have trouble doingの意味と使い方|in trouble・get into troubleとの違いも解説

コダック

今日の英単語はtroubleです!

日本語の「トラブル」は「事件が一件、二件」と数えられますが、英語のtroubleは少し違います。中心にあるのは、状況が濁って、物事がすんなり進まず、人が困っている状態です。

だからhave trouble doingは「〜するのに苦労する」、be in troubleは「困った状況にいる」、get into troubleは「その困った状態へ入り込む」となります。

have trouble doingの意味と使い方|結論

have trouble doingは「〜するのに苦労する」「なかなか〜できない」という意味です。

基本の形

主語 + have / has / had + trouble + 動詞のing形

・I have trouble remembering names.
(私は名前を覚えるのが苦手です)

・She had trouble finding the station.
(彼女は駅を見つけるのに苦労しました)

・We are having trouble connecting to the internet.
(インターネットへの接続がうまくいきません)

troubleの直後には、原則としてto doではなくdoingを置きます。

「〜するのに苦労する」なら、have trouble to doじゃないの?日本語だとこれからする目的みたいに感じるけど。

コダック

ここは初学者が本当によく迷うところです!

troubleの後ろのdoingは目的ではなく、「どの行為の中で困難が起きているか」を説明しています。つまり「覚えるという行為でtroubleを抱える」という構造。

have trouble doingを一つのかたまりとして覚え、to doへ置き換えないようにしましょう。

troubleの意味・発音・品詞

troubleの基本情報

綴り:trouble
品詞:名詞・動詞
発音:/ˈtrʌb.əl/
アクセント:最初のtrouの部分
名詞の主な意味:困難、面倒、心配、不調、窮地
動詞の主な意味:悩ませる、心配させる、手数をかける

発音はカタカナの「トラブル」より短く、TRUB-əlの2音節です。最初の母音は日本語の「ア」と完全には同じではなく、口を大きく開けすぎない/ʌ/です。最後のleは「ル」をはっきり発音するより、弱い「ル」にまとめます。

troubleの語源・コアイメージ・覚え方|「澄んだ水がかき混ぜられて濁る」

troubleは古フランス語の「乱す、濁らせる、かき混ぜる」に関係し、さらに「濁った」を表すラテン語系の語へさかのぼります。

透明な水が静かなら、底まで見えて進む方向も分かります。しかし泥をかき混ぜると、水は濁り、何が起きているか分からず、動きにくくなります。この秩序が乱れ、心や状況がかき回された状態がtroubleです。

problemを道に置かれた一個の岩だとすれば、troubleは道全体に霧とぬかるみが広がった状態です。

・岩は一つ、二つと数えられる
・霧やぬかるみは、状態としてひとまとまりに感じる

このため、problemはa problemと数え、troubleは多くの場面で不可算名詞として使います。

have trouble doingの文法を詳しく解説

1. troubleの前にaを付けない

「苦労・困難」という意味のtroubleは、通常は不可算名詞です。

× I had a trouble finding the hotel.
○ I had trouble finding the hotel.

量を表すときはsome trouble / a lot of trouble / much trouble / no troubleを使います。

【例文】
I had a lot of trouble opening the file.
(そのファイルを開くのにかなり苦労しました。)

Did you have any trouble finding us?
(ここを見つけるのに苦労しましたか。)

She had no trouble answering the question.
(彼女は難なくその質問に答えました。)

We should be able to finish without much trouble.
(それほど苦労せず終えられるはずです。)

2. 時制はhaveを変える

現在の一般的な苦手ならhave trouble、過去の一回の経験ならhad trouble、今まさに不具合が続いているならbe having troubleが自然です。

【例文】
I have trouble sleeping when it is hot.
(暑いと眠るのに苦労します。)

→ 習慣的・一般的。

I had trouble sleeping last night.
(昨夜はなかなか眠れませんでした。)

→ 過去の一回。

I am having trouble sleeping these days.
(最近、眠れず困っています。)

→ 現在続いている状態。

3. have trouble with+名詞も使える

行為ならdoing、物・人・分野ならwith+名詞を使います。

【例文】
I am having trouble with my laptop.
(ノートパソコンのことで困っています。)

He has trouble with grammar.
(彼は文法に苦労しています。)

We are having trouble with the new supplier.
(新しい仕入先とのやり取りで問題を抱えています。)

have trouble with 人は、人間関係の摩擦や扱いにくさを表すことがあります。単なる機械的不具合より感情が入るため、相手本人に直接言うと強く聞こえる場合があります。

4. have trouble in doingも可能だが、inなしが一般的

have trouble in doingも文法的に可能ですが、現代の日常英語ではhave trouble doingが簡潔で一般的です。初学者はまずinなしを基本形として覚えれば十分です。

have trouble doingの頻出パターン

【例文】
I have trouble understanding fast English.
(速い英語を理解するのに苦労します。)

