こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
この単語は、「col-(共に)」+「lab-(落ちる)」のパーツで構成されています。
「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」がコアイメージで、“collapse“=「崩壊する、倒れる、潰れる」「崩壊、挫折、衰弱」の意味を持ちますよ!
”collapse”の意味と使い方 コアイメージは「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」

”collapse(発音:kəlǽps/コラプス【動詞】/ 【名詞】)”は「崩壊する、倒れる」「崩壊、衰弱」の意味を持つ単語です。
「col-(共に)」+「lab-(落ちる)」のパーツで構成されている単語で、「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」がコアイメージです。
そこから、建造物や構造が自重に耐えかねて内側に「「崩壊する・潰れる」」ことや、人間が過労や病気でいっしょにバタリと「倒れる」、さらには名詞として「(精神的な)挫折、衰弱」を表すのが”collapse”なわけですね!
”collapse”は動詞として、物理的に「ビルが崩壊する(The building collapsed.)」等の使い方のほか、経済や交渉において「価格が暴落する」「制度が破綻する(The system collapsed.)」という抽象的な崩壊にも非常によく使われます。また、医療の現場では「肺が潰れる」や「過労で失神する」という意味の自動詞としても頻出します。
これが人間の体の話になると、体力や精神力を支えるすべてのメーターが一気にゼロになって、糸が切れた人形のようにその場にバタリと崩れ落ちる、つまり「過労で倒れる」という状態になるわけです。
このように”支えを失ったすべての要素が、一斉に内側に向かって潰れ落ちる”という意味から、大地震による災害の描写から、市場の株価暴落、そして体調の急変にいたるまで広く使用されます。
例文
・The roof collapsed under the weight of the heavy snow.
(大雪の重みで屋根が崩壊した。)
・The peace talks collapsed after hours of discussion.
(何時間もの話し合いの後、和平交渉は決裂した[崩壊した]。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”collapse”の関連語①:「崩壊する・落ちる」を意味する単語”fall/break down”
例えば”fall”や”break down”なども「倒れる、壊れる」を意味する単語ですよ!
⇒「崩壊する」の意味を持つ単語”fall/break down”
イメージの違いとしては
collapse ⇒「全体の構造が自重やダメージで耐えかねて、内側へ向けてガラガラと一気に自壊する」だから崩壊・潰れる・失神
fall ⇒「重力に従って、高い位置から低い位置へと単純に物体が移動する」だから(上から下に)落ちる・転ぶ
break down ⇒「機械やシステム、精神の一部が壊れて、正常に機能しなくなる」だから(機械の)故障・(精神の)崩壊
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●The bridge collapsed.
「橋が(重みに耐えかねて川に向かってガラガラと)崩壊した」
⇒ 建造物全体のカタチが完全に崩れてペシャンコになるイメージ
●The apple fell from the tree.
「リンゴが木から(地面にポトンと)落ちた」
⇒ リンゴ自体は壊れず、位置が上から下に移動しただけのイメージ
●My car broke down.
「車が(エンジンが止まって)故障した」
⇒ 見た目は車の形のままだが、中身のメカが動かなくなったイメージ
”collapse”の関連語②:「倒れる」を意味する単語”faint/tumble”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「倒れる」の意味を持つ単語”faint/tumble”
それぞれの表現の違いとしては
collapse ⇒「過労や病気、ショックで全身の力が抜け、その場にクシャッと崩れる」だから衰弱による卒倒(重い)
faint ⇒「脳貧血などで意識がスーッと遠のき、一時的に気絶する」だから(意識を失う)失神、気絶
tumble ⇒「足元をすくわれたりバランスを崩して、ゴロゴロと転がり落ちる」だから(階段などから)転倒する
といったイメージです。
●collapse from exhaustion
「疲労困憊で(その場にガクッと)倒れる。」
⇒ 肉体の限界で骨組みが支えきれなくなったイメージ
●faint at the sight of blood
「血を見て(頭が真っ白になって)気絶する。」
⇒ 意識のスイッチがパチンと切れて倒れるイメージ
●tumble down the stairs
「階段を(足を滑らせてゴロゴロと)転がり落ちる。」
⇒ 回転しながら下に向かって不恰好に落ちていくイメージ
”collapse”の文法・語法 自動詞・他動詞の使い分けと名詞形の数え方

“collapse”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや試験で絶対に間違えたくない「文法・語法上のルール」を2つ解説します!
動詞として使うときの「2つの顔」と、名詞として使うときの数え方を押さえておきましょう!
1. 動詞用法:「自動詞(崩れる)」と「他動詞(たたむ)」の2つの顔
“collapse” は、後ろに目的語(名詞)を置かない「自動詞」としての使い方が基本ですが、実は後ろに名詞を置く「他動詞」としても使われます。それぞれの形と意味の違いを整理しておきましょう!
⇒ 主語(建物・経済・人)が自ら崩壊する、倒れる、破綻する ※圧倒的にこの形が多いです!
● 他動詞(collapse + 目的語[名詞])
⇒ 〜を崩壊させる、または(テントや椅子などを)コンパクトに折りたたむ
キャンプ用の椅子やテントを「すべてのパーツをいっしょにして(col)、カシャッと小さく平らに押し潰す」ような動きをイメージしてみてください。**「構造を意図的にペシャンコにする」=「折りたたむ」**という意味になるわけですね!
