collapse コアイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「collapse」の意味と使い方・覚え方・文法解説【col-(共に)+lab-(落ちる)=すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる】

 

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”collapse”

この単語は、「col-(共に)」+「lab-(落ちる)」のパーツで構成されています。

すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちるがコアイメージで、“collapse“=「崩壊する、倒れる、潰れる」「崩壊、挫折、衰弱」の意味を持ちますよ!

 

”collapse”の意味と使い方 コアイメージは「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」

collapse コアイメージ図

”collapse(発音:kəlǽps/コラプス【動詞】/ 【名詞】)”は「崩壊する、倒れる」「崩壊、衰弱」の意味を持つ単語です。

「col-(共に)」+「lab-(落ちる)」のパーツで構成されている単語で、「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」がコアイメージです。

 

 
コダック
建物やシステムを支えている支柱や壁がすべて同時に、いっしょになって(col-)下に向かって滑り落ちる、崩れる(lab-)こと。

そこから、建造物や構造が自重に耐えかねて内側に「「崩壊する・潰れる」」ことや、人間が過労や病気でいっしょにバタリと「倒れる」、さらには名詞として「(精神的な)挫折、衰弱」を表すのが”collapse”なわけですね!

 

”collapse”は動詞として、物理的に「ビルが崩壊する(The building collapsed.)」等の使い方のほか、経済や交渉において「価格が暴落する」「制度が破綻する(The system collapsed.)」という抽象的な崩壊にも非常によく使われます。また、医療の現場では「肺が潰れる」や「過労で失神する」という意味の自動詞としても頻出します。

 

 
「崩壊する」や「倒れる」??
 
コダック
例えば、ジェンガのタワーが崩れるとき、1つのブロックだけが落ちるのではなく、全体のバランスが失われてすべての木片が『いっしょになって(col-)ガラガラと崩れ落ち(lab-)』ますよね。
これが人間の体の話になると、体力や精神力を支えるすべてのメーターが一気にゼロになって、糸が切れた人形のようにその場にバタリと崩れ落ちる、つまり「過労で倒れる」という状態になるわけです。

 

このように”支えを失ったすべての要素が、一斉に内側に向かって潰れ落ちる”という意味から、大地震による災害の描写から、市場の株価暴落、そして体調の急変にいたるまで広く使用されます。

例文

・The roof collapsed under the weight of the heavy snow.
(大雪の重みで屋根が崩壊した。)
・The peace talks collapsed after hours of discussion.
(何時間もの話し合いの後、和平交渉は決裂した[崩壊した]。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”collapse”の関連語①:「崩壊する・落ちる」を意味する単語”fall/break down”

 
コダック
せっかく”collapse”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”fall”や”break down”なども「倒れる、壊れる」を意味する単語ですよ!

 

”collapse”の類義語
⇒「崩壊する」の意味を持つ単語”fall/break down”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

collapse ⇒「全体の構造が自重やダメージで耐えかねて、内側へ向けてガラガラと一気に自壊する」だから崩壊・潰れる・失神
fall ⇒「重力に従って、高い位置から低い位置へと単純に物体が移動する」だから(上から下に)落ちる・転ぶ
break down ⇒「機械やシステム、精神の一部が壊れて、正常に機能しなくなる」だから(機械の)故障・(精神の)崩壊

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”collapse/fall/break down”のイメージの違い

●The bridge collapsed.
「橋が(重みに耐えかねて川に向かってガラガラと)崩壊した」
⇒ 建造物全体のカタチが完全に崩れてペシャンコになるイメージ

●The apple fell from the tree.
「リンゴが木から(地面にポトンと)落ちた」
⇒ リンゴ自体は壊れず、位置が上から下に移動しただけのイメージ

●My car broke down.
「車が(エンジンが止まって)故障した」
⇒ 見た目は車の形のままだが、中身のメカが動かなくなったイメージ

 

”collapse”の関連語②:「倒れる」を意味する単語”faint/tumble”

 
コダック
せっかく”collapse”の持つ「体が倒れる」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”collapse”の類義語
⇒「倒れる」の意味を持つ単語”faint/tumble”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

collapse ⇒「過労や病気、ショックで全身の力が抜け、その場にクシャッと崩れる」だから衰弱による卒倒(重い)
faint ⇒「脳貧血などで意識がスーッと遠のき、一時的に気絶する」だから(意識を失う)失神、気絶
tumble ⇒「足元をすくわれたりバランスを崩して、ゴロゴロと転がり落ちる」だから(階段などから)転倒する