She had trouble making herself understood.
(彼女は自分の言いたいことを理解してもらうのに苦労しました。)

They are having trouble hiring enough staff.
(彼らは十分な人員を採用できず困っています。)

The child has trouble concentrating.
(その子は集中するのが難しいです。)

We had trouble getting the machine to start.
(その機械を始動させるのに苦労しました。)

Customers are having trouble accessing their accounts.
(顧客はアカウントへアクセスできず困っています。)

have trouble getting A to doは「Aに〜させるのに苦労する」です。機械を動かす、人を納得させる、子どもを寝かせるなどに使えます。

in troubleとget into troubleの違い

in troubleはすでに困った状態にいること、get into troubleはその状態へ入ることです。beとgetの違いが、そのまま「状態」と「変化」の違いになります。

be in trouble:困っている、窮地にある、叱られる状況にある
・He is in trouble with the police.
(彼は警察沙汰になっています)

get into trouble:問題を起こして困った状態になる、厄介事に巻き込まれる
・He got into trouble with the police.
(彼は問題を起こして警察沙汰になりました)

get someone into trouble:人を困った状況に陥れる
・Do not get me into trouble.
(私を面倒に巻き込まないで)

【例文】
If we miss the deadline, we will be in trouble.
(締め切りに遅れたら、私たちは困ったことになります。)

He often got into trouble at school.
(彼は学校でよく問題を起こしました。)

I do not want you to get into trouble.
(あなたに厄介なことになってほしくありません。)

Her quick decision kept us out of trouble.
(彼女の素早い判断のおかげで、私たちは面倒を避けられました。)

in troubleって、ただ「困っている」だけじゃなくて「怒られる」「罰を受ける」感じも強いんだね。

コダック

そうなんです。特に子どもがI’m in trouble.と言えば、「困ってる」より「まずい、叱られる」に近いことが多いです。

一方で、会社が資金難にある、船が危険な状態にある、といった広い窮地にも使えます。本人の周りの状況が悪化し、逃げにくくなっているのがin troubleです。

get in troubleとget into troubleは違う?

アメリカ英語ではget in troubleも広く使われ、特に「叱られる・罰を受ける状態になる」という意味で自然です。get into troubleは、問題のある状況へ入り込む動きが少し見えやすい表現です。

学習上は、どちらも「問題を起こす・厄介な状況になる」と理解して問題ありません。英作文ではget into troubleを覚えておけば、幅広い地域で通じます。

troubleとproblemの違い|状態か、個別の問題か

problemは解決すべき具体的な問題で、基本的に可算名詞です。troubleは問題や心配が混ざった困った状態で、基本的に不可算名詞です。

problemとtroubleを同じ場面で比較

I have a problem with my car.
⇒ 車に一つの特定可能な問題がある。故障箇所や症状を意識。

I am having trouble with my car.
⇒ 車がうまく動かず、現在困っている。状態と経験を意識。

We had three problems during the project.
⇒ 三つの問題を個別に数えている。

We had a lot of trouble during the project.
⇒ プロジェクト全体で多くの苦労・面倒があった。

「一つのトラブル」はa troubleではなくa problem

日本語の影響でWe had a trouble.と言いたくなりますが、通常はWe had a problem.です。troubleを使うならWe had some trouble.We ran into trouble.とします。

詳しい全体比較はproblem・issue・trouble・difficultyの違いも参照してください。

troubleは不可算名詞?複数形troublesは使える?

「困難・面倒・不調」という一般的な意味では、troubleはほぼ不可算です。

some trouble:いくらかの問題・苦労
a lot of trouble:多くの苦労
much trouble:多くの手間(疑問・否定ややフォーマルで多い)
no trouble:問題・手間なし
too much trouble:手間がかかりすぎる
without trouble:問題なく
car trouble / engine trouble / back trouble:車・エンジン・腰の不調

ただしtroublesという複数形は存在します。個々の悩み、長期的な苦難、社会的混乱などを複数のまとまりとして見る場合です。

【例文】
She told me about her family troubles.
(彼女は家族の悩みについて話してくれました。)

The country has a long history of political troubles.
(その国には政治的混乱の長い歴史があります。)

His financial troubles continued for years.
(彼の金銭的な苦境は何年も続きました。)

初学者は、have trouble doingやcar troubleでは不可算、人生の複数の悩みを語るtroublesは例外的に数えられると整理すると実用的です。

car troubleの意味と使い方

car troubleは「車の故障・不調」です。具体的な故障箇所を数えるより、車が正常に動かず移動に支障が出た状態をまとめて表します。

【例文】
We were late because of car trouble.
(車の故障で遅れました。)

I had car trouble on the way to work.
(通勤途中に車のトラブルがありました。)

Call me if you have any car trouble.
(車に何か問題があれば電話してください。)

