compact フェイスパウダーが詰め込まれたコンパクト イメージ図

【語源も分かる】英単語「compact」の意味・使い方・語源を解説!smallとの違いも

 
コダック
今日の英語表現は”compact”

「com-(共に)」+「pag-(固定する)」+「-tus(過去分詞形)」の3つのパーツで構成されている単語です。

「ぴったり合わさった」がコアイメージで、“compact“=「小型の、ぎっしり詰まった」「契約、合意」の意味を持ちますよ!

 

”compact”の意味と使い方 コアイメージは「ぴったり合わさった」

 

”compact(発音:kəmpǽkt【動詞・形容詞】/ kάmpækt【名詞】)”は「小型の、ぎっしり詰まった」「契約、合意」の意味を持つ単語です。

「com-(共に)」+「pag-(固定する)」+「-tus(過去分詞形)」の3つのパーツで構成されている単語で、「ぴったり合わさった」がコアイメージです。

 

 
コダック
バラバラなものを1つの場所に集めて(=com-)、隙間なくしっかり固定する(=pag-)ことや、

お互いの意見をしっかり結びつけて固定する(=契約・合意)=”compact”なわけですね!

 

”compact”は「すき間なくギュッと凝縮されている」というイメージが強い単語です。

 

 
ギュッと凝縮されていること??
 
コダック
例えば下図のような「化粧品のコンパクト」を想像してみると分かりやすいですよ!必要なフェイスパウダーがすき間なくギュッと詰め込まれていますよね。

compact フェイスパウダーが詰め込まれたコンパクト イメージ図

このように”compact”で表現するものは、「サイズは小さいけれど、中身が充実していて無駄がないこと」が多いです。

逆にただサイズが小さいだけのことや、単にスペースが狭いことなどは後述する”small”や”narrow”を使用します。

例文

・The dual-bed unit is compact and clean.
(そのツインベッドの部屋はコンパクトで小奇麗だ。)

・This new camera is very compact and easy to carry.
(この新しいカメラはとても小型で持ち運びが簡単だ。)

・The clothes were packed in a compact bundle.
(服はぎっしり詰まった束にまとめられていた。)

・The two nations signed a trade compact.
(その二国は貿易協定[契約]に署名した。)

 

【重要ポイント】”compact”は品詞によってアクセント(発音)が変わる!

 

”compact”を覚える上で、語法・発音の重要ポイントがあります。それは品詞によってアクセントの位置が変わるということです。

 

 
コダック
英語には「名前動後(めいぜんどうご)」といって、同じスペルでも名詞は前にアクセント、動詞(や形容詞)は後ろにアクセントが来るルールを持つ単語があります。

 

”compact”のアクセントの違い

形容詞・動詞のとき ⇒ 「kəmpǽkt(後ろの”pact”にアクセント)」
名詞のとき ⇒ 「kάmpækt(の”com”にアクセント)」

※アメリカ英語では形容詞のときでも前にアクセントを置くことがありますが、基本のルールとして覚えておくと便利です!

 

”compact”の関連語:「小さい」「契約」を意味する単語との違い

 

せっかく”compact”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

関連語①:「小さい・小型の」を意味する単語”small / narrow” との違い

”compact”の類義語
⇒「小さい」の意味を持つ単語”small / narrow”

 

 
それぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

compact ⇒「中身がギュッと詰まっていて無駄がない」=小型で機能的
small ⇒「単に客観的なサイズや量が少ない」=(標準より)小さい
narrow ⇒「幅や範囲が狭くてゆとりがない」=(幅が)狭い

といった感じです!実際の表現を見ながら確認してみましょう。

 

例文で見る!”compact / small / narrow”のイメージの違い

compact kitchen
「(省スペースに必要な設備が効率よく配置された)コンパクトなキッチン」
⇒ 小さいけれど使い勝手が良く、設計に無駄がないイメージ

small kitchen
「(単に面積やサイズが標準よりも)小さなキッチン」
⇒ 性能や効率は関係なく、ただ客観的に寸法が小さいイメージ

narrow kitchen
「(幅が狭くてすれ違うのが大変な)狭いキッチン」
⇒ 横幅やスペースが狭く、窮屈さを感じるイメージ

 

関連語②:「契約・合意」を意味する単語”contract / agreement” との違い

 
コダック
”compact”には「契約・合意」という意味もあります。こちらの類義語も頻出なので覚えてしまいましょう!