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”collapse/faint/tumble”のイメージの違い

●collapse from exhaustion
「疲労困憊で(その場にガクッと)倒れる。」
⇒ 肉体の限界で骨組みが支えきれなくなったイメージ

●faint at the sight of blood
「血を見て(頭が真っ白になって)気絶する。」
⇒ 意識のスイッチがパチンと切れて倒れるイメージ

●tumble down the stairs
「階段を(足を滑らせてゴロゴロと)転がり落ちる。」
⇒ 回転しながら下に向かって不恰好に落ちていくイメージ

 

 

”collapse”の文法・語法 自動詞・他動詞の使い分けと名詞形の数え方

“collapse”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや試験で絶対に間違えたくない「文法・語法上のルール」を2つ解説します!

 

動詞として使うときの「2つの顔」と、名詞として使うときの数え方を押さえておきましょう!

 

1. 動詞用法:「自動詞(崩れる)」と「他動詞(たたむ)」の2つの顔

“collapse” は、後ろに目的語(名詞)を置かない「自動詞」としての使い方が基本ですが、実は後ろに名詞を置く「他動詞」としても使われます。それぞれの形と意味の違いを整理しておきましょう!

 

自動詞(主語 + collapse)
⇒ 主語(建物・経済・人)が自ら崩壊する、倒れる、破綻する ※圧倒的にこの形が多いです!

他動詞(collapse + 目的語[名詞])
⇒ 〜を崩壊させる、または(テントや椅子などを)コンパクトに折りたたむ

 

 
えっ!「折りたたむ」なんて意味もあるの?「ガラガラと崩れ落ちる」コアイメージとちょっとギャップがあるような……。

 

 
コダック
一見バラバラに見えますが、これもコアイメージで考えるとすんなり繋がります!
キャンプ用の椅子やテントを「すべてのパーツをいっしょにして(col)、カシャッと小さく平らに押し潰す」ような動きをイメージしてみてください。**「構造を意図的にペシャンコにする」=「折りたたむ」**という意味になるわけですね!

 

2. 名詞用法:意味によって「可算」と「不可算」が切り替わる!

“collapse” は全く同じ形のまま「名詞(崩壊、挫折)」としても大活躍しますが、数え方(可算・不可算)のルールが意味によって変わる要注意単語です。

 

不可算名詞(数えられない)
⇒ 経済やシステム、あるいは健康状態などの抽象的な「破綻、崩壊、衰弱」を指すとき

可算名詞(数えられる: a collapse / collapses )
⇒ 建物などの物理的な「(1件の)崩壊事故」や、計画などの「(個々の)手痛い大失敗・挫折」を指すとき

 

実際の例文で、それぞれの文法パターンを比較してみましょう!

① 動詞(自動詞:崩壊する)の例文
The stock market **collapsed** after the economic crisis.
(金融危機の後、株式市場が**暴落した[破綻した]**。※後ろに名詞を置かない自動詞の形)

② 動詞(他動詞:折りたたむ)の例文
This table **collapses** flat for easy storage.
(このテーブルは収納しやすいように平らに**折りたたむことができる**。※受動態にせず能動態のまま「たためる」と表現できます)

③ 名詞(抽象的な破綻:不可算名詞)の例文
The sudden **collapse** of the currency shocked the nation.
(その通貨の突然の**崩壊[暴落]**は国中に衝撃を与えた。※抽象概念なので a も s もつかない)

④ 名詞(具体的な崩壊:可算名詞)の例文
There was **a building collapse** caused by the earthquake.
(地震によって、1件の建物**崩壊事故**が発生した。※具体的な事故の件数を指すので a がつく)

 

「建物や経済が壊れるときは後ろに何も置かない自動詞」「名詞で使うときは、具体的な事故や失敗なら数えられる」という語法を押さえておくと、長文読解での解釈スピードが上がるだけでなく、英作文のライティングでのミスも未然に防げるようになりますよ!