The bus developed engine trouble.
(そのバスにエンジンの不調が発生しました。)

a car troubleとは通常言いません。個別の故障ならa problem with the car、一般的な不調ならcar troubleです。

同じ型でengine troublecomputer troubleheart troubleback troubleなどもあります。ただし医療の正式な診断名ではなく、一般的な不調の言い方です。

troubleとdifficultyの違い

どちらもdoingを後ろに置けますが、troubleは日常的な困りごとや手こずり、difficultyは動作・理解が簡単ではないという客観的な難しさに焦点があります。

【例文】
I had trouble reading the sign.
(その標識を読むのに手こずりました。)

→ その場の経験、口語的。

I had difficulty reading the sign.
(その標識を読むことが困難でした。)

→ 読みにくさをやや客観的に説明。

We are having trouble meeting demand.
(需要に応えられず困っています。)

The company faces difficulty meeting demand.
(会社は需要に応えるうえで困難に直面しています。)

→ ややフォーマル。

会話ではhave trouble doingが柔らかく自然です。医療、教育、報告書などで能力・機能の難しさを説明するときはhave difficulty doingがよく合います。

動詞troubleの意味と使い方

troubleは動詞になると「人を心配させる・悩ませる」「手数をかける」です。

【例文】
What is troubling you?
(何があなたを悩ませているのですか。)

The decline in sales troubles investors.
(売上の低下が投資家を不安にさせています。)

I am sorry to trouble you, but could you help me?
(お手数をおかけして申し訳ありませんが、手伝っていただけますか。)

Do not trouble yourself with the details.
(細かいことに気をわずらわせないでください。)

Sorry to trouble you.は丁寧な依頼の前置きです。ただし頻繁に使うと重くなるので、日常の軽い依頼ではExcuse meCould you …?だけでも十分です。

troubleを使った重要表現

ask for trouble:自ら面倒を招く
Driving that fast is asking for trouble.

go to the trouble of doing:わざわざ〜する
She went to the trouble of printing every page.

take the trouble to do:手間をかけて〜する
He did not take the trouble to explain.

the trouble with … is that …:〜の問題点は…だ
The trouble with this plan is that it costs too much.

trouble ahead:前途に問題が待つ
There may be trouble ahead.

よくある間違い

1. have trouble to doにする

× I have trouble to understand him.
○ I have trouble understanding him.

2. a troubleと数える

× We had a trouble with the server.
○ We had trouble with the server.
○ We had a problem with the server.

3. in troubleを「問題の中に」と直訳する

in troubleは一つの熟語として「窮地にある、叱られる状況にある」です。物理的に問題の内部へ入るわけではありません。

4. troubleを何でも事件の意味で使う

日本語の「トラブルが発生した」は、英語では文脈によりa problem occurred / an incident occurred / there was a disputeなどが自然です。troubleは出来事の名称より、困難・混乱の状態を表します。

have trouble doingの言い換え

ニュアンス別の言い換え

have difficulty doing:〜するのが困難である。やや客観的・フォーマル。
struggle to do:努力しているが、なかなかできない。苦闘の動きが強い。
find it difficult to do:〜するのは難しいと感じる。説明的。
cannot seem to do:どうしても〜できない。会話的。
have a hard time doing:〜するのに大変な思いをする。口語的。

例:I have trouble remembering his name.
= I find it difficult to remember his name.
= I cannot seem to remember his name.

理解度チェック

  1. 「私は英語の音を聞き分けるのに苦労します」をhave trouble doingで英訳する。
  2. 「彼は学校で問題を起こした」をget into troubleで英訳する。
  3. 「私たちは車の故障で遅れた」をcar troubleで英訳する。
  4. 「プリンターに一つ問題がある」はtroubleとproblemのどちらが自然か。

解答例

1. I have trouble telling English sounds apart.
2. He got into trouble at school.
3. We were late because of car trouble.
4. 一つの具体的問題なので、There is a problem with the printer.が自然。困っている状態ならWe are having trouble with the printer.

troubleの意味・使い方まとめ

この記事のまとめ

have trouble doing=〜するのに苦労する、なかなか〜できない。後ろはto doではなくdoing。
●一般的な「困難・面倒」のtroubleは不可算。a troubleではなくsome trouble / a problemを使う。
be in trouble=すでに窮地・叱られる状態にいる。
get into trouble=問題を起こす、厄介な状態へ入り込む。
●problemは個別の解決対象、troubleは本人を包む困った状態。
car trouble=車の故障・不調。冠詞aは付けない。
●troublesという複数形は、家族・金銭などの個々の悩みや長期的苦難に使える。
●語源は「水を濁らせ、かき乱す」。状況が濁ってすんなり進まないと覚える。

コダック

troubleは「悪い出来事の名前」ではなく、その出来事のせいで人や状況がごたごたしている感覚を表す語です。

まずはhave trouble doing・be in trouble・get into troubleの三つを例文ごと覚えましょう。この三本柱だけで、日常会話のtroubleの大部分を理解できますよ!