2. 名詞用法:意味によって「可算」と「不可算」が切り替わる!
“collapse” は全く同じ形のまま「名詞(崩壊、挫折)」としても大活躍しますが、数え方(可算・不可算)のルールが意味によって変わる要注意単語です。
⇒ 経済やシステム、あるいは健康状態などの抽象的な「破綻、崩壊、衰弱」を指すとき
● 可算名詞(数えられる: a collapse / collapses )
⇒ 建物などの物理的な「(1件の)崩壊事故」や、計画などの「(個々の)手痛い大失敗・挫折」を指すとき
① 動詞(自動詞:崩壊する)の例文
The stock market **collapsed** after the economic crisis.
(金融危機の後、株式市場が**暴落した[破綻した]**。※後ろに名詞を置かない自動詞の形)② 動詞(他動詞:折りたたむ)の例文
This table **collapses** flat for easy storage.
(このテーブルは収納しやすいように平らに**折りたたむことができる**。※受動態にせず能動態のまま「たためる」と表現できます)③ 名詞(抽象的な破綻:不可算名詞)の例文
The sudden **collapse** of the currency shocked the nation.
(その通貨の突然の**崩壊[暴落]**は国中に衝撃を与えた。※抽象概念なので a も s もつかない)④ 名詞(具体的な崩壊:可算名詞)の例文
There was **a building collapse** caused by the earthquake.
(地震によって、1件の建物**崩壊事故**が発生した。※具体的な事故の件数を指すので a がつく)
「建物や経済が壊れるときは後ろに何も置かない自動詞」「名詞で使うときは、具体的な事故や失敗なら数えられる」という語法を押さえておくと、長文読解での解釈スピードが上がるだけでなく、英作文のライティングでのミスも未然に防げるようになりますよ!
”collapse”の語源はラテン語「collāpsus」 意味は「いっしょに崩れ落ちた」
”collapse”の語源についても、確認していきましょう。
”collapse”の語源はラテン語の”collāpsus(コッラープスス)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”collapse”の起源について、下記の記載があります。
Origin of collapse
First recorded in 1725–35; from Latin collāpsus “fallen together,” past participle of collābī “to fall down, fall together, fall into ruins,” from col- col- 1 + lābī “to fall, slide, make a mistake”※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”collapse”はラテン語から直接発祥している模様。
●ラテン語「col-(共に、いっしょに “col-”)」+「lābī(落ちる、滑る “to fall, slide”)」
↓
●ラテン語「collābī(崩れ落ちる、いっしょに廃墟になる “to fall down, fall together, fall into ruins”)」
↓
●ラテン語の過去分詞「collāpsus(いっしょに崩れ落ちた “fallen together”)」
↓
●18世紀前半(1725〜1735年頃)に、現在の英語の「collapse」として定着
Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「col-(con-の変形:共に)」に、ラテン語で滑り落ちる・誤るを意味する「lābī」の過去分詞形が結合した(equivalent to)成り立ちです。バラバラに1つずつ落ちるのではなく、すべての支えが失われて「いっしょになって(col-)同時にガタガタと廃墟へ崩れ落ちる(fall into ruins)」というダイナミックな破壊の感覚が、現在の「崩壊する」や「ペシャンコに潰れる」という意味のコアになっているのがよく分かりますね!
構成パーツで覚える”collapse” 「col-」+「lab-」
ここ保留パーツの面から”collapse”について覚えていきましょう
”collapse”の構成パーツは「col-(共に、いっしょに)」+「lab-(落ちる、滑る)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“col-“は「共に、いっしょに、完全に」を意味するパーツ
”col-”は、後ろに続く文字(l)に合わせて変化した形で、元々は「con-(共に、いっしょに)」を意味するパーツです。すべての要素が1ヶ所に集まるイメージを持ちます。
その他にcolleague(いっしょに法律や同盟に属する人→同僚)、collaborate(いっしょに労働する→共同研究する、コラボする)なども”col-(con-)”を使用する単語です。
”lab-”は「落ちる、滑る、誤る」を意味するパーツ
”lab-”は、ラテン語の lābī(滑る、落ちる)に由来し、ホールドを失って下へとスライドしていくイメージを持つパーツです。(※英語の lapse の語根でもあります)
その他にelapse(時間が外へ(e-)滑り去る→時が経過する)、relapse(病気が元の悪い状態へ(re-)滑り落ちる→再発する、逆戻りする)なども”lab-”を使用する単語です。
”collapse”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”collapse”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」
⇒”collapse”=「崩壊する、倒れる、潰れる」「崩壊、挫折、衰弱」の意味
●「タワーを支える全てのブロックが、いっしょに(col)下へ滑り落ちる(lab)」というコアがあるからこそ、建物がペシャンコになる「崩壊」という意味になり、会社の仕組みや経済が破綻する「潰れる」という意味、さらには肉体が限界を迎えてガクッと床に「倒れる」という意味に、ブレなく1本のスッとした線で繋がります。同じ「滑り落ちる」仲間である「lapse(時間の経過・うっかりミス)」や「elapse(時が経過する)」と一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!