古ノルド語の「kalla(大声を出す、叫ぶ)」に由来し、古英語の「ceallian」などとも融合しながら生まれた単語です。
「声を張り上げて相手を呼ぶ」がコアイメージで、“call“=「呼ぶ、叫ぶ」「電話をかける」の意味を持ちますよ!
”call”の意味と使い方 コアイメージは「声を張り上げて相手を呼ぶ」
”call(発音:kɔ́ːl / コール【動詞・名詞】)”は「呼ぶ、叫ぶ」「電話をかける」の意味を持つ単語です。
語源的には古ノルド語の「kalla」がベースになっており、「大声を出す、叫ぶ」がコアイメージです。
声を張り上げて特定の誰かの名前を呼ぶこと=”call”なわけですね!
”call”はただ話すのではなく、「対象に向けて声を大きく出して、注意を引きつける」というニュアンスが強い単語です。
逆に、低い声でささやいたり、単に言葉を交わしたりする場合は”whisper(ささやく)”や”talk(話す)”などを使用します。
例文
He called my name from across the street.
(彼は通りの向こうから私の名前を呼んだ。)I will call you back later.
(後で電話をかけ直します。)Please call an ambulance right now!
(今すぐ救急車を呼んでください!)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”call”の関連語:「叫ぶ」「電話する」を意味する単語との違い

せっかく”call”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!
関連語①:「呼ぶ・叫ぶ」を意味する単語”shout / yell”との違い
⇒「叫ぶ」の意味を持つ単語”shout / yell”
イメージの違いとしては
call ⇒「声を遠くまで届かせて、相手を呼び出す・引きつける」=呼び出す・称する
shout ⇒「感情や意図を伝えるために、単に大きな声を張り上げる」=大声を出す
yell ⇒「興奮・恐怖・怒りなどから、鋭く甲高い叫び声をあげる」=叫ぶ、怒鳴る
といった感じです!
● call(相手に気づいてもらう目的)
「He called for help.」
⇒ 彼は助けを求めて声をあげた。
● shout(声のボリュームが大きい)
「Don’t shout at me.」
⇒ 私に向かって大声を出さないで。
● yell(感情的・攻撃的・悲鳴)
「The boss yelled at him in anger.」
⇒ 上司は怒りに任せて彼を怒鳴りつけた。
関連語②:「電話をする」を意味する単語”phone / ring”との違い
⇒「電話をかける」の意味を持つ単語”phone / ring”
それぞれの表現の違いとしては
call ⇒「最も一般的で、電話をかけて相手を呼び出す行為全般」=電話をかける
phone ⇒「(主にイギリス等で好まれる)動詞として直接的に電話連絡をする」=電話する
ring ⇒「(イギリス・豪州で頻出)ベルを鳴らして相手を呼び出す」=(呼び出し音を)鳴らす
といったイメージです。
● call
「Please call me anytime.」
(いつでも電話してください。)
⇒ アメリカ・イギリス共通。最も幅広く使われる標準的な表現。
● phone
「I will phone you tomorrow.」
(明日あなたに電話します。)
⇒ ややイギリス寄りの響きを持つ口語表現。
● ring
「Give me a ring when you arrive.」
(到着したら一本電話【ベルを鳴らして】頂戴。)
⇒ イギリスやオーストラリアで日常的に使われるカジュアルな表現。
【重要】”call”の文法とTOEIC頻出フレーズ(句動詞)

”call”は文法問題や日常英会話、TOEIC等の試験でも非常によく狙われるポイントがあります。
特に重要なのは **「第5文型(SVOC)」** での使われ方と、**「頻出の句動詞(熟語)」** です。
1. 第5文型「call A B(AをBと呼ぶ)」
”call”は後ろに名詞を2つ並べて、「AをBと呼ぶ」という意味を作ることができます。
(彼らはこの花をバラと呼ぶ。)
・Please call me Bob.
(私のことはボブと呼んでください。)
※「A = B」の関係が成り立ちます。
受動態にして「A is called B(AはBと呼ばれる)」とする形も超頻出ですのでセットで覚えましょう!
2. 日常会話や試験で必須の群動詞(call for / call off)
”call”に前置詞や副詞がくっついた「句動詞」は、意味が少し変化するためテストでよく出題されます。
They decided to call off the game because of the rain.
(彼らは雨のため、試合を中止することに決めた。)
● call for =「〜を要求する、必要とする(require)」
This situation calls for immediate action.
(この状況は即座の行動を必要としている。)
● call on =「(人)を訪問する、(人)を指名する」
I will call on Mr. Smith tomorrow.
(明日、スミス氏を訪問します。)
”call”の語源は北欧から 起源は「大声を出す、叫ぶ」

”call”の語源についても、確認していきましょう。
”call”の語源は古ノルド語(Old Norse)の「kalla」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”call”の起源について、下記の記載があります。
Origin of call
First recorded in 1200–50; Middle English callen, cal(e), probably from Old Norse kalla “to call out, shout,” conflated with Old English (West Saxon) ceallian “to shout”; cognate with Middle Dutch kallen “to talk,” Old High German kallon “to shout,” akin to Old English -calla “herald,” Irish gall “swan,” Old Church Slavonic glasŭ “voice”日本語訳:1200〜50年に初めて記録された。中期英語の「callen」「cal(e)」は、おそらく古ノルド語の「kalla(大声を出す、叫ぶ)」に由来し、古英語(西サクソン方言)の「ceallian(叫ぶ)」と融合(混同)したものである。中期オランダ語の「kallen(話す)」、古高ドイツ語の「kallon(叫ぶ)」と同語源であり、古英語の「-calla(布告官、先触れ)」、アイルランド語の「gall(白鳥)」、古教会スラヴ語の「glasŭ(声)」と同系である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”call”は元々ゲルマン系の言語で広く「大声を張り上げる」ことを意味していた模様です。
古ノルド語:「kalla(大声を出す、叫ぶ)」
↓(イギリスに伝わり古英語と融合)
中期英語:「callen / cal(e)」
↓(「声を張り上げて相手を引きつける」イメージへ固定)
現代英語:”call”
面白いことに、同系の古い言葉には「布告官(メッセージを大声で伝える人)」や「白鳥(大きな声で鳴く鳥)」、「声」そのものを表す言葉が含まれているんですよ!一貫して『声を大きく出す』性質が根底にあるのがよく分かりますね。
”call”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”call”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”call”は古ノルド語の「kalla(大声を出す、叫ぶ)」に由来する単語。
● コアイメージは「声を張り上げて相手を呼ぶ、注意を引きつける」。
● 意味は「呼ぶ、叫ぶ」「電話をかける」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 第5文型「call A B(AをBと呼ぶ)」や受動態「A is called B」は定番。
● TOEIC頻出の句動詞「call off(中止する)」「call for(要求する)」などは熟語としてセットで暗記しましょう!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