 

”collapse”の語源はラテン語「collāpsus」 意味は「いっしょに崩れ落ちた」

 

”collapse”の語源についても、確認していきましょう。

”collapse”の語源はラテン語の”collāpsus(コッラープスス)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”collapse”の起源について、下記の記載があります。

Origin of collapse
First recorded in 1725–35; from Latin collāpsus “fallen together,” past participle of collābī “to fall down, fall together, fall into ruins,” from col- col- 1 + lābī “to fall, slide, make a mistake”

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”collapse”はラテン語から直接発祥している模様。

 

”collapse”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「col-(共に、いっしょに “col-”)」+「lābī(落ちる、滑る “to fall, slide”)」

●ラテン語「collābī(崩れ落ちる、いっしょに廃墟になる “to fall down, fall together, fall into ruins”)」

●ラテン語の過去分詞「collāpsus(いっしょに崩れ落ちた “fallen together”)」

●18世紀前半(1725〜1735年頃)に、現在の英語の「collapse」として定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「col-(con-の変形:共に)」に、ラテン語で滑り落ちる・誤るを意味する「lābī」の過去分詞形が結合した(equivalent to)成り立ちです。バラバラに1つずつ落ちるのではなく、すべての支えが失われて「いっしょになって(col-)同時にガタガタと廃墟へ崩れ落ちる(fall into ruins)」というダイナミックな破壊の感覚が、現在の「崩壊する」や「ペシャンコに潰れる」という意味のコアになっているのがよく分かりますね!

 

 

構成パーツで覚える”collapse” 「col-」+「lab-」

 

ここ保留パーツの面から”collapse”について覚えていきましょう

”collapse”の構成パーツは「col-(共に、いっしょに)」+「lab-(落ちる、滑る)」のパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“col-“は「共に、いっしょに、完全に」を意味するパーツ

”col-”は、後ろに続く文字(l)に合わせて変化した形で、元々は「con-(共に、いっしょに)」を意味するパーツです。すべての要素が1ヶ所に集まるイメージを持ちます。

 

 
コダック
例えば”lect(選ぶ、集める)”という動詞の頭に「col-(いっしょに)」がくっついた”collect”という単語は、あちこちからいっしょに選び集める(=「集める、収集する、コレクション」)を表しています。

 

 

その他にcolleague(いっしょに法律や同盟に属する人→同僚)、collaborate(いっしょに労働する→共同研究する、コラボする)なども”col-(con-)”を使用する単語です。

”lab-”は「落ちる、滑る、誤る」を意味するパーツ

”lab-”は、ラテン語の lābī(滑る、落ちる)に由来し、ホールドを失って下へとスライドしていくイメージを持つパーツです。(※英語の lapse の語根でもあります)

 

 
コダック
例えばそのままの単語である”lapse”は、時間がいつの間にか経過して滑り落ちる、あるいはうっかり「誤る」ことから(=「(時間の)経過、ちょっとした誤り、失効」)を表しています。

 

 

その他にelapse(時間が外へ(e-)滑り去る→時が経過する)、relapse(病気が元の悪い状態へ(re-)滑り落ちる→再発する、逆戻りする)なども”lab-”を使用する単語です。

 

”collapse”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”collapse”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”collapse”は「col-(共に)」+「lab-(落ちる)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「すべてのパーツがいっしょになってガラガラと崩れ落ちる」
⇒”collapse”=「崩壊する、倒れる、潰れる」「崩壊、挫折、衰弱」の意味

●「タワーを支える全てのブロックが、いっしょに(col)下へ滑り落ちる(lab)」というコアがあるからこそ、建物がペシャンコになる「崩壊」という意味になり、会社の仕組みや経済が破綻する「潰れる」という意味、さらには肉体が限界を迎えてガクッと床に「倒れる」という意味に、ブレなく1本のスッとした線で繋がります。同じ「滑り落ちる」仲間である「lapse(時間の経過・うっかりミス)」や「elapse(時が経過する)」と一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、単に上から下へ何かがポトンと落ちるだけの「fall」などとは違い、「collapse」が『内側のバランスを完全に失って、全体のカタチを保てなくなって同時にクシャッと自壊しちゃう!』という、どこか圧倒的な全壊のニュアンス(fallen together)を伴う「崩壊する」である理由が、元を辿れば『いっしょに滑り落ちる』というラテン語のリアルな動きの感覚からきているのがよく分かりますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」