「be-(完全に)」+「ginnan(開く)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「扉を開いて一歩を踏み出す」がコアイメージで、“begin“=「(活動や状態を)始める」「(物事が)始まる」の意味を持ちますよ!
”begin”の意味と使い方 コアイメージは「扉を開いて一歩を踏み出す」
”begin(発音:bɪgín / ビギン【動詞】)”は「(意図的に何かを)始める」「(自然と物事が)始まる」の意味を持つ単語です。
「be-(完全に)」+「ginnan(開く)」の2つのパーツで構成されている単語で、「扉を開いて一歩を踏み出す」がコアイメージです。
今までやっていなかった未知の領域や、新しい一歩をパッと開いて「始める」わけですね!
”begin”は「新しく物事がカチッと切り替わってスタートする」イメージが強い単語です。
このように”begin”で表現するものは、「状態が新しく発生すること」が多いです。
逆に、日常的な動作を再開することや、機械のスイッチを入れるような「始動」には後述する”start”を使用するのが自然です。
例文
・The concert is about to begin.
(コンサートがまさに始まろうとしている。)・She began to learn English last year.
(彼女は昨年、英語の学習を始めた。)・We will begin the meeting at 10 a.m.
(私たちは午前10時に会議を始めます。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”begin”の使い方と「to do / doing」の違い

基本的にはどちらを使っても意味に大きな違いはありません。
・begin to do(〜し始める:これからその動作に向かっていくニュアンス)
・begin doing(〜し始める:その動作が実際に始まっているニュアンス)
【⚠️注意すべき例外ルール】
以下の場合は「to do」を使うのが一般的です。
① 状態を表す動詞(know, understand, realizeなど)が続く場合
⭕ I began to understand.(理解し始めた)
❌ I began understanding.(不自然)
② begin自体が進行形(is beginning)になっている場合
⭕ It is beginning to rain.(雨が降り始めている)
❌ It is beginning raining.(ingが連続して不格好なため避ける)
・原形:begin / 過去形:began / 過去分詞形:begun
※母音が i → a → u と変化する定番パターン(sing-sang-sungと同じ)です。過去形と過去分詞のスペルを混同しやすいので注意しましょう!
”begin”の関連語:「始める・始まる」を意味する単語”start / commence”との違い

例えば”start”や”commence”なども「始める、始まる」を意味する単語ですよ!
⇒「始める」の意味を持つ単語”start / commence”
イメージの違いとしては
begin ⇒「新しい段階や状態へ入る」=(継続的な活動の)開始
start ⇒「止まっていたものが勢いよく動き出す」=(突発的・機械的な)始動
commence ⇒「公式な儀式や手続きがスタートする」=(極めて公式な)開始
といった感じです!実際の例文を見てみましょう。
● begin(予定された事の開始・ややフォーマル)
「The meeting will begin at 2 p.m.」
(会議は午後2時に始まります)
⇒ 予定された状態へカチッと移行するイメージ。
● start(急な動き出し・日常的・機械の始動)
「The car won’t start.」
(車が始動しない / エンジンがかからない)
⇒ 静止状態から一気に動き出す、機械的な「スイッチオン」のイメージ。(※ここでbeginは使えません)
● commence(公的な儀式・フォーマルな手続き)
「The graduation ceremony will commence.」
(卒業式が執り行われます / 始まります)
⇒ 公的な行事や法的な手続きが正式に開始される、最も堅いイメージ。
”begin”の語源は西ゲルマン祖語 意味は「開く、あくびをする」

”begin”の語源についても確認していきましょう。
”begin”の語源は古期英語の「beginnan」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”begin”の起源について、下記の記載があります。
Origin of begin
First recorded before 1000; Middle English beginnen, Old English beginnan, equivalent to be- be + -ginnan “to begin,” perhaps originally “to open,” akin to yawn日本語訳:1000年より前に初めて記録された。中期英語の beginnen、古期英語の beginnan に由来し、be- + -ginnan(=始める、おそらく元々の意味は「開く」)と同等である。yawn(あくびをする/大きく開く)と同系。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”begin”は「(空間や扉を)開く」という行為から発祥している模様です。
西ゲルマン祖語(大きく口を開ける・開くイメージ)
↓
古期英語 beginnan(扉や新しい空間を完全に開く)
↓
現代英語 begin(活動や状態を始める)
ちなみに「yawn(あくびをする)」と語源の根っこが同じなのは驚きですね。「口を大きくガバッと開く」イメージが、新しい物事を「開いてスタートする」に繋がっているわけです。
構成パーツで覚える”begin” 「be-」+「ginnan」

ここからは構成パーツの面から”begin”について覚えていきましょう。
”begin”の構成パーツは「be-(完全に)」+「ginnan(開く)」の2つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“be-“は「完全に・周囲を」を意味する接頭辞
”be-”は動詞を強調したり、「完全に〜にする」という意味を持たせるパーツです。
ある状態に完全に行き着く(=「〜になる」)を表しています。
その他に beloved(最愛の)や、befall(身に降りかかる)等も”be-”を使用する単語です。
”ginnan”は「開く・始める」を意味するパーツ
”ginnan”は古期英語で「開く」「始める」を意味するパーツです(現代英語には単体では残っていません)。
「閉じられていたものを開いて中に進む」ことが(=「開始する」)を表しているんですね。
”begin”の意味と語法・覚え方のまとめ

以下、”begin”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”begin”は「be-(完全に)」+「ginnan(開く)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「扉を開いて一歩を踏み出す」。
● 意味は「(活動や状態を)始める」「(物事が)始まる」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 後ろには「to do」と「doing」の両方を取れるが、状態動詞(knowなど)が続く場合や、begin自体が進行形の場合は「to do」を使う。
● 不規則変化(begin – began – begun)のスペルミスに注意!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