 

”compact”の類義語
⇒「契約・合意」の意味を持つ単語”contract / agreement”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

compact ⇒「組織や国家間でしっかりと結ばれた厳粛な合意」=(歴史的・政治的な)協定
contract ⇒「法律的な拘束力や罰則を伴うビジネスの約束」=(法的な)契約
agreement ⇒「口約束から公式なものまで、意見が一致すること全般」=合意、同意

といったイメージです。

 

例文で見る!”compact / contract / agreement”のイメージの違い

● The Mayflower Compact
「(歴史的に有名なピルグリム・ファーザーズの)メイフラワー誓約」
⇒ 人々や共同体が一丸となって厳粛に結ぶ、信頼に基づいた合意のイメージ

● sign a business contract
「ビジネスの契約書に署名する」
⇒ 違反するとペナルティが発生するような、法的に守られたビジネス上の約束のイメージ

● reach a verbal agreement
「口頭での合意に達する」
⇒ お互いの意見や気持ちが「うん、そうだね」と一致したこと全般を表すイメージ

 

”compact”の語源はラテン語「compactus」 意味は「結び合わせる、契約する」

 

”compact”の語源についても、確認していきましょう。

”compact”の語源はラテン語の「compactus」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”compact”の起源について、下記の記載があります。

Origin of compact1
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Latin compactus (past participle of compingere “to shut away, put away, bind together”), equivalent to com- prefix + pag-, stem of pangere “to fix, arrange” + -tus past participle suffix; see com-; cf. peace; pact, compact 2

Origin of compact2
First recorded in 1550–60; from Latin compactum, compectum, noun use of neuter of compactus (past participle of compacisci “to make an agreement”), equivalent to com- prefix + pac- (stem of pacisci “to secure by negotiation” + -tus past participle ending); see com-; cf. compact 1, pact, peace”

日本語訳:
【compact1(形容詞・動詞)】1350〜1400年に初記録。中期英語、ラテン語のcompactus(compingere「閉じ込める、片付ける、結び合わせる」の過去分詞)から。接頭辞 com- + pangere「固定する、配置する」の語幹 pag- + 過去分詞接尾辞 -tus に相当。peace, pact, compact2 を参照。
【compact2(名詞)】1550〜60年に初記録。ラテン語のcompactum、compectumから(compacisci「合意を形成する」の過去分詞であるcompactusの中性名詞用法)。接頭辞 com- + pacisci「交渉によって確保する」の語幹 pac- + 過去分詞接尾辞 -tus に相当。pact, peace, compact1 を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”compact”には大きく分けて2つの発祥の模様(ただし根っこは同じ)です。

 

”compact”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語「compingere(共に組み立てる、結び合わせる)」

● ラテン語「compacisci(交渉して合意を作る)」

● 「中身が詰まった小型のもの」「厳粛な契約・協定」という現代の意味へ発展

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「pact(協定・条約)」や「peace(平和)」という単語も、この「しっかり固定して安定させる」という同じ語源の仲間なんですよ。

 

構成パーツで覚える”compact” 「com-」+「pag-」+「-tus」

 

ここからは構成パーツの面から”compact”について覚えていきましょう。

”compact”の構成パーツは「com-(共に)」+「pag-(固定する)」+「-tus(過去分詞形)」の3つのパーツです。

 

各パーツについて紹介していきます。

“com-“は「共に、すっかり」を意味するパーツ

”com-”は「共に、すっかり」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”combine”という単語は「com-(共に)」+「bine(2つのものを結ぶ)」のパーツで構成されており、

2つのものを1つに(=「結合させる」)を表しています。

 

その他にcompany(会社・仲間)や、compose(構成する)等も”com-”を使用する単語です。

 

”pag-”は「固定する」を意味するパーツ

”pag-”は「固定する、打ち込む」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”page”という単語は、もともとバラバラの羊皮紙を1つに「固定した(pag-)もの」が由来になっており、

本の(=「ページ」)を表しています。

 

その他の”pag- / pac-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

pact(しっかりと固定された約束=条約・協定)、impact(中に強く打ち込む=衝撃・影響)

 

”-tus”は過去分詞(〜された状態)を意味するパーツ

”-tus”はラテン語で過去分詞を表し、英語の「〜された状態」を意味するパーツです。

 

 
コダック
このパーツがあることで、ただ固定するアクションではなく、「しっかりと固定された状態(=すき間なくぴったり合わさった状態)」を表すようになりますよ!

 

”compact”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”compact”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。

【compactのまとめ】
● ”compact”は「com-(共に)」+「pag-(固定する)」+「-tus(過去分詞形)」の3パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「ぴったり合わさった」。
● 意味は「小型の、ぎっしり詰まった」「契約、合意」。

【語法・発音の重要ポイント】
● 品詞によってアクセントの位置が変わる(名前動後)。形容詞・動詞のときは「kəmpǽkt(後ろにアクセント)」、名詞のときは「kάmpækt(前にアクセント)」と発音する。

 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」