多浪(留年)しちゃった…就活不利にならないかな?
面接で多浪(留年)について聞かれたら、どう答えれば良いんだろうか…?
浪人・留年は就活時に困りますよね!僕自身も2浪経験者ですが、就活・転職ともにうまくいきました!
コツを覚えれば浪人・留年も不利になりませんよ!
こんにちは、コダックです。
学歴コンプレックスというのは厄介ですよね。ましてや浪人してたりすると、なおの事です。
僕自身も大学受験に2度も失敗しておりまして、しかも大学も合格したのは滑り止めのみという、大変おバカな学生でした。
流石に大学も卒業してから結構経ったので、最近は学歴のことを考えることも無くなりました。
それでもたまに、受験の夢をみてしまいます。無意識では相当なコンプレックスを抱えているのかもしれません。
そして、僕のようにただコンプレックスなだけならば良いですが、就職・転職を前にしている方にとっては、「就活で不利になるかもしれない)」という実害があります。
僕自身も2浪というマイナスポイントを背負って就活・転職を経験しましたが、案外なんとかなるといった印象を受けました。
今回は僕自身が2浪しつつも、就職・転職のどちらも体験し、乗り越えてきた経験をもとに
- 多浪(留年)は本当に就活に不利なのか?
- 就活で突っ込まれた時、どうやって対応したらよいのか
について紹介させて頂きます。
ちなみに、留年についても浪人と同じように対策可能と感じましたので、あわせて紹介させて頂きます。
大前提:意外と人事は浪人(留年)のことを気にしていない
実際に就職してみて思いますが、意外と人事は浪人(留年)のことを気にしていません。
確かに浪人した、しかもそれが複数回だった場合、本人にとっては大きな出来事です。
ましてや新卒での就活の場合は数年前の事です。記憶にも新しいですし、大きなコンプレックスでもあるので触れられたくない部分です。
ですが、企業側から就職希望者をみれば、浪人・留年している人は何人もいる筈です。
実際、僕の新卒の時の話ですが、入社後、新卒で面接を担当してくれた面接官の方も含めて、歓迎会がありました。
後ほど紹介させていただきますが、その方には面接時、2浪の事をめちゃめちゃ追求されていました。
面接官の方ともちょっとお話したのですが、完全に浪人の事は忘れられていました。笑
「えー!コダック君って浪人だったっけ?」という感じです。
浪人の事を気にする面接官の方もいるとは思いますが、「浪人した」という事実はあくまで過去の経歴に過ぎません。
そこから何を学んだか、何が変わったかをアピールできれば、十分に挽回可能です。
多浪した事について聞かれる事は多いので、対策は必須
とはいえ、多浪した事について「面接で聞かれた時にどう答えるか」を考えるのは必須です。
結構面接で聞いてくる会社は多く、僕自身も新卒時、内定を頂いた企業の面接では、大抵どこかで1回は2浪した事を聞かれました。(転職時は殆ど聞かれませんでした。)
新卒で入社した会社の面接の時も、以下のような感じで2浪の事をめちゃめちゃ突っ込まれました。
- 「2浪って結構なマイナスポイントだけど自分ではどう思う?」
- 「それって浪人しないと出来ない事?ましてや2回も浪人してる訳だよね?」
中々えぐい追求で、圧迫面接かな?くらいに思いましたが、無事内定を頂いていました。
浪人・留年は分かりやすい欠点の為、突っ込まれやすい=対策しやすい(特に新卒時は)
浪人・留年は追い詰められた時の対応能力を見るため質問される事が多いです。ポジティブに考えれば「回答を予め考えておく事が出来る」という事です。
浪人・留年は履歴書を見た時に、分かりやすい空白期間です。
浪人・留年を全くしていない方々もいる訳で、比較すると目立つポイントではあります。
ですが、そうした分かりやすい突っ込み所があるという事は、対策が立てやすいという事です。
バトル漫画でいう、あえて隙を作って打たせるといった感じです。
逆に転職の時は「前の会社を辞めた」という経歴自体が突っ込みどころになっているので、浪人の事を突っ込まれる回数は減っていたのかなと思います。
対応能力を見るんなら予め対策してはダメな気もしますが、面接は予め準備した事をもとに自分をどれだけプレゼン出来るかの場でもありますので、最善を尽くしましょう。
浪人・留年について面接で聞かれたらどう答えるべきか?
