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【語源も分かって、忘れない】英単語「burden」の意味と使い方・覚え方・文法解説【背負った重荷】

 

 
コダック
今日の英語表現は”burden”

「bear(運ぶ・耐える)」「-th(こと・状態)」のパーツが組み合わさって生まれた単語です。

「背負った重荷」がコアイメージで、そこから“burden”=「重荷・負担」「(重荷を)負わせる」の意味で使われますよ!

 

”burden”の意味と使い方 コアイメージは「背負って運ぶ重い荷物」

 

”burden(発音:bə́ːrdn(バードン))”は「重荷・負担」「(精神的・財政的な)負担を負わせる」という意味を持つ単語です。

「bear(運ぶ・持ちこたえる)」+「-th(名詞にする接尾辞)」の組み合わせがベースになっており、「背負って運ぶ重い荷物」というコアイメージを持っています。

burden 背負った重荷のイメージ図

 

 
コダック
物理的な重い荷物を運ぶような(=「精神的・金銭的な重荷」状態や、

誰かにその荷物を背負わせる(=「負担を負わせる」こと、それが”burden”なわけですね!

 

そのため、”burden”で表現されるものは「大きな苦痛やプレッシャーを伴う」というニュアンスが強くなります。

 

 
のしかかって辛いこと??
 
コダック
例えば、「生活を圧迫する税金の重い負担」や「介護による精神的な負担」などを想像してみると分かりやすいですよ!
こうしたプレッシャーは前向きな緊張感とは言えないですよね。

 

逆に、日々のタスクや職務としての役割など、単なる「果たすべき責任」を表す場合は、後述する”duty”や”responsibility”を使用するのが自然です。

例文

I don’t want to be a burden to my family.
(家族の重荷にはなりたくない。)

The heavy tax burdened the small business.
(重税がその小規模経営の負担となった。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”burden”の関連語①:「負担・義務」を意味する名詞”load/duty”

 
コダック
せっかく”burden”を覚えるなら、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”load”や”duty”も「負担・義務」に関連する単語ですよ!

 

”burden”の類義語
⇒「負担・義務」の意味を持つ名詞”load/duty”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のようになります。

burden ⇒「のしかかる重荷」=耐えるのが辛い精神的・金銭的な負担
load ⇒「物理的・客観的な荷物」=処理すべき仕事の量や、積み込まれた荷物の量
duty ⇒「果たすべき義務」=立場上や道徳上、当然やるべきだとされる職務

 
う~ん…文字だけの説明だと、ニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かにそうですよね…汗
それぞれのイメージを、実際の例文を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”burden/load/duty”のイメージの違い

●burden
「She felt the financial burden of college tuition.」
⇒大学の授業料という金銭的な【辛い重荷】がのしかかっているイメージ

●load
「He has a heavy workload this week.」
⇒今週は処理しなければならない仕事の【量そのもの】が多いというイメージ

●duty
「It is the duty of a citizen to vote.」
⇒国民として果たすべき【当然の義務・責任】というイメージ

 

”burden”の関連語②:「負担をかける」を意味する動詞”impose/charge”

 
コダック
”burden”には「負担を負わせる」という動詞の意味もあります。

こちらも類義語があるので、セットで感覚を掴んでしまいましょう!

 

”burden”の類義語
⇒「負担をかける」の意味を持つ動詞”impose/charge”

 

 
コダック

動詞としてのニュアンスの違いは、こんなイメージです!

burden ⇒「重荷を負わせる」=相手を苦しめるような迷惑や負担をかける
impose ⇒「押し付ける」=税金やルール、意見などを一方的に課す
charge ⇒「責任・料金を課す」=然るべき代金や、公式な任務を背負わせる

 

 
コダック
こちらも例文を通じて、実際に使われる場面の感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”burden/impose/charge”のイメージの違い

●burden
「I don’t want to burden you with my problems.」
⇒自分の問題で相手に【迷惑や苦痛を伴う負担】をかけたくないイメージ

●impose
「The government imposed a new tax on luxury goods.」
⇒政府が新しい税金を【一方的に課す・義務付ける】イメージ

●charge
「He was charged with the task of organizing the event.」
⇒イベントを企画するという【公式な役割・責任を託される】イメージ

 

 

”burden”の語法と文法チェック! 動詞と名詞の使い方がポイント

”burden”を使う上で、おさえておきたい語法・文法のポイントは「名詞」と「動詞」それぞれのカタチです。

特に動詞として使うときは、特定のプレポジション(前置詞)と仲良しなのでセットで覚えるのがコツですよ!

