かう」がコアイメージで、“dare“=「あえて〜する、思い切って〜する」「よくも〜できるな」の意味を持ちますよ!
”dare”の意味と使い方 コアイメージは「恐怖を乗り越えて立ち向かう」
”dare(発音:déər/デア【動詞】)”は「あえて〜する」「よくも〜できるな」の意味を持つ単語です。
「dur-(勇気がある、恐れない)」のパーツに由来する単語で、「恐怖を乗り越えて立ち向かう」がコアイメージです。
そこから、リスクを承知で「「あえて〜する」」ことや、強い非難を込めて「よくも〜できるな」と相手の不遜な態度を指すのが”dare”なわけですね!
”dare”は動詞として、一般動詞(dare to do)と助動詞(dare do ※主に否定文・疑問文)の両方の性質を持つ非常にユニークな単語です。また、日常会話から海外のニュース、スピーチにいたるまで、強い感情や決意を表現する定番フレーズとして頻出します。
これは、普通なら怖くて、あるいは失礼すぎて『普通の人はやらない(立ち向かわない)領域』に、不届きにも踏み込んできた相手を非難するイメージから来ています。
このように“リスクや恐怖がある状況に、強い意志を持って(あるいは不遜な態度で)踏み込んでいく”という意味から、個人の挑戦から相手への強い抗議まで広く使用されます。
例文
・He didn’t dare to look back.
(彼はあえて[思い切って]後ろを振り返ろうとはしなかった。)
・How dare you say such a thing to me!
(よくもまあ私にそんなことが言えたものだ!)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”dare”の関連語①:「あえて挑戦する」を意味する単語”venture/risk”
例えば”venture”や”risk”なども「危険を冒して〜する」を意味する単語ですよ!
⇒「あえて〜する」の意味を持つ単語”venture/risk”
イメージの違いとしては
dare ⇒「精神的な恐怖や障害を乗り越える」=(勇気を持って)あえて〜する
venture ⇒「未知の危険がある領域へ一歩踏み出す」=(危険を覚悟で)思い切って行く
risk ⇒「具体的な損失や不利益を覚悟で行う」=(失う覚悟で)危険を冒す
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● dare to ask a question
「(厳しい上司やピリついた空気の中で)勇気を出してあえて質問する」
⇒ 心理的な恐怖を乗り越えて行動するイメージ
● venture into the jungle
「(何が起こるか分からない未知の)ジャングルへ思い切って踏み込む」
⇒ 危険が伴う場所やビジネスの新規領域へ進出するイメージ
● risk losing money
「(損をするかもしれないという具体的な危険を覚悟でお金を)賭ける・投資する」
⇒ 価値あるものを失う確率を受け入れて実行するイメージ
”dare”の関連語②:「立ち向かう」を意味する単語”challenge/face”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「立ち向かう」の意味を持つ単語”challenge/face”
それぞれの表現の違いとしては
dare ⇒「恐れを克服して行動に移す」=(勇気主体の)立ち向かい
challenge ⇒「能力を試すために困難な目標に挑む」=(試練への)挑戦
face ⇒「目の前の現実や困難から目を背けずに直視する」=(現実への)直面
といったイメージです。
● dare the danger
「(恐ろしいと知りつつも)危険にあえて立ち向かう」
⇒ 恐怖心に打ち勝つ心にフォーカスしたイメージ
● challenge a record
「(高い壁である)世界記録に挑戦する」
⇒ 自分の限界や困難な目標に闘志を燃やすイメージ
● face reality
「(厳しい)現実に直面する、現実から目を背けない」
⇒ 逃げ出したいような状況に対して、正面から向き合うイメージ
”dare”の語源はゲルマン祖語のdurran 意味は「勇気がある、恐れない」

”dare”の語源についても、確認していきましょう。
”dare”の語源は古い歴史を持つ言葉「durran」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”dare”の起源について、下記の記載があります。
Origin of dare
First recorded before 900; Middle English dar (verb), Old English dear(r), 1st and 3rd person singular present indicative of durran; akin to Old High German gitarran日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中英語の「dar(動詞)」、古英語の「dear(r)」(durranの三人称単数現在直説法)に由来し、古高ドイツ語の「gitarran」と同系である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”dare”は非常に古い英語(古英語や中英語)の時代から、「勇気があること」「恐れないこと(durran)」という意味で使われ続けてきた模様。
● ゲルマン祖語(古英語の祖先):durran(勇気がある、大胆である)
↓
● 古英語期(900年以前):dear(r) という形に変遷
↓
● 中英語期:dar という動詞を経て、現代の「dare」へ
ラテン語から来た多くの英単語(接頭辞+語根)とは違い、1000年以上前からそのまま「形を変えながら残ってきた生粋の英単語」なので、根っこの意味が非常に強力なんです。
構成パーツで覚える”dare” 「dur-(勇気・恐れない)」

ここからは構成パーツの面から”dare”について覚えていきましょう。
”dare”は複数のパーツに分解する単語ではなく、それ自体が**「dur-(勇気がある、恐れない、耐える)」**というコアの語根を色濃く残した単語です。
この「dur-」という音の持つパーツの仲間を紹介します。
“dur-“は「耐える・固く保つ・勇気」を意味するパーツ
”dur-”は、恐怖や困難に負けずに「固く保つ」「耐える」「勇気がある」状態を意味するパーツです。
その他に endure(じっと耐える)や、durable(耐久性のある、頑丈な)等も同じ根っこを持つ単語です。どれも「困難に負けずに固く耐える・立ち向かう」イメージが共通していますね!
”dare”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”dare”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「恐怖を乗り越えて立ち向かう」
⇒”dare”=「あえて〜する」「よくも〜できるな」の意味
●語法・文法のポイント ⇒否定文や疑問文では、助動詞として「I dare not do(あえて〜しない)」のように、後ろに動詞の原形を直接取ることができる特殊なルールがあります。
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