「where(どこで・そこ)」+「by(〜によって)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「それによって〜する」がコアイメージで、“whereby“=「それによって〜する」「いかにして・どうやって」の意味を持ちますよ!
”whereby”の意味と使い方 コアイメージは「それによって〜する」
”whereby(発音:hweεrbái / ウェアバイ【副詞・関係副詞】)”は「それによって〜する」「いかにして」の意味を持つ単語です。
「where(そこ・どこ)」+「by(〜によって)」の2つのパーツで構成されている単語で、「それによって〜する」がコアイメージです。
つまり、ある方法や仕組み(=where/そこ)によって(=by)何かが行われること、
その手段によって(=「〜する仕組み」)な状態を表すのが”whereby”なわけですね!
”whereby”は、ルールや仕組みといった「システムや手段」を表す際によく使われるフォーマルな表現です。
「ある仕組みや協定によって、結果的に〜になる」というのがwherebyなんですね。
逆に単に理由を表すことや、場所そのものを指すことなどは、”because”や通常の”where”を使用します。
例文
・They have introduced a system whereby all employees can work from home.
(彼らは、それによって全社員が在宅勤務できる[という]システムを導入した。)・A new law was passed whereby smoking is banned in public places.
(公共の場での喫煙を禁止する(=それによって喫煙が禁止される)新法が可決された。)・Whereby shall we know this?
(いかにして私たちはこれを知ることができるだろうか?)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”whereby”の使い方!先行詞は「system」や「contract」

”whereby”を使う上で重要なのが「先行詞(直前に来る名詞)」です。
”whereby”は関係副詞的に使われることが多く、特定の単語とセットで使われる傾向が非常に強いです。
● a system whereby 〜
(〜するシステム、仕組み)
● a process whereby 〜
(〜する過程、プロセス)
● a contract whereby 〜
(〜する契約)
● a method whereby 〜
(〜する方法)
これらを見たら、「(そのシステム/プロセス/契約)によって、〜する」と訳せば綺麗に意味が通ります。
”whereby”の関連語:「〜によって」を意味する単語との違い

せっかく”whereby”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ表現も一緒に整理して覚えてしまいましょう!
関連語①:”by which / through which” との違い
⇒「〜によって」の意味を持つ表現”by which / through which”
一番のポイントは、「whereby」=「by which」と言い換えられることが多い点です!
イメージの違いとしては以下のようになります。
whereby⇒「仕組みや制度」=それによって(公式・文語的)
by which⇒「具体的な手段」=それによって(一般的)
through which⇒「プロセス・経験」=それを通じて
● a contract whereby…
「(契約条項というシステムによって)〜となる契約」
⇒ 制度や公式な取り決めによって自動的に導かれるフォーマルなイメージ
● the means by which…
「それによって(目的を達成する)手段」
⇒ wherebyよりも一般的で、物理的な道具や具体的な方法を使うイメージ
● the process through which…
「それを通じて(成長する)プロセス」
⇒ トンネルを通り抜けるように、何かの過程を通過するイメージ
関連語②:”how / by what means” との違い
類義語と比較して覚えてしまいましょう!
⇒「どのようにして」の意味を持つ単語”how / by what means”
それぞれの表現の違いとしては
whereby⇒「いかなる根拠で」=どうやって(古風・硬い)
how⇒「どんな方法で」=どうやって(最も一般的)
by what means⇒「どの手段で」=いかなる手段によって(やや硬い)
といったイメージです。
● Whereby shall I know this?
「いかにして(どんな証拠・根拠によって)私はそれを知り得ましょうか」
⇒ 聖書や古い文学に見られる、根拠を問う非常に硬く古風なイメージ
● How did you know that?
「どうやってそれを知ったの?」
⇒ 日常会話で方法や経路を尋ねる最も一般的なイメージ
● By what means did they escape?
「彼らはどんな手段で脱出したのか」
⇒ 乗り物やルートなど、具体的な手段を特定しようとするイメージ
”whereby”の語源は中期英語「wherby」 意味は「where + by」

”whereby”の語源についても、確認していきましょう。
”whereby”の語源は中期英語の”wherby”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”whereby”の起源について、下記の記載があります。
Origin of whereby
First recorded in 1150–1200, whereby is from the Middle English word wherby. See where, by日本語訳:wherebyの起源
1150〜1200年に初めて記録された。wherebyは中期英語の単語「wherby」に由来する。「where」と「by」を参照のこと。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”whereby”は12世紀頃の中期英語から発祥している模様です。
●古英語(関係副詞と前置詞が別々に使われる)
↓
●中期英語(1150–1200年頃に「wherby」として一つの単語に結合される)
↓
●現代英語(「whereby」として、システムや公式な手段を表す硬い表現として定着)
ちなみにここでの「where」は場所の「どこ」だけでなく、関係代名詞のwhichのように代名詞的な役割を果たしており、「where + by = by which(そのことによって)」という意味を持っています。
構成パーツで覚える”whereby” 「where」+「by」

ここからは構成パーツの面から”whereby”について覚えていきましょう。
”whereby”の構成パーツは「where(そこ・どこ)」+「by(〜によって)」の2つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“where”は「そこ・どこ」を意味するパーツ
”where”は「そこ・どこ」を意味するパーツです。
その中に(=「その点において」)を表しています。
その他にwhereupon(その結果)や、wherefore(そのために)等も”where”を使用する複合副詞です。
”by”は「〜によって」を意味するパーツ
”by”は「〜によって・〜のそばに」を意味するパーツです。
それによって(=「そうすることで」)を表しています。
その他の”by”を使用する表現についても、下記で紹介していきます。
”whereby”の意味と語法・覚え方のまとめ

以下、”whereby”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”whereby”は「where(そこ)」+「by(〜によって)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「それによって〜する」。
● 意味は「それによって〜する」「いかにして」。「by which」と同じ意味と考えるとわかりやすい。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 先行詞(直前の名詞)には「system(制度)」「contract(契約)」「method(方法)」など、手段や仕組みを表す名詞が来ることが非常に多い。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