 

 
コダック
まずは動詞の使い方から見ていきましょう!

”burden”を動詞で使うときは、「burden A with B」というカタチで「AにB(という重荷)を負わせる」という意味でよく使われます!

 

この表現では、後ろにくる前置詞の ”with” がセットになるのが大きな特徴です。

また、受動態(受け身)の 「be burdened with B(Bの負担を背負っている)」 というカタチも日常会話やビジネスで非常によく登場します。

 

動詞の例文

The company burdened its employees with too much paperwork.
(会社は従業員に多すぎる事務作業の負担を課した。)

He is burdened with heavy debts.
(彼は重い借金を背負って苦しんでいる。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
なるほど、withと一緒に使うことが多いんだね!
名詞として使うときは何か気をつけることはある??
 
コダック
名詞の”burden”は、基本的には「具体的な1つの重荷」や「抽象的な負担そのもの」の両方で使えるため、可算名詞(数えられる)としても不可算名詞(数えられない)としても扱われるのがポイントです!

 

「精神的なプレッシャー」など抽象的な負担を指すときは不可算名詞のようにも扱われますが、「家族にとっての(1人の)お荷物」や「いくつかの具体的な負担」を表現するときは、 ”a burden” と冠詞がついたり ”burdens” と複数形になったりします。

 

名詞で見る!”burden”のニュアンスと例文

●可算名詞的なアプローチ(具体的な重荷・お荷物)
「I don’t want to become a burden to anyone.」
⇒ 誰かにとっての「具体的な1つの足手まとい・お荷物」になるのを嫌がるイメージ

●複数形でのアプローチ(重なる様々な負担)
「She has to carry many financial burdens.」
⇒ 税金や生活費など、いくつかの「具体的な金銭的負担」が複数のしかかっているイメージ

 

 

 

”burden”の語源は2つ?コアイメージ「運ぶ」から来た歴史を解説

”burden”の語源についても確認していきましょう。

実は辞書で”burden”の語源を調べると、全く異なる2つのルーツが存在することが分かります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”burden”の起源について、下記の記載があります。

Origin of burden1
First recorded before 1000; Middle English, birthen, birden, Old English byrthen; akin to German Bürde, Gothic baurthei; see also bear 1

Origin of burden2
First recorded in 1300–50; Middle English bordoun, burdoun “drone, bass,” from Old French bourdon “droning sound, instrument making such a sound”

日本語訳:
語源1(重荷の意):1000年より前に初記録。中期英語の birthen, birden、古期英語の byrthen に由来。ドイツ語の Bürde、ゴート語の baurthei と同系。bear 1(運ぶ)も参照。
語源2(歌の折り返しの意):1300–50年に初記録。中期英語の bordoun, burdoun(うなり声、低音)に由来し、これは古フランス語の bourdon(ハチなどのうなり音、そのような音を出す楽器)から来ている。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かる通り、実は「重荷」と「歌の折り返し」は、元々はまったく別の単語でした。

私たちが普段「重荷・負担」の意味で使う”burden”は【語源1】にあたります。1000年以上前の古期英語「byrthen(荷物)」をルーツとしており、動詞の「bear(運ぶ・耐える)」から派生して生まれた言葉です。

一方で、音楽の「低音のハミングやコーラスの折り返し」という意味を持つ【語源2】は、フランス語の「bourdon(虫のうなり音)」から発祥しています。もともとはまったく関係のない言葉でしたが、時代が下るにつれて発音やスペルが似ていたため、最終的に同じ”burden”という一つの綴りに落ち着いたのです。

 

”burden”の2つの語源(全く別の言葉が同じスペルに!)
●【語源1】古期英語の byrthen(荷物) = 「bear(運ぶ)」ことが発祥
⇒ 現代の「重荷・負担」の意味に!