基本は1度、マイナスポイントである事を認めてしまうのが良いです。そこからポジティブな結論に持っていくのが良いでしょう。
ここまで浪人・留年のポジティブな面を紹介させて頂きましたが、基本的にはネガティブな事は間違いありません。
なので、一度マイナスポイントである事を認め、最後に「そこから○○という気づきがありました」のようにポジティブな表現で終わらせましょう。
その時の雰囲気によっては質問されてから認めてしまっても良いと思います。
全部ポジティブな表現で答えると、開き直り感がでる。
なら、最初からポジティブな表現で答えてしまえばと思いますが、全てをポジティブに答えるのはNGです。
良く「面接ではネガティブな事は言うな」という対策本があります。
例えば欠点を聞かれた時も、「フットワークが重く、何事にも消極的です。」という回答はNGだと言われます。マイナスな言葉しかなく印象が重たくなってしまう為です。
それよりは「何事にも慎重すぎる点です。何かに挑戦する時、他との比較や情報収集をしすぎてしまう傾向があります」のようにポジティブな表現を使って答えるのが良いとされています。
ですが、上記は浪人・留年の場合には当てはまりません。開き直り感が出てしまう為です。
面接官に親世代がいると反感を買う可能性も…
例えば休学などの場合は、「自分で休学という選択をした」感をだす事もできますが、浪人・留年は「勉強不足やサボりのせいで、そうなってしまった」感の方が強いですよね。
しかも、浪人・留年は時間だけでなくお金もかかります。
浪人の場合、予備校に入ったとして50万円くらい。大学は「国立・私立」か、「文系・理系か」にもよりますが50万~100万円、医学部の場合は300万以上かかる事もあります。
特に親世代の方が面接官にいた場合、そうした事がリアルに想像出来る訳です。
もしかしたら、今まさに浪人中のお子さんがいる可能性だってあります。浪人中のお子さんが勉強をまったくしないので、悩んでいるかもしれません。
そんな方の目の前で「いやー、現役で入るよりも、むしろ浪人して良かったです!全然後悔してないです!」なんて全部ポジティブで答えると「あ、こいつ浪人した事を反省してないな」となりますよね。
ましてや多浪の場合、何回も繰り返している訳ですから、より開き直り感が強くなります。
それよりは「浪人してしまった事は明らかなマイナスポイントです。」と素直に認めてしまった方が無理もないですし、後で質問された時に楽かと思います。
面接での受け答え・実例
最後に、僕が内定を頂いた企業の面接で実際にした受け答えをご紹介します。
面接官からの質問:「2浪って結構なマイナスポイントだけど自分ではどう思う?」
①「浪人した事は反省すべき点であり、ましてやそれを繰り返してしまった点は認識の甘さに過ぎません。」
②「ただ、そうして人よりも遅れたスタートを切ったからこそ、大学時代に意識的に・積極的に挑戦しようと思えた事は、浪人経験から得られた気づきと変化だと思います。」
③「例えば○○などは、以前の自分であれば選択肢にも挙がらないような事だったと思います。」
面接官の質問:「それって浪人しないと出来ない事?ましてや2回も浪人してる訳だよね?」
④「浪人しなければ出来ない事では無かったと思います。それだけに反省意識も大きく、自らの□□という欠点を強く意識するきっかけの出来事でした。そういった意味では□□の改善という意味での変化もありました。」
以下、解説です。
>面接官からの質問:「2浪って結構なマイナスポイントだけど自分ではどう思う?」
>①「浪人した事は反省すべき点であり、ましてやそれを繰り返してしまった点は認識の甘さに過ぎません。金銭的な面では両親にも迷惑をかけてしまいました。」
⇒最初に、きちんとマイナスポイントは認め、自分の欠点として反省する。「金銭的な面では親にも迷惑をかけてしまいました。」のくだりは、くどくなりそうなときは省略。
>②「ただ、そうして人よりも遅れたスタートを切ったからこそ、大学時代に意識的に・積極的に挑戦しようと思えた事は、浪人経験から得られた事だと思います。」
⇒ここからポジティブな表現を使用する。できれば自己PRの長所とあわせて話をできれば一番良いかも。
>③「例えば○○などは、以前の自分であれば選択肢にも挙がらないような事だったと思います。」
⇒挑戦した事の具体例。これも自己PRとあわせられれば良いかも
>面接官の質問:「それって浪人しないと出来ない事?ましてや2回も浪人してる訳だよね?」
>④「浪人しなければ出来ない事では無かったと思います。それだけに反省の念も大きく、自らの□□という欠点を強く意識するきかっけの出来事でした。そういった意味では□□の改善という意味での変化もありました。」
⇒質問が鋭い事から、改めてマイナスポイントである事を認める。
これは質問が苦しかったので、質問されてはいないのですが、みずから追加のPRを入れました。追加のPRである「□□の改善という意味での変化もありました」という一文を入れる事で、無理やりポジティブな表現で締めています。
留年の場合は基本、浪人の箇所をそのまま留年に置き換えればOK。
ただ②の箇所に関しては少し修正が必要です。「留年以降の意識を切り替えた分。加えて〇年、人よりも多く学びの機会を頂いた分、☆☆という気づきがありました。」
みたいな感じです。
留年は、浪人とは違って、大学入学後の1年延長なので、「人より長い大学生活」という点はポジティブに言い換えた上でアピールしていきましょう。
浪人・留年に関しては質問開始時点でマイナスなので、やり取りの流れによってはこれだけエグい質問が飛んでくる事もあります。
まったく対策しない状態で、こんな質問が来たら詰みます。笑
最後に-多浪・留年でも就活(転職)はなんとかなる!
上記ぐらいエグい聞き方をされたのは、1回だけでしたが、「それは浪人しないと得られない経験でしたか」くらいの聞き方での質問は何回かありました。
それでも内定を取れてる事から、多浪でも就活には致命的でない事が分かります。
多浪はコンプレックスになりやすく、「将来大丈夫なんだろうか?」「就職できないかもしれない」という悩みはつきものです。
ですが、対策さえしてしまえば、「マイナスをプラスに」とまではいかないまでも、プラマイ0くらいにする事はできます。
皆さんの就職・転職に、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。