●【語源2】古フランス語の bourdon(虫のうなり音) = 歌の低音や折り返し表現
⇒ 現代の「(歌や話の)主題・折り返し」の意味に!(※現在はあまり使われません)

 

 
コダック
英語学習において圧倒的に重要なのは、もちろん【語源1】の「重荷・負担」の方です!

ルーツが別々の言葉が、長い歴史の中でたまたま同じスペルに着地したというのは、英語の歴史の面白いところですね!

 

 

構成パーツで覚える”burden” 「bear」+「-th」

ここからは構成パーツ(語源)の面から、”burden”について深く迫っていきましょう!

”burden”の主な構成パーツは、「bear(運ぶ・耐える)」+「-th(名詞化:こと・状態)」の2つに分解することができます。歴史的なスペルの変化によって、現代では末尾が-denに変わっていますが、根っこにあるイメージは共通していますよ!

 

それぞれのパーツが持つ役割や、知っておくと一気に語彙が広がる関連知識を詳しく紹介していきますね!

 

”bear”は「運ぶ・耐える・命を宿す」を意味する万能パーツ

”bear”は、単に「(荷物を)物理的に運ぶ」だけでなく、「重さに持ちこたえる(耐える)」、さらには「お腹に命を宿して運ぶ(出産する)」という意味までカバーする、非常に力強いイメージを持ったパーツです。

 

 
コダック
日常会話でおなじみの”bear”の派生語を見てみると、このパーツのイメージがよーく分かりますよ!

bearable(耐えられる、我慢できる)
⇒ bear(耐える)+ -able(できる)=「重さに持ちこたえることができる」という意味から!

born(生まれる)
⇒ bear(命を体内に宿して運ぶ)の過去分詞形から、そのまま独立した単語になりました!

 

さらに面白いことに、私たちが普段使っている身近な道具の単語も、実はこの「bear」の仲間なんです。

【コダック流・一歩差がつく関連付け!】
手押し車の「barrow」や、お神輿(みこし)や棺を載せて運ぶ台の「bier」も、すべて「物を運ぶための道具」として bear から派生して生まれた言葉です。一見違う単語に見えても、根っこのコアはすべて「運ぶ」でしっかりと繋がっているんですね!

 

”-th”は動詞や形容詞を「〜のこと・状態」にする名詞化パーツ

”-th”は、動詞や形容詞の後ろにくっつくことで、「〜すること」「〜という状態・性質」を表す名詞を作り出す便利なパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
この ”-th” が使われている単語は、皆さんもすでにたくさん目にしたことがあるはずです!
元の動詞や形容詞の形を思い浮かべながら、一覧をチェックしてみましょう!

 

grow(成長する) + -th = growth(成長・発展)
heal(癒やす) + -th = health(健康・癒やされた状態)
deep(深い) + -th = depth(深さ・深いこと)
strong(強い) + -th = strength(強さ・力)
long(長い) + -th = length(長さ・期間)
true(真実の) + -th = truth(真実・本当のこと)

 

 
コダック
そして、ここからが今回の最大の驚き&胸アツポイントです!
実は、赤ちゃんの誕生を意味する”birth(誕生)”という単語も、「bear(命を宿して運ぶ・産む)」+「-th(こと)」が組み合わさってできた言葉なんです!

 

つまり語源をたどると、「命を体内に宿して運ぶこと」= birth(誕生)であり、「重い荷物を背負って運ぶこと」= burden(負担・重荷)ということになります。
スペルや発音は少し違って見えますが、歴史をさかのぼれば、この2つの単語は全く同じパーツから分かれて生まれた「双子」のような関係なわけですね!

 

 
コダック
「誕生」と「重荷」が同じパーツの組み合わせから成り立っているなんて、なんだか人生の深みを感じるような、おもしろい繋がりですよね。こうしてドラマチックに関連付けてあげると、脳に強烈な印象が残って、もう忘れることはありません!

 

”burden”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”burden”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”burden”は「bear(運ぶ・耐える)」+「-th(名詞化)」のパーツ構成から派生した単語
⇒コアイメージは「背負って運ぶ重い荷物」
⇒”burden”=「重荷・負担」「負担を負わせる」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「burden A with B(AにBという負担を負わせる)」の形でよく使われます。また金銭的・精神的な「重荷」として不可算名詞的にも可算名詞的にも扱われます。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」